後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

興味深い「社会実情データ図録」を作った本川裕さんをご紹介いたします

2010年12月11日 | インポート

 

   

社会実情データ図録http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/を作った、   

1951年、神奈川県生まれ、本川 裕 (ほんかわゆたか)さんのプロフィール

 

 

小学校

 

千代田区立永田町小学校

中学校

 

千代田区立麹町中学校

 

高校、

 

私立武蔵高校

 

大学・大学院

 

東京大学農学部農業経済学科

 

前職

 

財団法人国民経済研究協会常務理事研究部長
20043月末にて財団解散)

 

現職

 

アルファ社会科学(株)主席研究員
(株)社会構想研究所
主幹研究員
(有)地域情報設計研究所
研究顧問
立教大学兼任講師

Kurosegawa1

埼玉県富士見市西みずほ台

妻、及び2男

黒瀬川浪之助(大正時代の相撲取り) 写真

読書、キューバ音楽鑑賞

この写真は大正時代に関脇になった祖父です。


世界の離婚は減少傾向へ変わった!・・・結婚生活の幸せは永遠か?

2010年12月11日 | 日記・エッセイ・コラム

いきなり私事で恐縮ですが、我々夫婦が結婚してから49年になります。この事実を時々考えて不思議な気分になります。親子が同じ家に住んだのは20年位だったのに比較すると現在の妻とは50年近くも同じ家に住んでいるのですから不思議です。

結婚はやっぱり神様が人間へ与えた秘跡なのでしょうか?疑い深い私は早速、「世界各国の離婚率」を検索し、下の図面を見つけました。かなり信用出来る統計であることは図面の下に付いている情報源の明記からも分かりました。出典は、

本川裕さんが作った社会実情データ図録http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/の中の、

http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/9120.html です。下の図面は不鮮明ですがクリックして拡大すると非常に鮮明に拡大します。

91201

まずこの図面を注意深く見ました。自分がボンヤリ考えていた事が間違っていることに気が付いたのです。皆様もきっと吃驚されると思いますので幾つかの事実を列挙してみます。

(1)離婚は年々増え続けていると思い込んでいたのですが日本では8年くらい前から減少傾向へ転換しているのです。その他の国もロシアは例外ですが減少傾向へ転換しています。

(2)世界の離婚王国のアメリカでさえ1980年の4.3%をピークにして、それ以後は減少傾向へ転換しています。2007年には3.5%まで減少しています。

(3)他の資料を見ると日本の離婚率の2.0%は国別ランキングでは上から20位で、かなり低いところにあります。

(4)私は離婚を認めないカトリック信者なので、カトリックの優勢な国は離婚が少ないと思っていました。上の図面ではイタリアは低いですが、しかし、他の資料を見ると、スペインが2.8%、ポルトガルが2.4%と必ずしもそのような明確な結論が得られません。国々の社会風習や伝統、そして経済状況など複雑な要因が組合わされて起きる現象のようです。簡単な因果関係を証明することは困難です。

離婚率は想像以上に低い上に減少しつつあるのです。日本では100組の結婚式があると、そのうちの2組しか離婚しません。

夫婦生活はいろいろ不満があってもやっぱり幸多いものなのです。それだからこそ40年も、50年も一緒に住むことになるのです。やっぱり神様の与えてくれた秘跡なのです。

それでは2%の離婚は神様の間違いなのでしょうか?神は沈黙して答えません。しかし不運にも離婚した人々を、差別しないことが重要と思います。アメリカに4年間住んでいたことがありますが、あちらでは差別しないような社会ルールが確立しています。このアメリカの善い風習は見習うのが良いと信じています。

ところで結婚しないで一生独身を通す人々も増えて来ました。そのような人々も自由で幸多い人生を歩んでいると信じています。

それはそれとして、縁あって結婚した以上は、お互いに努力して死ぬまで一緒に添い遂げたいと願っています。

今日も皆さまのご健康と平和をお祈り致します。藤山杜人