私の父は曹洞宗のお寺の出で、人生の終り頃にあるお寺の住職になりました。
私が中年で、カトリックの洗礼を受けた時、黙って何も言いませんでした。カトリックになっても父と一緒にお経も読みましたし、お墓参りにも行きました。
私は人間同士が宗教の違いが原因で争ったり、戦争をしてはいけないという確信が出来てから洗礼を受けたのです。
カトリックの信者の視点からみた仏教の良いところを何度もこのブログで書きました。カトリックの神父様も他の信者も私を一度も非難したことがありません。
宗教というものは人間を解放し、自由にし、人間にとって何が大切かを教えてくれます。
夫婦が仏教徒とキリスト教と別々の信仰を持っていでも、お互いに温かい夫婦愛があれば、一生を幸福に過ごせると確信していました。その為の鉄則はたった一つです。相手の宗教の悪口を言わない事です。相手が無宗教なら「無宗教の善さ」を言えばよいのです。
そんな気持ちの延長で、下記の記事を掲載しました。すると、サッチ~さんという方からとても嬉しいコメントを頂きました。・・・父が熱心な仏教徒、母がクリスチャンの私の心の中のわだかまりがなくなりました・・・・という短いコメントです。短くても私は大変嬉しく思います。感動しました。感謝します。
ブログを書き続けていると、時々このように嬉しい経験を致します。
以下に私の記事の冒頭部分と、サッチ~さんからのコメントを掲載致します。
志村建世さんの日本人の宗教に関する簡潔な記述をご紹介いたします
私は宗教の自由が行き渡っている日本が大好きです。宗教上の激しい争いや対立の無い日本が好きです。私はカトリック信者ですが仏教が大好きです。日本が仏教の影響を受けた高い文化を有していることに敬意さえ感じています。日本人の大部分は仏教に好意的です。しかし大部分の人々は自分は無宗教と思っています。寺院のあり方や、佛教宗派の組織はあまり好きではありません。そんな日本の宗教風景が大好きです。
そこで日本の宗教風景の美しい所をスケッチ風に描いて見ようと思い、いろいろ調べていました。すると志村建世さんという方の簡潔な水彩画のような随筆を見つけました。流れるような名文です。そして誰もが納得するような纏め方です。以下にご紹介いたします。志村建世さんは随筆の本を幾つか出版していらっしゃいます。それらも素晴らしい作品に違いないと想像しています。
転載をお許し下さいました志村建世さんへ感謝の意を表します。敬具、藤山杜人(後に志村建世さんからご好意に満ちたメールを頂きました。)
========さっち~さんからのコメント=========
父が熱心な仏教徒、母がクリスチャンの私の心の中のわだかまりが溶けるような内容でした。ありがとうございました。 投稿 サッチ~ | 2011/08/05 11:32
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