後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

花の庭を作るために東京から山村へ通っている方をご紹介いたします

2014年08月08日 | 写真

その方に偶然お会いしたのは2009年の8月のことでした。それ以来現在まで毎年お会いし花の庭を見せて頂いています。

下の記事は2009年に初めてお会いしたときのいきさつと当時の庭の写真です。

北杜市の真原の緑濃い真夏の桜並木のトンエルを車でゆっくり走っていました。

車窓から左を何気なく見ると、緩やかな南向きのスロープの広い庭に淡い色の花々が咲き乱れ、小さな木造の家の前に白髪の婦人が椅子に腰掛け、膝の上に白い布を広げているのが目に止まりました。

「ターシャが!」、と家内がつぶやくのです。すぐに引き返して、路肩に車を停め、訪れました。

細い路地を入り、名刺を出しながら声をかけました。

晴れやかな笑顔の老婦人がやさしい声で話します。十数年前に、息子さんとこのへんを回ってここの土地を買い、小屋を建てたそうです。

「二人で東京から時々泊まりがけで庭作りに通ってきます。息子も造園が好きで一年を通うして花々が咲くようにつくってくれました」と微笑みながら話して下さいました。

南向きの傾斜地には、まさしくターシャの庭のように自然そのままの草花が豊かに咲いています。息子さんはボランテア活動をしながら、時々「草木染めの体験教室」も開催しています。

あれ以来5年になりますが相変わらずお元気に、東京から通って美しい庭を作っていらっしゃいます。

写真をお楽しみ頂ければ嬉しくおもいます。(終わり)

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ターシャとは:

ターシャ・テューダーTasha Tudor、1915年 - 2008年)はアメリカの絵本画家・挿絵画家・園芸家・人形作家である。

彼女の描く絵は「アメリカ人の心を表現する」絵と言われ、クリスマスカードや感謝祭、ホワイトハウスのポスターによく使われている。50歳代半ばよりバーモント州の小さな町のはずれで自給自足の一人暮らしを始め1800年代の農村の生活に学び、彼女の住む広大な庭で季節の花々を育て続けるライフ・スタイルは、日本でも注目を集めた。・・・以下省略

詳しくは、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BB%E3%83%86%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC  をご覧下さい。下にその庭のイメージ写真を示します。

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日本の貧しい人々(1)急速に増え続けている貧困層

2014年08月08日 | 日記・エッセイ・コラム

浪々の身の小生が近所へ出歩くのは朝も10時になってからです。すると同じような老夫婦に会います。そして幼児用のバギーに子供を乗せた若い奥さんが誇らしげに歩いて来ます。

孫が小さくてかわいかった頃のことを思い出して、バギーの中の子供を覗きこみます。すると、この頃の子供はニッコリ笑います。

若い母親が、こんにちはと言って通りすぎます。これで一日幸せになるのです。

たあいの無い話です。

それにしても、まず下の写真をご覧ください。2歳の双子が一台のバギーに乗っている光景です。

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道でバギーに会うたびに幼児を覗きこみ、母親とちょっと挨拶します。その上、私はバギー車の構造の良し悪しも素早く観察します。

上の写真は実に独創的なバギーです。双子ですから二つ並んだバギーは普通なのですが、これは一人用のバギーの後ろにバギーボードをとりつけ次男を立たせています。次男はすっかりご満悦なそうです。

この写真は、http://kasanaru.com/2012/10/buggy-board.html からお借りしました。

そしてこのように可愛い幼児に会うたびに日本の将来が心配になります。

特に最近の新聞では経済格差が進行し、貧しい子供が増え続けていると書いてあります。

ところが日本のGDPは毎年、少しずつ増加しているのです。国全体はますます豊かになっているのに貧困層の数が急速に増えているのです。

本当にそうなのでしょうか?あなたの暮らしぶりは以前より貧しげになってきたでしょうか?

そこで私は数日前から「日本の貧困層増加の実態とその原因」をあれやこれや調べはじめました。

驚くようなことが分かりましたので、連載記事を書くことにしました。

以下に2つだけ図面を示します。上は日本の全給与所得者の年収300万以下の人の割合です。

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そして下は男女と年齢別の給与所得者の分布を示したいます。 

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上の図面は年間給与が300万円以下の貧困層(家族数にもよるが)が間違い無く急速に増えていることを示しています。

下の図面は女の収入は男子より明らかに少ないことを示しています。

現在、日本にいる母子家庭は108万所帯と言われています。その生活の苦しさを示している図面です。

この二つの図面の出典は、

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=44536752&blog_id=202505 です。

こうして日本の貧困が、そして子供たちの貧困が、驚くべき早さで進んでいるのです。そして2012年の日本の子供の貧困率は14.9%になっているというのです。

その詳細http://www.bllackz.com/2014/01/blog-post_19.html にあります。

安倍内閣の集団的自衛権行使や憲法全面改正にマスコミの注目が集まっています。そして安倍総理の経済政策が成功して日本のGDPが増え、景気が良くなっていると言います。

このように調子の良い報道に隠れて、日本に貧困層が増大している事実を大きく報道しないマスコミの態度に疑問を感じているこの頃です。(続く)

それはそれとして、今日も皆様のご、健康と平和をお祈り申し上げます。

後藤和弘(藤山杜人)

===参考文献=====================

急速に増え続けている貧困層

http://it.2chblog.jp/archives/1005608997.html

日本の貧困:増える働く貧困層ー関根由紀著PDF

http://www.jil.go.jp/institute/zassi/backnumber/2007/06/pdf/020-030.pdf