今日は日韓関係、日中関係のことは度外視しして、国内の人間関係を考えてみたいと思います。
すると日本の社会は現在良い方向へ、善い方向へ力強く変わりつつあります。
個人の自由を理不尽に縛りつけていた古い絆が消えて行き、個人の自由と尊厳が守られるようになったのです。
最近の若い人は古い家族・親類の絆、先輩後輩の絆、師弟の絆、そして学閥の絆などなどから解き放たれて、自分らしい人生を謳歌するようになったのです。
激動の昭和という時代が過ぎて、平和が続いたおかげで人々はやっと個人として人生を楽しむようになったのです。
そして最近重要視されている「絆」というものは自分の利害とは一切関係の無いボランティア活動や社会への奉仕的な活動によって出来た人間の新しいタイプの絆なのです。
自分の卒業した学校や職場とは一切関係の無い人間同士の暖かい絆です。
同じ趣味の人同士の絆もあります。地域活性化のためのボランティア活動の絆もあります。
そしてなんと言っても2011年3月11日の東日本大震災の被害者を支援するボランティア活動の規模の大きさと、暖かい心が感動的でした。それは現在でも根気良く続行されています。
被災者とボランティア活動をする人との絆ほど美しい絆はありません。
2011年の東日本大震災は言葉では表現出来ないほど悲劇的な自然災害でした。
巨大な悲劇でした。いやすことの出来ない不幸です。
しかし被災者とボランティア活動をする人との絆を見て少しだけでも救われた気分になった人は多いと思います。
それは日本における人間の絆を変革したのです。日本の文化の質を向上したのです。素晴らしいことです。
話は飛びますが、老化した自分も時々このボランティア精神の恩恵を受けています。杖をついて電車に乗ると、すかさず若者が立って、席を譲ってくれます。
そして足腰の弱った私を助けてヨットに乗せてくれる人もいます。(下に写真で説明します。)
懐かしい昭和が過ぎ去って、古い人間の絆が消えて淋しいです。悲しいです。
しかし新しい絆の恩恵を受けていると、日本の社会が良い方向へ、善い方向へ力強く変わりつつあることを実感します。日本は明るい社会になったのです。
平成時代になって、日本は閉鎖的な社会から開放的な社会になったのです。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)
上の写真はボアンティア精神で私をヨットに招待してくれた繁田慎吾さん(左)と中村文政さん(右)です。私は船尾に固定したオーナーズ・チェアに悠々と座っています。インボードのエンジンの音が楽しく湖面に響いていました。
1月20日の霞が浦の空は明るく晴れ上がっていました。
そして空のたたずまいはどんどん変わったのです。それは美しい一日でした。風があまり強くなく、のんびりしたセイリングを楽しんだのです。