後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

初めて買ったダッジ・コルネットの事など・・・そして今日は高齢者免許更新の為の予備講習

2010年10月22日 | 日記・エッセイ・コラム

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今日は、高齢者の免許更新のための予備講習です。これから受講と実地試験のために小金井自働車教習所へ行きます。

私は、1961年春に初めて車を買いました。1956年型ダッジ・コルネットでした。留学先のオハイオ州のコロンバス市で買いました。

外国で中古車を買うときは現地の職人の判断を信用して任せるのが良いと思い、アメリカ人の自働車修理の職人へまかせました。

新婚の妻は色合いを最重要視します。クリーム色と水色のツートンカラーの車を中古車店から借り出して近所の修理専門の職人の裏庭へ持ち込みました。噛みタバコをいつも口に入れている老人のピートが自宅で個人経営の修理屋をしていました。仰向けになり車の下へもぐり込み、あちこちをハンマーで叩きながら丁寧に見てくれました。「この車は買って良いよ」、結論を一言いいます。謝礼を支払おうとしても受け取りません。その後色々小さな故障が起きましたが、そのつどピートに直して貰いました。

最初に買った車なので嬉しく、暇さえあればオハイオ州のあちこちへドライブしました。

ある時、オハイオ キャバーンという大鍾乳洞を見に行きました。帰りの田舎道で突然エンジンが止まったのです。周りには人家が無く、一面のトウモロコシ畑。家内が心細そうにしているが、どうしようもありません。30分程途方にくれて居た時、一台の車が通りがかり、止まってくれたのです。子供連れの若い家族が乗っています。夫がこちらの車のボンネットを開け、「ディステュリビューターが壊れている。町まで引っ張って行って上げるよ」と言います。30kmくらい離れた小さな町の修理屋へ着くと、すぐに直してくれました。牽引してくれた人に、お礼のお金を上げようとしましたが受け取りません。無事、帰宅後に妻が先方の子供の喜びそうな玩具とお菓子を送りました。ダッジ・コルネットにまつわる思い出は沢山ありますが、このアメリカ人の親切は忘れられません。

車そのものは中古のせいで小さな故障をよくしました。しかし大型乗用車なので乗り心地は抜群です。帰国後12台以上の車に乗りましたがダッジ・コルネットほど乗り心地の良い車には乗ったことがありません。

下の小さな車は1962年の帰国後、初めて日本で買ったマツダ・クーペです。アメリカの大型車に比較すると落差が大きすぎて同じ車とは思えません。しかし楽しい車でした。富士五湖や山梨の芦安温泉や夜叉神峠まで走らせても故障をしませんでした。ただ空冷エンジンなので、夏は焼け上がるので、時々道傍に止めて後部エンジンルームの蓋を開けて冷ましたものでした。こんな小さな軽自動車(360cc)でも4人乗りであったのです。下に1961年、62年のアメリカのナンバープレートと1969年のドイツのローテンブルグのナンバープレートを示します。ドイツで乗っていた車はオペル・レコルドでした。

皆様の車ライフは如何でしたでしょうか?

今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。藤山杜人

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