悲劇の国、ポーランド(7)ポーランド人もユダヤ人を迫害していた、という記事を書いて私は落胆していました。私はカトリック信者なのでポーランドが善でドイツが悪という図式でこの連載を書いていたのです。落ち込んでいたら、趣味人倶楽部のyuchan nabeさんから次のようなコメントを頂き、大変勇気づけられました。感謝しつつ皆様へもご紹介いたします。次回はコルベ神父様とヨハネパウロ2世のことを書いて元気になろうろ思っています。yuchan nabe さん本当に有難う御座いました。
==========yuchan nabeさんのコメント=========
2000年前に、ピラトが、キリストを過ぎ越しの祭りの特赦で救おうとした時に、群衆は殺人者のバラバをゆるせと叫び、無罪のキリストを十字架につけてしまったのですから。
でも、あなたのお話には続きがある様に書かれていますので、多分アウシュビッツで展開された、ポーランド人で、神に仕える者マキシミリアン・コルベ神父の実話で、お話をまとめられる事と信じています。
私は信者ではありませんが、カソリックの友人に勧められて、
この方のビデオを見る機会がありました。一人の人間の愛(Agape)を伴った死が、救われた本人だけでなく、多くの生き残った人達の心を変え、いまもさらに多くの人達の生き方に影響を与えている事を知りました。まことに「一粒の麦死なずば、ただの一粒にてありなん。」ですね。
神の愛を知った人間はその本性(罪)から解放されて、善なる者に近ずく事が出来る事を身をもって示されたのですね。
2000年前のキリストの「十字架の死」は、その3日後の「蘇り(復活)」により、悪の力に完全に打ち勝たれました。この生き方がコルベ神父の生き方となり、牢獄で身代わりとして餓死させられた彼が、救われた人、いや後世の人達の心に生き続け、さらに多くの魂が悪の力に対抗する勢力として成長しています。(終り)
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