今朝は府中市にある警視庁運転免許試験場で、3年ごとの免許の更新をして来ましたので、日曜日のミサには出ませんでした。今年初めての営業日でしたので驚くほどの人数の人が四列に並び、その長さが40mくらいありました。これでは4時間はかかると思いましたが、意外に2時間半で新しい免許証を頂けました。
高齢者の予備講習会と実技試験を町の講習所で受けていたことと無事故・無違反のゴールド免許だったので手続きが短時間ですんだのです。
それはそれとして、今日は日曜日なのでキリスト教のことを少し書きたいと思います。
それはスペインにある巡礼の道です。世界遺産になっている巡礼の道です。
とても古い巡礼の道で、951年から1000年以上も毎年何万人もの信者が歩いてきた道です。
道筋はフランス各地からピレネー山脈を越え、スペインをひたすら西へと800Km程も続いています。そしてその終点はサンテイアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂です。
そこに12使徒のヤコブの遺骸があると信じられているのです。
信者たちはイエス様と同行二人で1ケ月以上かけて、800Kmを歩き続けるのです。下のにその地図を示します。
そしてその道の風景写真を下にしめします。
上の写真の左の道端には疲れた巡礼者が一休みしています。
上はブエンテ・ラ・レイナの橋です。そして下が終点のサンテイアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂です。
宗教は違いますが、日本にも同じように熊野古道や四国のお遍路道があります。
その和歌山県の熊野古道とスペイン・ガルシア州のサンテイアゴ・デ・コンポステーへの巡礼道は姉妹道協定が出来ています。
現代の巡礼の旅はバスを使ったり、自転車で走る人もいます。
しかしどんな場合でも自分の罪の深さを想い、イエス様に祈り、神へ祈りながら旅を続けるのです。
そして終点では巡礼をしたという証明書を貰えるのです。しかし証明書を貰える条件は徒歩で100Km以上歩いたこと、あるいは自転車で200Km以上走ったことが必要になります。
その証明書があるとコンポステーラからの飛行機や列車の料金が割引になるのです。毎年数万人の人がこの証明書を受け取るそうです。(詳しくは末尾の参考資料をご覧下さい)
私はこのような巡礼の旅に憧れています。四国の遍路の旅にも憧れています。
苦しい道行でしょうが想像しただけでこの身が少しだけでも清くなるような気分になります。この拙い小文をお読み頂いた皆様も身が清くなったと信じています。
お読み頂きまして有難う御座いました。
======参考資料================
現在のサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路 -
からの抜粋を下に示します。
現在、サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す巡礼者は毎年数万人に上る。
その多くは徒歩で、自転車を使う人もいる。少数ながら中世のように馬やロバを使う人もいる。
信仰のためだけでなく、観光やスポーツ、単なる目標達成のために歩く人もいる。
車や鉄道、バスで移動することもできるが、巡礼路は線路や国道に沿っていない道も多い。
また、サンティアゴ・デ・コンポステーラで証明書がもらえる人は、徒歩で100km以上、自転車で200km以上という条件がある。なお、巡礼証明書(コンポステラーノ)もしくは、巡礼手帳を持っていればサンティアゴ・デ・コンポステーラからの帰りの飛行機及び鉄道料金が割引となる。
ホタテガイは、巡礼のシンボルとなっている。巡礼者は巡礼の証としてホタテガイをぶら下げて歩く。また、水筒代わりのひょうたんを持つ。
巡礼者はさまざまな道をたどるが、人気があるのは「フランスの道」である。出発地としては、フランス側のサン=ジャン=ピエ=ド=ポルとスペイン側のロンセスバージェスを選ぶ人が多い。
伝統的なフランスの町(ル・ピュイ、アルル、トゥールなど)から出発する人や、さらに遠くからフランス内の道を目指す人、中世にならって自分の玄関から出発する人もいる。
ピレネー山脈からすべて歩くと780~900kmの距離で、1日平均30km(早めの人)歩くと約1か月かかる。
巡礼手帳を持って行くといろいろな支援が得られる。巡礼手帳は救護施設や観光案内所、教区教会で入手でき、3ユーロ程度。
スペインと南フランスには、巡礼者に一夜の宿を与える救護施設(albergueまたはrefugio)が点在し、巡礼手帳(credencial)を持つ人は誰でも泊めてくれる。
宿の設備はユースホステルのようなもので、3ユーロから7ユーロ、または寄付のみで泊まれる。たいていは1泊に限られる。救護施設に泊まると、巡礼手帳(有料)に公式のスタンプ(無料)が押され、集めたスタンプが巡礼の証明となる。サンティアゴ・デ・コンポステーラに到着すると、「コンポステーラ」と呼ばれる証明書(無料)がもらえる。中世のカトリック教会では「コンポステーラ」は贖宥状の一種であった。大聖堂では毎日正午に巡礼者のためのミサが開かれ、巡礼者の祖国と出発地が唱えられる
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