後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

小金井教会でのチャペルコンサートのご案内です

2010年02月02日 | うんちく・小ネタ

まきぶえの会主催で下記のようなコンサートが3月27日に開催されます。前回の昨年12月12日の同じようなコンサートを家内と一緒に聴き、感動しましたので自信をもってお薦め致します。

第8回 チャペルコンサート

受難節にフランスバロックの名曲をあなたと共に

日時:3月27日(土)昼の部、1時30分開場、2時開演、夜の部、午後5時30分開場、6時開演

場所:日本キリスト教団、小金井礼拝堂

曲目:クープラン  珠玉の名曲 「ルソン・ド・テレブネ」他

出演:ソプラノ、鈴木美紀子

    ソプラノ、松村萌子

    ヴィオラ・ダ・ガンバ、福沢 宏

    オルガン、松居直美

会費:2000円、

場所はJR武蔵小金井駅下車、北口から小金井街道を北に歩き、右に曲がります。地図は、http://www.koganei-church.com/ のサイドバーのアクセスマップをクリックすると出て来ます。駅から徒歩12分位です。

申し込みは定員80名なのでお早めに、042-383-1812、あるいは042-385-2284の河野明さんまでお電話下さい。(私共は既に申し込みました)

尚、下の写真は前回の12月12日の様子です。

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左の楽器が、ヴィオラ・デ・ガンバです。


この冬初めての雪景色と「北越雪譜」

2010年02月02日 | インポート

昨夜はこの冬初めて雪が降り、今朝は一面の雪景色になりました。早速、小金井公園へ行き写真を撮ります。そして雪国の苦難の生活を想像しながら広い公園を散策しました。

雪国の苦難は1837年、江戸時代に出版された鈴木牧之の「北越雪譜」に詳しく書いてあります。雪の結晶の絵や冬の北越の風景画が多く入った名著です。家内とこの本の内容を話合いながら雪の公園を歩きました。豪雪で閉じ込められ生活の苦しさや雪崩の恐ろしさなど詳しく書かれています。そして現代からは想像もつかない狼の人家の襲撃まで書いてあります。

江戸時代は山に狼が多く棲んでいました。冬になる人里へ下りて来ます。雪山に餌がなくなり里の鶏やウサギを食べるのです。

北越雪譜には「雪中の狼」として山村の農家の人間までが狼に食べられてしまった実話も出てきます。

今日の公園は黒い雲の下、雪国の憂鬱を感じさせていました。梅園に辿り着くと、梅が咲いていました。ホッとする風景でした。どんな雪国にも必ず春がやって来ます、と言っているようでした。(終り)

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アメリカの圧倒的な軍事費が世界平和を維持している、この現実

2010年02月02日 | うんちく・小ネタ

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この前の記事で昭和18年、1943年10月の学徒出陣壮行会の写真をご紹介しました。出征した学生は陸軍や海軍へ編入され、その一部はこの写真のような戦闘機に乗り特攻隊として雲のはてに散って行ったのです。(この写真は帆走子さんのブログ、「ロスミナの風」http://rusmina-2.cocolog-nifty.com/blog/から転載させていただきました。)

日本はこの写真で示した「疾風」のような性能の良い戦闘機を作りましたがその数が圧倒的にアメリカに負けていたのです。

日本の軍事予算はアメリカより非常に少なかったので1945年に完膚無きまでに負けてしまいます。その後、冷戦期を通じてアメリカの軍事費は増加の一方で、2011年度として、63兆2000億円の予算が発表されました。日本の来年度の国家予算は82兆円ですから実にその8割に相当します。この軍事費はアメリカの歴史上で最大の金額です。アメリカの軍事予算がどれだけ圧倒的に大きいかを端的に説明します。世界の国々で軍事費の多い順に並べるとアメリカがダントツの一位です。そして2位から20位の19の国家の軍事費を合計しても、アメリカの軍事費のほうが大きいのです。この事実は、たとえ19の国家が団結してアメリカと戦争をしても負けてしまうという事を意味します。従ってイスラム緒国と北朝鮮以外はアメリカに対して反抗しないのです。

広島や長崎に原子爆弾を落とされた日本人は世界の恒久平和を切実に願っています。第二次大戦で400万人も殺された日本は戦争の悲惨さを骨身にしみてます。この体験は世代を超えて何代も子孫へ受け継がれる「民族の悲惨な体験」です。私自身も平和が続くのを毎日祈っています。

しかし現在の世界の平和はアメリカの圧倒的な軍事力によって保障されているのです。アメリカへ反抗しない限り、アメリカが攻め込みません。そこには平和が続くのです。21世紀の戦争はアメリカへ反抗する国との戦争です。日本もアメリカの同盟国として限定的な規模の軍隊を戦場へおくります。日本本土の平和維持の為にです。

以上が地上に住んでいる我々の現実です。この現実を無視して行動すれば不幸になります。現実は現実として受け止め、さらに叡智を集めアメリカへ助言するのが重要ではないでしょうか?在日米軍基地の移転も現実的な視点で解決するしか方法が無いのです。これは諦めではありません。次なる叡智のための第一歩なのです。このような考え方を貴方はどのようにお考えでしょうか?

今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。藤山杜人