普天間飛行場が占める土地のうち、およそ90%は私有地です。このため、年間61億円を越える賃借料が地主に支払われ続けています。ですから返還が進行しなければ地主の収入が保証されるのです。一方、鳩山首相が非現実的な移設案をいろいろ提案しています。アメリカ政府にとって一番良い結果は、2800m級の滑走路を持っているこの基地を従来通り使うことです。
アメリカ軍は海兵隊を沖縄に置いておくと、いざ戦争勃発という時に敵前上陸の時期を失しないのです。
ですから鳩山さんの非現実的な提案を交渉のテーブルの上に載せないで、のらりくらり引き延ばしているのです。
その結果、日本国民はいらいらし続けています。精神安定上、大変良くない状態です。それよりも何よりも沖縄本島の住民が島の真ん中に大きな基地があって毎日、危険な思いをしています。交通渋滞の原因になっているのです。
鳩山さんの思いつきで色々な夢のような話が出ますが、今後もそれが続くでしょう。
民社党は衆議院で多数を持っているので総理大臣の交代も、解散もなく4年の任期満了まで普天間基地問題は一切進展しないと想定するのが賢いと思います。
皆様はどのようにお考えでしょうか?(終り)