年月は流れる水のように過ぎ去って行きます。過ぎ去った年月にあったいろいろな断片的なシーンが、脈略もなく鮮明に思い出されることがあります。先週、山梨の甲斐駒岳の麓をブラブラ車で走りながら山里の初秋の風景を写真に撮っていました。その時、2年前に訪問したロマンチックなペンションの事を鮮明に思い出しました。そうだ、あのペンションはまだ、お客さんを暖かいサービスで泊めているだろうか?ご主人と奥さんはお元気だろうかと思いつきます。車をそちらへ向けました。
こんにちは、と声をかけるとご主人が出てきます。元気です。そして2年も経つのに私の事を覚えてくれていました。奥さんもお元気で、相変わらず庭を花々で飾り、創作料理でお客さんを迎えているそうです。写真を撮らせてもらいました。季節の変わり目で花々が有りませんが芝生が綺麗です。ご主人と少し話しをして帰って来ました。それだけですが、何故か心豊かな気分になりました。
庭の写真2枚と付近の景色の写真1枚をお送りします。そして写真の下には2年前の記事を再掲載いたしました。
今日も皆さまのご健康と平和をお祈り致します。藤山杜人
=== 女性向けの創作野菜料理のペンション、花白州 =======
山梨県の北杜市は八ヶ岳、甲斐駒、鳳凰三山などを擁する広大な地域にあります。清里、大泉、小渕沢、長坂、日野春、高根、白州、武川などが合併してできた市です。小生の山林の中の小屋は武川にあり、よく遊びまわるのは白州の雑木林です。
割合平らな林が広がり別荘やペンションが散在しています。尾白の湯という北杜市営の大きな天然温泉センターもあります。この地域で有名なのが「花白州」というペンションです。有機野菜を使った創作野菜料理が注目されています。昨日、それを作っている女主人に会い、ペンションの内部の写真を撮らせて頂きました。冬は休業中で来年の3月15日から営業開始するそうです。料理についての詳細は、HPにあります。http://homepage2.nifty.com/hanahakusyu
このペンションのことは、白州に転居して田舎暮らしを楽しんでいる、Kさんご夫妻から聞きました。2度取材に行きましたが、ゆったりとした建物と広い芝生の庭に感心します。室内に入ると、吹き抜け天井の下にピアノを置いた大きなダイニングルームがあります。客室は1階の両端に一つずつ、2階も同じように両端に一つずつ合計4つしか有りません。2階の2つの部屋の中間は広いロビーになっています。
建物の大きさに比べて客室の数が4つしか無いので、林のなかの立派な別荘のような雰囲気を感じます。広い庭にはパン焼き窯もあり、夏には冷えたビールを楽しむ東屋もあります。季節が良いと花がたくさん咲いているそうです。
ペンションは建物の割には部屋数の多いのが一般的ですが、花白州は建物の内も外もゆったりしているので泊ってみたくまります。(終わり)
撮影日時:木の葉の付いている写真は2008年10月29日午後2時頃。落葉後の写真は12月5日午後4時頃。