今日はついに冷たい雨になりました。夜には雪になるという天気予報です。外で遊び回ることも出来ないのでパソコンを開いて、めいこさんの「80歳の生活」(http://hyoutannjima.hp.infoseek.co.jp/ というブログを読んでいました。平成20年10月に「映画、「最後の早慶戦」」という記事を見ていましたら神宮外苑での学徒出陣壮行会のことが出て来ました。これを思い出すと私は何時も涙が出てきます。当時はまだ幼かったので、その映像は戦後の映画やテレビで見ました。何度も見て心に焼き付いてしまったのです。暗い秋雨の降る日です。関東地方の旧制専門学校と大学の文化系の学生が卒業を繰り上げて、死を覚悟で出征するのです。25000人の学生が三八式小銃をかついで行進をします。女子学生を前列に5万人の観衆が学生の出征を送ります。壇上には東条英機首相が前の行進を暗い顔で見降ろしています。行進した25000人の学生のうち何人が無事故郷へ帰ることが出来たのでしょう。
この壮行会の写真を記録として残し、少しでも数多くの若い人々に見て頂きたいと思いました。インターネットで写真を探しました。そして瀬野尾 澈夫さんという方のホームページを見つけました。Musasino Rest Gallery(http://www5a.biglobe.ne.jp/~t-senoo/) がその名前です。内容をご自分で次のようにご紹介されています;都心を中心に、武蔵野の四季折々の花や風景など自然のたたずまいの写真と、動きのある楽しい画像表現、それに多くの写真と言葉による「胸を打つ人間ドキュメント」「戦争を語り継ぐ」など、人の心に訴えるホームページです。そして自己紹介のページに以下のような思い出が書いてありました:昭和20年8月15日、盛岡中学(石川啄木,宮沢賢治は同窓)2年のとき、学校を守るため柔道場に寝泊り中、炎天下の校庭で天皇陛下の終戦宣言のラジオ放送を聞く。どうも敗戦らしいと判断し、しばし呆然としたことが一生の強烈な思い出として残っている。
このホームページはいろいろな意味で感動的な内容を持っています。今回は、「戦争を語り継ぐ」という分類項目から「学徒出陣壮行会」の写真を転載させて頂きます。
写真の説明はMusasino Rest Gallery(http://www5a.biglobe.ne.jp/~t-senoo/) をクリックして瀬野尾 澈夫さんの文章をお読みください。どうぞ皆様、日本がこのような残酷な壮行会を神宮外苑で行ったという歴史を絶対に忘れないでください。