今日は日曜日なのでこの記事を書いたらカトリック小金井教会のミサに行きます。
毎週、日曜日は宗教に関する記事を掲載することにしていますので少しだけキリスト教に関す私の感想を書いてみたいと存じます。
その前に9月25日にある方から投稿されたコメントを以下にご紹介いたします。
=======9月25日に頂いたコメント============
「キリスト教は日本を傷つけ侮辱するのだろうか?」
特にキリスト教などの一神教は異教徒を憎む構造を根本に持っています。
キリスト教が愛の宗教だといっても ヤハウェは、聖書のいたるとこ、異教徒を殺せと言明しています。
聖書では、「異教」の神に仕えるよう誘う人に対しては、「・・・このような者は必ず殺さねばならない・・・(申命記13.10)」と書いてあります。
また 新約聖書においても最後の審判では異教徒は地獄に落ち、キリスト者のみが救われるとあります。
キリスト教は異教徒の神を認めません。したがってキリスト者であるということはあなたの先祖が地獄に落ちるということを信じることであります。
これは、結構つらいことです。
多くの日本人クリスチャンが苦しむところであります。多くの日本人がキリスト教を嫌うのもこれが根本理由だと思います。
したがって、キリスト者が熱心になればなるほど、悪意がなくても、そのほかの日本人を傷つけ、魂において共感できがたいものとなるのは必然です。
(ある民族の)神とはある意味では、その民族の魂、文明でありでり、歴史であります。
だから、キリスト教徒は、自覚はないと思いますが反日本の精神構造を必然的にもたざる得ないのです。
ローマ帝国がキリスト者によって滅んでしまうのも必然的だといえます。
文明の根本構造が変質してしまったのです。こんにちのイタリアにローマの偉大さは望めないのです。
アーノルド・トゥィンビーは12.13歳の頃、民族の神話を学ばない民族は必ず滅びるといいました。
北米インデアン・南米インデオが滅びの民族となったのも、キリスト教により自らの神話を奪い取られ民族の誇りを凌辱されたことが本質的な原因といえるのです。
宗教はドグマです。
自らの宗教を信仰すれば、真理は見えなくなるのはやむ得ませんが。
私は、漠然とイエスの言葉だけを読んでいたときは好感を持っていましたが、パウロの手紙や旧約そして神学など勉強するにしたがって、イエスの思想はキリスト教徒とは別のものに見えてきました。
また、牧師さんの聖書解釈にも違和感の覚えます。 独善的で、真理に対し不真面目なのです。投稿 たぬき | 2013/09/25 21:34
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以上の文章は誠実な日本人が真面目にキリスト教を調べ、勉強した結論です。
私は論理的に正しい結論だと、おおむね賛同します。ですから、キリスト教は排他的で戦争の原因になってきた事実も認めます。
以下は私のキリスト教に関する感想です。
まず旧約聖書はユダヤ民族が自分の神だけが本物と信じて団結し、周囲の民族と戦って生き延びようとしていた時代に書かれて文書です。民族の生存をかけた狭量な考え方が書いてあります。部族社会の厳しい戦いの歴史の中で生まれた文章です。
ですから現在の国際協調を重要視する人類文化から見ると大変偏狭な文書です。
イエス様はそれを変革して、キリスト教をユダヤ民族宗教から全ての人間に普遍的に通用する世界宗教にしたのです。その根本は敵を愛せという、愛の精神です。
私は教条主義者でないので旧約聖書や新約聖書の条文の全てを宣伝しませんし、自分でも無視している部分も多いのです。それで良いのです。それでも破門されなのが現在のカトリック教会なのです。
そこで以下に具体的な回答を記します。
まず自分が洗礼を受けたら先祖は皆地獄に落ちるのでしょうか?
私は自分が洗礼を受ければ先祖は皆天国に行けると信じています。既に浄土にいる先祖は安心です。浄土と天国は同じものだと信じているからです。
私はキリスト教の神もイスラム教の神もユダヤ教の神もまったく同じ存在と信じています。その唯一の神がいろいろな姿になったのがヒンズー教の神々であり日本の神社の神々なのだと信じています。
さて、・・・・キリスト教徒は、自覚はないと思いますが反日本の精神構造を必然的にもたざる得ないのです。・・・・という部分にお答えします。
反日とは、例えば中国や韓国の味方になることです。私は日本を愛していますがそんなことはしません。ただしイエス様の言葉から日本人の批判を書きます。その文章の中にある日本人を、アメリカ人とか韓国人に置き換えても通用する文章になっています。
私はお釈迦様の教えから日本人を批判することもあります。それを反日的と理解するのは間違った理解です。
また続きは書きますが、長くなり過ぎるの今日はこの位で止めます。
下にこ今年の4月に訪問した長崎の大浦天主堂の写真をお送り致します。
それはそれとして、
今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)