府中の森芸術劇場で大友直人さん指揮、日本フィルハーモニー交響楽団の演奏でモーツァルトの41番ジュピターを聴いて来ました。あまり音楽のことを知らないので大友さんという方は初めてです。しかし感動しました。彼の情熱的な音楽の作り方が目に見えます。独創的な指揮ぶりですがモーツァルトの魅力をより一層引き出しています。楽団員一人一人の才能を徹底的に引き出そうとしています。かなり厳しい練習だったと思いました。演奏後、楽団員を地味な管楽器、打楽器、コントラバスの順に紹介し、最後に第一バイオリンを紹介しました。大友さんが楽団員へ感謝しています。相当細かな注文をつけたに違いありません。それだけに聴いている私は非常に感銘を受けました。最後の第四楽章では涙が出そうになって困りました。
ジュピターの演奏の前の部では、ソプラノ歌手、天羽明恵さんがモーツァルトのオペラの幾つかを唄いました。ソプラノの才能は素晴らしく、楽しく聴きました。
下に先程、家内が撮ってきた写真を2枚掲載します。その下に付記としてWikipediaの大友直人さんの紹介記事を掲載します。機会がありましたなら是非大友直人さんの指揮でオーケストラの演奏をお聴き下さい。必ずや感銘をお受けになると信じています。
付記、大友直人さんの経歴:(Wikipediaより転載)
桐朋学園大学を卒業。学生時分は指揮の他、作曲・ピアノ・ダブルベースを学ぶ。
1986年より1988年まで日本フィルハーモニー交響楽団の正指揮者として活躍。
1991年より東京交響楽団の正指揮者、2004年より同団の常任指揮者として活躍している。東京芸術劇場では、「大友直人プロデュースによるコンサート」を展開し、様々なソリストとも共演する。
1995年、京都市交響楽団の正指揮者に就任。1996年より同楽団・首席指揮者、2001年より常任指揮者に就任し、2004年からはアーティスティック・アドヴァイザーを兼任。2008年度より常任を辞し、同楽団史上初の桂冠指揮者を務めている。
2000年春より創設された琉球交響楽団のミュージック・アドヴァイザーに就任。2001年3月に同楽団の設立コンサートを指揮し、以来琉響とは度々共演している。
2001年より、指揮者アラン・ギルバートとともに国際教育音楽祭「ミュージック・マスターズ・コースinかずさ」にて創設芸術監督を務める。
2004年、東京文化会館の音楽監督に就任。
2008年9月、第7回斎藤秀雄メモリアル基金賞受賞。