木島平村は長野県の北の方にある小さな村です。山々に囲まれた平らな盆地に稲田が広がった普通の農村です。しかし、その東の方の山地には木島平公園やカヤの平高原があり美しい景観があります。
人口50000人程のこの村がこの自然の景観を生かして数々の地域振興政策を実行してきました。
この左の写真は、今回の旅で泊まったホテル・シェーネスベルクです。村が独自で「木島平スキー場」を開発して、このホテルの作ったのです。ホテルの部屋は広くて快適です。料理に誠意がこもっていて美味です。従業員は一所懸命にサービスしています。感じの良いホテルだったので聞きましたところ木島平村が作ったそうです。
左の馬曲温泉も1982年に木島平村が掘削した温泉です。眺めが良いことで温泉通の間では憧れの野天風呂だそうです。今回の旅ではホテルが送迎の車を出したのですが、雨の夜でしたので割愛しました。
平成の大合併の折に、隣接する飯山市などと合併する計画も検討されたのですが木島平村が観光開発した木島平スキー場とシェーネスベルクというホテルや馬曲温泉を守るために合併を見送ったそうです。その上、カヤの平高原の見事なブナ林、ダケカンバ林、白樺林、湿原と大きな池を保存しているのです。
左の写真が標高1450mのカヤの平高原総合案内所です。訪れるとブナ林や湿原の歩き方を教えてくれます。地図のあります。車で行って車中泊も自由です。この総合案内所のそばには洒落たペンション風の宿泊棟もあります。
前の記事で紹介しました池田敦夫さんがこの総合案内所の所長として訪れる人々のお世話をしています。090-8025-4288へ電話をして、いろいろ教わってからお出掛けになると良いと思います。
以上は今回行った所ですが、木島平村が作ったもっと多くの施設があります。木島平村の公式HPを見ると詳細が出ています。最後にカヤの平高原のダケカンバ林と白樺林の写真を示します。お楽しみ頂ければ嬉しく思います。
今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。藤山杜人