中国、韓国を憎み、再軍備し、日本を取り戻す。そして経済の成長も取り戻す。その勢いで2020年の東京オリンピックを成功させる。
それを大多数の日本人が願っているのです。
日本はこの新しい時代への曲がり角をまがったのです。少数意見は弱い存在です。
中国も韓国も日本の右傾化に敏感に反応して「安重根記念館」を中国のハルピン駅に作ったのです。
時の勢いとは恐ろしいもので、もう逆戻りは出来ません。
この歴史的現象を冷静に描いてみようというのが今日の記事です。
まず1909年ハルピン駅で暗殺される直前の伊藤博文の写真を示します。ロシアの蔵相ウラジミール・ココツエフと会談するために、ハルピンへ行ったのです。
その右の写真は、この1月21日に、そのハルピン駅に出来た暗殺者の安重根記念館の内部の様子を示します。
安重根については、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E9%87%8D%E6%A0%B9にありますので、ここでは省略します。
韓国の朴大統領が中国の習近平国家主席を訪問し安重根記念碑をハルピンに建てることを頼んだのです。
そのあとで安倍総理が靖国参拝をして、一層、中国と韓国を刺激しました。
中国は記念碑よりも目立つ安重根記念館をハルピン駅に作ったのです。
韓国は中国に感謝し、中韓友好関係が一段と促進されたのです。
中国を仮想敵国と考えているアメリカがこの中韓友好関係に神経をとがらせます。
アメリカが安倍総理の靖国参拝を非難した理由はここにあったのです。
安倍総理の不用意な行動や発言で韓国を中国側へ追いやるのをアメリカは大変嫌っているのいです。
日本人は韓国に根強い反米勢力があることを十分理解すべきと思います。
理由はいろいろですが、最近は在韓米軍の慰安婦を前の朴大統領のころから政府が管理し、女性の人権を侵害してきたのです。その訴訟がアメリカの裁判所へなされたのです。アメリカ人にとって不愉快なことです。
その上、米韓共同作戦の統帥権がアメリカ軍にあることや在韓米軍の駐留費用を韓国が担っていることなどへの韓国人の反発がつねにあるのです。
韓国の財界人が中国の巨大市場に目がくらんで中韓友好関係の促進をするのも自然な歴史的現象です。
韓国から米軍基地が無くなっても日本の安全は守れるのでしょうか?
日本人を日本人だけで守る決心は不可欠的に重要です。
しかし現在の世界情勢では一国の安全をその国だけの武力で守ることは不可能なのです。
経済がグローバル化し、NATO(北大西洋軍事同盟)や日米安保や韓米同盟などのような集団防衛条約が多数の国々を縛り付けているのです。
そのような複雑な国際情勢のなかで、日本が中国、韓国を憎み、再軍備し、日本を取り戻す。そして経済の成長も取り戻す。その勢いで2020年の東京オリンピックを成功させる。
日本は、こんな夢を持っているのです。
それを実現するためには国内の少数意見も尊重し、賢い外交を展開しなければいけないことは明白です。
最近、日中友好促進や日韓友好促進をすべきという少数意見が抹殺されるような時代の雰囲気です。
それも自然現象として眺めているだけで本当に良いものでしょうか。
そんな事を考えさせる時代になりました。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)
=====参考資料===================
明治末期、初代韓国統監だった伊藤博文元首相を暗殺した安重根の記念館が、中国北東部のハルビン駅に開設された。
日本にとってはあくまでも「死刑判決を受けたテロリスト」(菅義偉官房長官)である。外務省の伊原純一アジア大洋州局長が中韓両国の駐日大使に「犯罪者をたたえることは受け入れられない」と抗議したのは当然だ。
中韓は連携して歴史問題で日本を包囲しようとしている。政府は国家の名誉と尊厳をかけ、誤った日本の印象付けが広まらないよう、積極的な対外発信などに努めるべきだ。
朴槿恵韓国大統領は昨年6月の訪中時に、安重根の石碑建立を習近平国家主席に提案した。安重根は韓国国内で英雄視されているが、第三国にも話を持ちかけて記念施設や像を建てるのは度を越えており、容認できない。
しかも、当初の石碑の話から記念館へと格上げされた。中国は韓国の申し出には慎重に対応するだろうといった、日本政府の甘い見通しはなかったか。
以下省略・・・・http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140121/plc14012103160005-n1.htmへ続く。