高遠の桜、名古屋から荒れる太平洋を仙台へ、花見山の桜、三春の滝桜への旅から帰って来ました。
高遠の桜は圧巻でした。タカトウコヒンガンザクラはピンクが濃く、小ぶりの花が可憐です。盛り上がるように咲き豪華です。城址の山に一面に咲いていてその本数の多さに驚きました。小金井桜や隅田川沿いの都会の桜と違い活き活きしていて自然な輝きに溢れていました。
名古屋港を出て、すぐに海が荒れ出しました。波頭が白く砕け、大波が船を叩きます。乗員もめったにない時化という。歩くのが困難くらいの揺れが夜通し続きました。荒れる太平洋を22時間も航行する経験は初めてです。大変愉快な経験でした。ベットに寝ていると巨大なハンモックに乗って揺れているようで心地良いのです。しかし逆風なので仙台港へは1時間遅れで着岸しました。
その夜は伊達の牛タンの夕食の後、福島のホテルに泊りました。
翌日は福島の郊外の花見山の桜を見ました。個人的な好みですが、私はこの桜の風景に一番感動しました。モモ、コブシ、モクレンなど種々の花が混じり、パステル画のような穏やかな景色です。吉野山の桜よりも感動しました。歴史のある吉野山が好きな人々が居ますが、歴史抜きに純粋に風景として鑑賞すると花見山の方が好きです。
郡山のそばの三春の滝桜は有名で,観光客の多さでは日本三大桜で抜群です。しかしまだ3分咲きでした。過去3回行きましたが何時も2、3分咲です。今回も落胆して帰ってきました。
写真は編集して明日に掲載致します。おやすみなさい。藤山杜人