後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

旧甲州街道沿いに咲く花々

2013年09月09日 | 写真

現在の甲州街道の高尾駅前を過ぎ、駒木野の方向へ入る交差点を右に曲がると昔の甲州街道になります。

駒木野の関所跡を過ぎ、次第に登りになって小仏峠へ続きます。峠の頂上には明治天皇が甲州巡幸のおりに一休みしたという大きな石碑が立っています。明治時代までこの峠道は重要な道路だったのです。

この古びた道の両側には古い家々があり、如何にも旧街道という雰囲気があります。

今日は下の駐車場に車を置き、小仏峠、そしてそこから城山頂上に登ってきました。

小仏峠までの旧甲州街道沿いに咲いていた素朴な花々の写真をお送りいたします。

Img_0020
峠に続く道にはヤマアジサイが咲いていました。下界ではアジサイの季節は梅雨とともに過ぎ去っています。不思議な気がします。

Img_0016

Img_0018_2
秋海棠です。

Img_0049
山道に入るところの家の前にコスモスやキバナコスモスが風に揺れていました。

Img_0044
秋風のすがすがしい旧街道でした。


日々が淡々と流れ行く(1)山林の中で独り暮らす

2013年09月09日 | 日記・エッセイ・コラム

何も起こらない。日々が淡々と流れて行く。空が青く輝き、時が流れて夕陽に紅く染まり、夜になる。そして又朝が来る。

そして周りにあるすべての物が大切に思える。全てのものが輝き出す。生きていることが嬉しい。幸せな日々が流れる。そんな生き方を私もしたい。

そんな願望で、「日々が淡々と流れ行く」という連載を静かに書いて行きたいと思います。

第一回のこの記事では山林の中に30年くらい一人で住んでいる木内正夫さんのブログ、北杜市・自然の中で(http://sizen068.blog95.fc2.com/をご紹介したいと思います。

下はその木内さんの山荘です。昨年、隣地の地主が林を伐採してしまいました。それで山荘が見えるようになりましたが、以前は深い森に埋まっていたのです。

13_81
春が来れば下の写真のように福寿草が咲き出します。

13_101
雪割草も咲きます。

13_121
そして4月になれば下のようにモリアオガエルが水辺の木の枝に大きな卵塊を生みにやって来ます。

12_1641

そして運が良ければ卵を生みに来たモリアオガエルを見ることが出来ます。めったには見られません。

12_1541

そして夏が過ぎ、秋が来て周囲の雑木林が紅葉でまばゆくなります。

冬が来て、木々の葉が全て落ちてしまい、山の中が急に明るくなります。

甲斐駒岳や地蔵岳、そして八ヶ岳がくっきり大きく見えます。

年が暮れ、そして又新しい年がはじまります。

こうして四季が繰り返し、30年近く過ぎゆきました。

その間、あまり人は来ません。見えるのは猿と鹿と猪などです。何事も起きません。

ただ静かに日々が流れ行くだけです。それが幸せというものです。私はそう信じています。

木内さんの真似を出来ない私は時々、彼のブログ、「北杜市・自然の中で」(http://sizen068.blog95.fc2.com/を見て仕合せな気分になっています。

それはそれとして、

今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)