中近東文化センター付属博物館で開催中の企画展、「シンドバッドの大冒険とガラスの海」の展示物をより深く理解する為の参考情報をお送りします。
アッバス朝ペルシャはイスラム圏が一番隆盛したときの王朝です。その王国は地中海世界と紅海やアラビヤ湾、インド洋沿岸まで広大な領土を持ち、インドや東南アジアや中国と交易していたのです。今回の展示物は当時の輸出品を主に展示してあります。下にWikipedeaから転載させて頂いたアッバス朝の領土の図面と、この王朝の説明文を転載いたします。ご参考にして頂ければ嬉しく思います。
アッバース朝(?????? ???????? al-Dawla al-‘Abbāsīya)は、中東地域を支配したイスラム帝国第2の世襲王朝(750年 - 1258年)。 イスラム教の開祖ムハンマドの叔父アッバースの子孫をカリフとし、最盛期にはその支配は西はモロッコから東は中央アジアまで及んだ。アッバース朝ではアラブ人の特権は否定され、すべてのムスリムに平等な権利が認められた。 東西交易、農業灌漑の発展によってアッバース朝は繁栄し、首都バグダードは産業革命以前における世界最大の都市となった[1]。また、バグダードと各地の都市を結ぶ道路、水路は交易路としての機能を強め、それまで世界史上に見られなかったネットワーク上の大商業帝国となった。 アッバース朝では、エジプト、バビロニアの伝統文化を基礎にして、ペルシア、ギリシア、インド、アラビア、中国などの諸文明の融合がなされたことで、学問が著しい発展を遂げ、近代科学に多大な影響を与えた。イスラム文明は後のヨーロッパ文明の母胎になったといえる。 アッバース朝は1258年にモンゴル帝国によって滅ぼされたが、カリフ位はマムルーク朝に保護され、1518年にオスマン帝国スルタンのセリム1世によって廃位されるまで存続した。 出典:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B9%E6%9C%9D