日本と韓国は、そしてアメリカは共同軍事演習を頻繁に実行して、中国・北朝鮮の侵攻を抑止し、平和を守るべきです。
このように書くと多くの日本人はすぐにひどく感情的になって、「韓国軍なんかと一緒に戦えない!」という意見が出てきそうです。
アメリカ本国から見ると強固な日米韓共同軍事態勢が一番理想的で、かつ確実な戦争抑止効果を上げると判断するのが論理的帰結です。
しかし日韓関係、韓米関係、日米関係には複雑な歴史的な負の遺産がからんでいて日米韓共同軍事態勢の構築を困難にしています。
そこが中国と北朝鮮の狙いです。日韓関係を悪化させ、そして韓米関係も離反させ、韓国を中国側へグッと引き寄せようとしています。なにせ中国には魅惑的な巨大市場があるのです。
安倍総理の靖国神社参拝は韓国を中国側へ押しやったので、アメリカが怒ったのです。
この行動は韓国人に従軍慰安婦問題を思い出させ、ついでに在韓米軍の慰安婦訴訟問題を連想させたのです。
米韓関係にはこの在韓米軍慰安婦問題と軍事上の指揮権がアメリカ側にある問題で常に反米感情が渦巻いているのです。その上、在韓米軍の駐留費の韓国側負担分の増額で揉めているのです。
その一方でアメリカ軍は陸軍兵の応援部隊を韓国へ送り、テキサス州に駐屯している第一機甲師団から最新鋭の戦車40両と装甲車40両を兵員とともにソウル近郊に配備するのです。配備は2月1日から始まりそうです。
これは中国の義勇兵の支援のもと北朝鮮が38度線を越えて侵攻してくる可能性を抑止しようという戦略です。朝鮮半島がキナ臭くなってきたのです。
そして韓国の女性大統領も韓国武装ヘリコプター部隊を訪問して激励しているのです。下の写真をご覧下さい。
(写真の出典は、http://netanarugazou.doorblog.jp/archives/34028518.htmlです。)
日韓関係は両側ともに感情的過ぎます。論理的に自国の国益を守るための冷静な、そして建設的な議論が皆無なのが日本の将来を危険にしているのです。
冷静になるためには韓国で起きているいろいろな問題を知る必要があります。
そこで今日は日本ではあまり報道されていない在韓米軍慰安婦訴訟問題について簡単にご紹介いたします。
下に在韓米軍慰安婦を政府管理し人権を無視した朴正煕大統領とその娘の現在の朴槿恵大統領の写真を示します。
(写真の出典は、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98_(%E5%A4%A7%E9%9F%93%E6%B0%91%E5%9B%BD)です。)
在韓米軍慰安婦訴訟問題とは朴正煕大統領が在韓米軍慰安婦を政府管理し人権を無視しし強制したという理由で元慰安婦団体が韓国政府とアメリカ軍を被告にしてアメリカの裁判所に訴訟をおこした事件です。
訴訟そのものは2009年でしたが現在でも反米運動が起きるたびに利用される反米宣伝材料として使われています。丁度、日本軍の従軍慰安婦問題と同じように政治的な宣伝材料になっているのです。
現在の朴槿恵大統領は教養のある上品な夫人なので絶対に「慰安婦」などという言葉は使いません。
しかし父親の行なった在韓米軍慰安婦の政府管理は心の中で悩ましい問題になっていることに違いありません。同情を禁じ得ません。
そんな人情も理解し日本は日韓外交を推進し、絶対に中国や戦争を始めないように万全の外交と軍事的抑止を完璧にすべきです。
平和の尊さを忘れるべきではありません。
それはそれとして、
今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)
=====参考資料:朴槿恵大統領の略歴============
韓国の第5代~第9代大統領である朴正煕(パク・チョンヒ)と陸英修(ユク・ヨンス)の長女として、慶尚北道大邱市で産まれた。異母姉に在玉、妹に槿英がいる。現EGテック会長の朴志晩(パク・チマン)は末弟。朴正煕の軍人時代の副官で元カナダ大使の韓丙起は、在玉の夫で義兄に当たる。
キリスト教系の聖心女子中学校・聖心高校を卒業後に西江大学電子工学科に進学した。大学では中国語も専攻している。首席で卒業後に、フランスのグルノーブル大学に留学した。留学中の1974年8月15日に文世光事件が発生し、母親の陸英修が暗殺されたため、急遽留学先のフランスから帰国し、その後は父のファーストレディー役を務めた。1979年に朴正煕暗殺事件で父は金載圭(キム・ジェギュ)KCIA長官に暗殺された。父の死亡を耳にした際の第一声は、混乱に乗じて朝鮮人民軍が侵攻することを懸念した「休戦線は大丈夫か」だった。
(出典:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%B4%E6%A7%BF%E6%81%B5)
=====在韓米軍慰安婦訴訟問題===============
2009/01/08(木) (出典:http://anago.2ch.net/test/read.cgi/asia/1231400068/)
韓国人元慰安婦、韓国政府と米軍を告発 NYタイムズ紙
米ニューヨークタイムズ(電子版)は8日、韓国の元慰安婦のグループが、1960年代から80年代にわたって
米兵との性的行為を強制されたとして、当時の政府指導者に謝罪と賠償を求めて告発したと報じた。
このグループは組織的な慰安施設の設置に直接的に関与したとして、米軍と韓国政府をあわせて告発した。
同紙によると、元慰安婦のグループは朝鮮戦争後、韓国に駐留していた米軍の基地近くにあった
慰安施設で米兵を相手にした売春を強要されたと証言。一帯では、米軍の憲兵隊と韓国当局者が施設を見回り、
番号札を使って性病に感染したとみられる慰安婦を排除しており、性病が疑われた女性は警察当局が、
窓に鉄格子がはまった「モンキーハウス」と呼ばれる施設に収容し、快復するまで治療が施された、と証言している。
同紙は、韓国の専門家が、当時の韓国政府は米軍の撤退を恐れており、それを防ぐために手段を選ばなかった
と指摘しているとし「慰安施設には韓国政府と米軍の積極的な関与があった」とする別の専門家の談話を伝えた。