後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

牧草地が自然の草原へ変わって行く

2013年09月24日 | 日記・エッセイ・コラム

下の写真は北杜市の山林の中の小屋の上の丘に広がる草原です。遥か彼方には雲に覆われた八ヶ岳が横たわっています。

以前は緑豊かな牧草地でした。28頭の乳牛が食べていた牧草が生えていたところです。

数年前に高齢化した牧場主が牧畜を止めて、便利の良い村落へ引っ越してしまったのです。勤勉に働いたので大きな立派な家も建ちました。遊びに寄ると、元気な夫婦が昔と同じ様に歓迎してくれます。

しかし昨日、この草原を散歩してみると牧草が次第に勢いを失い自然の草原へ変わっているのです。

しばし眺めていたら先代の牧場主の老爺が鎌を研ぎながら、牧草を刈っていた光景を思い出しました。いつもニコニコしていました。

その奥さんもとても親切な人で、朝早く絞った牛乳を一升ビンに入れて私達の小屋へよく届けてくれたものです。

春は自分の家の竹藪にクワを担いで行って、竹の子を掘ってくれました。

その先代の牧場主夫妻もとっくに居なくなってしまいました。

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そんな思い出を家内と話ながら散歩しました。

足もとを見ると猛毒のトリカブトの花が咲いています。毒キノコも生えています。

下にその写真を示します。

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こうして牧草地は自然へと還って行くのです。数十年後にはこの草原は自然林になっていることでしょう。全ての物質界は必ず変化するのです。(終わり)


日々が淡々と流れゆく(5)琵琶湖のほとりで何時までも情熱的に生きている女性の日々

2013年09月24日 | 日記・エッセイ・コラム

このブログの9月9日掲載記事に、日々が淡々と流れ行く(1)山林の中で独り暮らす があります。この中で山林の中で独りで暮らしている木内正夫さんの生活の様子を書きました。

私はこの木内さんに勧められて2007年11月にブログを始めました。

その頃、木内さんの「北杜市・自然の中で」というブログへよくコメントを投稿していた滋賀県在住の「ちひろ」さんという方がいました。自然をとても愛している方のようなので木内さんに紹介して貰いました。

それ以来、お互いにコメントの交換をしながら6年の歳月が流れました。

ちひろさんは琵琶湖の東の湖畔に京都から移り住んでいます。優しいご主人や息子さんに囲まれて楽しそうです。

毎日のようにご自分で車を運転してあちこち琵琶湖の周辺の花めぐりをしています。

毎日、何事も無く ちひろさんの日々は淡々と流れて行きます。

そんな人生もさぞ幸せだと何時も感心して彼女のブログの花の写真を眺めています。

今日は、そのちひろさんのブログ(http://blog.goo.ne.jp/yumenohanamiti8739)から、琵琶湖のほとりの神照寺の萩の花、永昌寺の彼岸花、そして名月の夜の石山寺の写真をお送りいたします。

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上と下2枚の写真が神照寺の萩の花です。

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上と下の写真は永昌寺の彼岸花です。

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上と下が名月の夜の石山寺の写真です。

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ちひろさんのブログには花々への愛と自然への憧憬がそれとなく書き込んであります。写真に添えられた文章がしみじみとしています。生きていることの喜びが書いてあります。読んだ人の皆が幸せな気分にさせるような文章です。

しかしある時、なんとも言えない悲しさを感じさせる文章を見ました。私が靖国神社の「みたま祭り」について書いた頃でした。そしてコメントを頂きました。

ちひろさんの父上は海軍軍人として出征し、太平洋の海の底に眠っていることを知りました。ちひろとは千尋の海の底からとった筆名だったのです。
2,3日前に、私がちひろさんのブログへ投稿したコメントへ対して以下のご返事がありました。

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藤山杜人さま、こんばんわ。
私が生きている間に書き残したい事を何時も考えています。
戦争への憎しみと父の無念、そして戦争未亡人の苦しみと戦争遺児の哀しみ。私が消えてしまうと父母の存在は無になってしまうのが耐えられません。
未だささやかな目的を持っているから元気なのでしょうね!

何時もお心に掛けていただいて有難うございます。また覗わせていただきます。
コメント有難うございました。
お休みなさいませ。  ちひろ

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日々は淡々と流れ行きます。青い空には雲が静かに流れます。

何事も無かったような毎日ですが、全ての人間は悲しみを背負っているのです。

その悲しみはひとりひとり違うのです。人の幸福は皆同じようですが、悲しみは皆違うのです。そして今日も淡々と流れゆく日々の一日になります。

ちひろさんの花々の写真は祈りだったのです。いろいろな意味を込めた祈りだったのです。

そのような写真が沢山掲載されているのがちひろさんのブログなのです。

是非、http://blog.goo.ne.jp/yumenohanamiti8739をクリックしてご覧になって下さい。(続く)


中国の軍事力は世界3位でも、世界17位の日本を攻撃してこない!

2013年09月24日 | 日記・エッセイ・コラム

この記事は、憲法改正で日本の自衛隊は今後、こんな多国籍軍として本格的に出陣する と 日本人はアメリカ軍と共に戦う決心をすると中国は攻撃をしてこない! の続編です。

将来、日本が戦争をするとしたら中国軍に先制攻撃をされた場合です。

それでは中国が日本を本格的に攻撃する可能性を考えてみましょう。

結論を先に書けば、日本にアメリカ軍の基地が千歳、三沢、福生、厚木、横須賀、岩国、佐世保、沖縄全域に将来も存続する限り、中国は日本を攻撃しないと予想されます。私はそのように確信しています。

従って日米の緊密な協力による防衛戦の実行が重要になって来ます。

それを保障するのが「集団自衛権の確立」なのです。安倍政権はそれを推進しようとしています。

さて以上の結論に至るもう少し詳しい理由を考えて行きたいと思います。

昨日の記事で日本が日中戦争から第二次世界大戦の道をやすやすと進んで行った理由を5つあげました。

その5つの理由を現在の中国とそれを取り巻く国際環境にあてはめて考えてみましょう。

(1)現在の中国人は領土が拡大できれば、中国の安全と繁栄が保障されると確信しているでしょうか?

答えは否です。

勿論、チベットとウイグル族の領土は死守しますが、それ以外の領土的野心は無いと見えます。

制海権の野心はありますが、領土拡大には犠牲が大きいことを知っています。

(2)攻め込む日本の軍隊は弱いので中国軍の損害が少ないと信じているでしょうか?

答えは否です。米軍が守る限り、否です。

末尾に添付したように国際的に信用されているある調査機関によると、アメリカの軍事力は1位、ロシアが2位、中国が3位、韓国が8位、日本が17位です。

もし日本にアメリカ軍の軍事基地が展開していなければ中国は易々と日本全土を占領できるのです。それは中国にとって大きな誘惑になります。

以前に鳩山さんという政治家がその方向の発言をしたとき、多くの日本人が驚愕したのはこの理由なのです。

(3)国際社会は無力で中国が日本へ攻め込んでも有効な干渉が出来ないと判断しているでしょうか?

答えは否です。

アメリカのシリア攻撃が国際世論と外交的な干渉で中止されたのは中国でも報道され、中国人が知っています。それが現在の国際環境というものです。

(4)中国にはシビリアンコントロールが無いので、中国軍には政治家の統制が効かない。従って中国軍が勝手な判断で日本を攻撃するでしょうか?

答えは否です。

中国の軍隊は徹底的に共産党の政治家、すなはち文民の統制下にあります。これは民主国家のシビリアン・コントロールと同じことです。

(5)中国には言論の自由が無い。従って中国共産党が言論統制を強化し、国民の日本攻撃の戦意を扇動出来るでしょうか?

答えはイエスです。

中国で起きる反日デモや日本系の商店街の破壊活動はすべて共産党の指導なのです。共産党が日本攻撃を決定すれば、その方向の大々的な宣伝で世論は日本の武力攻撃を支持します。

この5つの理由によって、私は日本にアメリカの基地が千歳、三沢、厚木、横須賀、岩国、佐世保、沖縄全域に将来も存続する限り中国は日本を攻撃しないと確信しています。他にもそのように確信している理由がありますが、それは続編で書きたいと思います。

下に最近、尖閣諸島の近辺を飛んでいる中国の「早期警戒機」と「無人偵察機」の写真を示します。

それはそれとして、

今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

====中国の軍事力は世界3位、日本は17位という分析============

以下の出典は、http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0401&f=national_0401_012.shtmlです。

Global Firepower(GFP)の2013年の世界軍事力ランキングによれば、1位は米国、2位はロシア、3位が中国となった。以下、4位インド、5位英国、6位フランス、7位ドイツ、8位韓国、9位イタリア、10位ブラジルの順だった。日本は17位、北朝鮮は28位だった。

  同ランキングは、米国議会図書館と米国中央情報局(CIA)の資料をもとに更新され、各種軍事力や経済力、人口、国の施設などを総合的に評価した軍事力を順位付けしたとされる。

  また、11年の軍事費ランキングでは、第1位は米国の6895億ドル(55兆1672億円)、第2位は中国で1292億ドル(10兆3417億円)となっているが、中国の軍事費は不透明な点が多いとして諸外国から批判もある。

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上が早期警戒機Y-8で、出典は、http://ja.wikipedia.org/wiki/Y-8_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F です。

下は無人偵察機で、出典は、http://www.xinhua.jp/socioeconomy/economic_exchange/360175/ です。

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