後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

北海道の稲作地の秋の風景

2013年09月04日 | 写真

昨日、ご紹介しました、サトウビンさんの「見て知って北海道」という感動的なHPから、北海道の稲作地の秋の風景をお送りいたします。

URLは、http://15.pro.tok2.com/~satoubin/index.htmです。

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・上は、芦別市・新城町の田園風景 (9月17日)

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・上と下は秋の雲が丘に広がる光景です。丘の下の平地に水田があります。

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北海道のブランド米を下に示します。

  • ゆめぴりかふっくりんこおぼろづか
  • ななつぼしきらら397ほしのゆめ
  • あやひめ大地の星ほしまる
  • ゆきひかりゆきのめぐみ空育172号
  • 出典は、 http://www.hokkaido-kome.gr.jpです。

  • 世界の難民を考える(1)難民の概数とシリア内戦による200万人の新たな難民

    2013年09月04日 | 日記・エッセイ・コラム

    難民などは遠い海外で起きているので、私には関係ない!

    このように思っている日本人が多いと思います。

    しかし世界の難民問題を少し調べて、考えてみると自分の生活や人生がより客観的に考えられるようになるのです。日本という国の有難さが身に沁みるのです。

    この「世界の難民を考える」という連載は難民問題の解決方法を提案するものでありません。寄付集めを支援するのでもありません。それよりもこの問題を考えて自分の生活を見直そうとするのがこの連載の目的です。

    それでは世界にどれだけの難民が居るのでしょうか?

    下に、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の発表した図面を示します。

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    (出典は、http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/topics/vol70/です。)

    この図面は5年前の2008年の作成なので現在の難民数とは違います。

    この難民達を支援するためには、以下のような活動がなされています。

    UNHCRのデータによると,2009年,世界で避難生活を強いられている難民や国内避難民などは約4,330万人に及びます。そのうち難民の出身国でもっとも多いのはアフガニスタン(約289万人),次いでイラク(約179万人)です。また,半世紀以上にわたって避難生活を送るパレスチナ難民は約480万人にのぼります。こうした終わりの見えない難民問題に対して,国連世界食糧計画(WFP)国際移住機関(IOM)赤十字国際委員会(ICRC)などの国際機関やNGOなどは,役割分担しながら,世界各地で難民や国内避難民などの避難生活を支え続けています

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    この国連の活動に対して、貴方の収めた税金は左の表ように使われているのです。

    ですから難民問題は貴方と直接関係があるのです。

    注目すべきは大きな拠出金をスウェーデンとノルウエーが出していることです。

    さてそれはそれとして、国連のUNHCRの発表によると、シリア内戦で新たに200万人の難民が発生したのです。

    シリアの周辺国のレバノンに716000人、ヨルダンに515000人、トルコに460000人で、その他の国に逃れた難民を合計すると200万人に達すると発表しています。

    特にこの200万人の内180万人は過去一年間の増加分です。

    そしてアメリカ軍のシリア攻撃の可能性に関するニュースが流れれてから急に難民数が激増しているのです。

    以下にシリア難民の写真を示します。

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    ・上はシリアの国境を越えてきた難民達の様子です。

    この3枚の写真の出典は、http://www.japanforunhcr.org/activities/landing-theme_em-syria/?utm_source=google&utm_medium=keyword&utm_campaign=syria_specialです。

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    ・難民生活中でも子供は遊びます。下は難民キャンプの悲惨な状況です。

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    シリアでは政権側がサリンなどの化学兵器を使ったという理由でアメリカ軍がミサイル攻撃を準備しています。
    政権側が崩壊して内戦が終われば、200万人の難民が帰れるのです。しかしシリアの内戦は長期間続く情勢にあります。

    アメリカの介入が難民を激増させている事実をどのように考えれば良いのでしょうか。難民問題の複雑さに暗澹たる思いがいたします。

    それはそれとして、

    今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)