後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

最後の運動会

2013年09月28日 | 写真

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今日は裏の小学校で運動会があります。

6年生の男の双子の孫が出るので家内が張り切って朝から出かけています。兎に角、運動会が大好きで何日も前から楽しそうにしているのです。自分の運動会、子供たちの、孫達のと 一生に何回楽しんだのでしょう。オリンピックもヘルシンキ大会から興奮して聴き、観続けた運動大好きの呆れた家内です。

この2人の孫も来年は中学校に上がりますので、家内が見に行ける最後の運動会です。中学校にも運動会がありますが祖父母あまりは行かない地域です。

孫は男3人ですが、上は高校1年生で運動会は見に行きません。

そこで家内にとっては孫の運動会を見るのが最後だと張り切って朝から敬老席に座っています。今日は家内にとっては孫達の活躍を見られる11年目の運動会です。

先程、上と下に示した写真を撮ってきました。まだ昼休みの前なので、このキーボードを打っていると楽しそうな歓声や応援の太鼓の音が聞こえています。

それを聞くと平和は良いなあ!としみじみ思います。

なにせ私の小学校は戦中、戦後でしたのでこのように楽しげな雰囲気ではなかったのです。

それに今朝、シリア内戦に関する記事を書いたのでどうしても200万人余の難民の子供達のことを考えてしまいます。

そんなことを考えながら歩いていましたら可愛い1年生がいましたので写真を撮りました

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何が始まるのか見ていましたら実に愉快な忍者踊りをするのです。

それで黒い装束なのです。その踊りの振り付けが子供忍者そっくりで素早い動きの連続です。そうとう練習したらしくて動きがそろっていて見事です。

下の写真ではその動きが見えなくて残念です。

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ああ、うちの孫達もこんな可愛い1年生の時代があったのだと感慨を覚えました。

ジジバカの記事で失礼いたしました。(終わり)


軍事力と賢い外交があれば平和を維持出来る・・・この現実を理解すべき

2013年09月28日 | 日記・エッセイ・コラム

アメリカがシリア政府軍の化学兵器施設を攻撃する目的で、ミサイル艦をすぐ沖に展開しました。

それに対して、ロシアが外交努力を重ね、アサド大統領を説得して化学兵器の国際管理と廃絶に同意させました。

これでアメリカ軍のシリア攻撃が中止され、化学兵器の国際管理を具体的に進める手続きが始まる情勢です。

アメリカ軍による大規模な戦争行為を中止し、化学兵器の国際管理も出来たのです。

この一連の動きを見ると、シリアの化学兵器使用禁止のためにはアメリカ軍の高性能なミサイルと、ロシアの賢い外交努力の両方が必要だったと分かります。

その相乗作用で、とりあえず中近東における大戦争の可能性が無くなったのです。

シリア国内戦争は解決しませんが大規模な戦争は回避出来たのです。

この事実は中近東の平和維持のためには、残念ながら強力な軍事力と賢い外交戦略の両方が絶対的に必要だったのです。

日本人は最近、平和維持のためには軍事力が必要だという事実を理解し、それを増強する方向に変化してきました。

そして勿論、賢い外交戦略も絶対的に必要です。

人類はいつまでも愚かなままです。武力無しで平和を守れないのです。この愚かさはこれからも変わりありません。平和は宗教や理想論では維持出来ないのが愚かな人類の現実です。

しかし武力の使い方が変化しつつあることも同時に認識すべきです。

以前は強い国家、例えばアメリカやソ連が単独で武力を使おうとする考え方がありましたが、最近は国連平和維持軍や多国籍軍として武力を使います。

それに参加するために日本は集団自衛権を公認しようとしています。

安倍政権に変わってから、日本人の大多数がやっとこの悲しい現実を認め、受け入れ始めたのです。

その延長として軍事力の実態も理解した方が良いと思います。

一例を示します。

下にオスプレイの攻撃半径と従来の攻撃型ヘリコプターの攻撃半径を比較した図面を示します。

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(図面の出典は、http://yutakarlson.blogspot.jp/2012/07/blog-post_13.htmlです)

従来の軍用ヘリコプターの行動半径は140kmしかありませんでした。普天間基地にあるそのヘリコプターは沖縄本島の近辺しか守れなかったのです。

しかしオスプレイなら行動半径が600Kmもあります。尖閣諸島も石垣島も守れるのです。空中給油を一回すれば、この行動半径が1100kmになり、中国本土も作戦半径に入るのです。

オスプレイの普天間基地配備に反対している日本人はこの図面を見たことがあるのでしょうか?

私は宗教を信じています。戦争はすべきではありません。平和が絶対に好きです。

しかし人間の愚かさも認めています。

日本人は最近、戦後の武力無しの偽善的な平和主義を捨て、現実的な平和主義に変化しつつあるようです。

私は深く安堵しながら、人間の愚かさに深い、深い悲しみを感じています。

(下にオスプレイの写真を示します。出典は、http://manzonet.blog34.fc2.com/blog-entry-1120.htmlです)

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それはそれとして、

今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)