後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

ヨットに泊ると楽しい時間の後に苦行の時間が続く

2010年09月19日 | 写真

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しばらくヨットに行っていないと、猛烈に泊まりに行きたくなります。しかし泊まると辛いことが多くて、苦行のようなのです。泊まりに行こう!いや辛いから止めなさい!2つの声が私の心の中で言い争いをしています。

楽しいことは上の写真のようにデッキに座って夜景を楽しみながらビールを飲むことです。涼しい湖の風がほろ酔いの頬をなで、船体を叩く波の音がなんとも心地良く聞えます。空を見上げると一面に散らばっている星がほのかに見えます。周りのネオンサインが明るいので鮮明には見えませんが、神秘的な夜空の高さと広さに心が吸い上げられそうです。航海灯をつけたマストが高くそびえて、宇宙の広大さを引き立てます。至福の時です。それが夕方の5時ころから9時頃まで続きます。

しかしその後は苦行の時間へ一転します。まず狭いキャビンの中を整理整頓します。キャビンの床を丁寧に拭いて、布団を敷きます。そこへ朝まで寝るのです。板の上に寝る。狭い所に寝る。これが苦しい体験です。天井の低い前部寝室に寝ると閉塞感で息が詰まります。そこで天井の高いメイン・キャビンの床に寝るのです。しかし寝心地が悪くて、夜中に何度も起きてしまい、まんじりともせず朝を迎えます。下の写真が狭いキャビンの床に布団を敷いた様子を示しています。

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4時30分になると明るくなります。起き上って布団をキチンと畳んで、前の部屋にしまいます。そしてテーブルを出して、顔を洗い、髭を剃って、コーヒーを淹れます。寝不足なので手が器用に動きません。持参のホットドックをコーヒーで流し込んで出港の準備をします。これら全てが苦行のようです。

出港してセールを出して沖の方まで帆走します。しかし天気もあまり良くありません。しかし一泊した以上は翌日のお昼までは帆走すべきという規則を自分で作ってあります。これも一種の苦行です。下の写真がその様子を示しています。

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趣味は人それぞれでどんな趣味でも良いものです。しかし私の趣味は楽しい時間と苦行の時間の両方があるようにしています。ヨットも山小屋の趣味も両方の時間があります。そのせいか長続きしています。楽しいだけの趣味は私はすぐ飽きてしまいます。しかし世の中には楽しいだけの趣味を長く続けている人もいます。尊敬しています。皆さんの趣味は如何でしょうか?

詰まらいない話で恐縮です。止めます。(終り)


イスラム教はキリスト教と比較すると理解しやすい!

2010年09月19日 | 日記・エッセイ・コラム

キリスト教徒はイエスが神がつかわして人間の為の言葉を伝え、それを書いたものが福音書という新約聖書であると信じています。

イスラム教徒はマホメッド(ムハンマド)が神の啓示を受け、神の言葉を書いたものがコーランであると信じています。

どちらもユダヤ教から派生した宗教なので信じている神は同じ唯一神です。

キリスト教徒はイエスを神からつかわされた唯一人の使者と信じているようにイスラム教徒(ムスリム)はマホメッドを神からの唯一人の使徒と信じています。

しかしイエスの言葉を書いた福音書とマホメッドへの啓示を書いたコーランの内容はとても違います。キリストは人間同士の愛や神と人間の間の愛を中心に人間の救いの道を伝えたのです、キリスト教が愛の宗教と言われるのはその故です。

一方、コーランでは、6つのことを堅く信じて、5つの事を必ず実行することを教えています。1、唯一の神、アッラーを信じます。2、天使を信じます。3、啓典をしんじます。4、使徒(マホメッド)を信じます。5、来世を信じます。6、定命を信じます。の6つのことを信じます。

そして5行とは1、信仰告白をします。2、礼拝をします。3、喜捨をします。4、断食をします。5、巡礼をします。この5つを必ず実行するのがイスラム教徒です。

上に書いた6信5行と福音書の違いを比較すると2者の大きな違いに気がつきます。

福音書には愛の重要性を色々な場面で細かに説明しています。しかし信徒が実行すべき行為は、イスラム教の5行のように具体的に書いていません。

キリスト教には厳しい戒律のある宗派もありましが、一般的には生活を厳しく規制するものがありません。しかしイスラム教では毎日何回もの礼拝と断食と巡礼を必ず実行しなければなりません。これらを実行しなければイスラム教徒ではないのです。

今日の結論を一つだけ書きます。イスラム教は個人の日常の生活の全てをコーランにある通り行うのです。それは会社の中でも工場のなかでも全てに優先するのです。したがって政治と宗教も分離することが不可能なのです。この特徴の善悪を議論してはいけません。ただ虚心坦懐に受け入れて、そして現在の中近東でアメリカが戦争をしている原因を考えてみるのと理解しやすいのではないでしょうか。

最後に、Wikipedeaの「イスラム教」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%A0%E6%95%99

から引用した写真と説明文を示します。

今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。藤山杜人

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イスラム教の信仰の根幹は、六信五行、すなわち、6つの信仰箇条と、5つの信仰行為から成り立っている。六信は、次の6つである。

  1. (アッラー)

  2. 天使(マラーイカ)

  3. 啓典(クトゥブ)

  4. 使徒(ルスル)

  5. 来世(アーヒラ)

  6. 定命(カダル)

このうち、特にイスラム教の根本的な教義に関わるものが神(アッラー)と、使徒(ルスル)である。ムスリムは、アッラーが唯一の神であることと、その招命を受けて預言者となったムハンマドが真正なる神の使徒であることを固く信じる。イスラム教に入信し、ムスリムになろうとする者は、証人の前で「神のほかに神はなし」「ムハンマドは神の使徒なり」の2句からなる信仰告白(シャハーダ)を行うこととされている。また、ムスリムが取るべき信仰行為として定められた五行(五柱ともいう)は、次の5つとされている。

  1. 信仰告白(シャハーダ)

  2. 礼拝(サラー)

  3. 喜捨(ザカート)

  4. 断食(サウム)

  5. 巡礼(ハッジ)

これに、聖戦ジハード)を6つめの柱として加えようという意見もあるが、伝統的には上の5つである。

これらの信仰行為は、礼拝であれば1日のうちの決まった時間、断食であれば1年のうちの決まった月(ラマダーン、ラマダン)に、すべてのムスリムが一斉に行うものとされている。このような行為を集団で一体的に行うことにより、ムスリム同士はお互いの紐帯を認識し、ムスリムの共同体の一体感を高めている。集団の一体感が最高潮に達する信仰行為が巡礼(ハッジ)であり、1年のうちの決まった日に、イスラム教の聖地であるサウジアラビアマッカ(メッカ)ですべての巡礼者が定まったスケジュールに従い、同じ順路を辿って一連の儀礼を体験する。ーー以下省略ーー