その方に偶然お会いしたのは2009年の8月のことでした。それ以来現在まで毎年お会いし花の庭を見せて頂いています。
下の記事は2009年に初めてお会いしたときのいきさつと当時の庭の写真です。
北杜市の真原の緑濃い真夏の桜並木のトンエルを車でゆっくり走っていました。
車窓から左を何気なく見ると、緩やかな南向きのスロープの広い庭に淡い色の花々が咲き乱れ、小さな木造の家の前に白髪の婦人が椅子に腰掛け、膝の上に白い布を広げているのが目に止まりました。
「ターシャが!」、と家内がつぶやくのです。すぐに引き返して、路肩に車を停め、訪れました。
細い路地を入り、名刺を出しながら声をかけました。
晴れやかな笑顔の老婦人がやさしい声で話します。十数年前に、息子さんとこのへんを回ってここの土地を買い、小屋を建てたそうです。
「二人で東京から時々泊まりがけで庭作りに通ってきます。息子も造園が好きで一年を通うして花々が咲くようにつくってくれました」と微笑みながら話して下さいました。
南向きの傾斜地には、まさしくターシャの庭のように自然そのままの草花が豊かに咲いています。息子さんはボランテア活動をしながら、時々「草木染めの体験教室」も開催しています。
あれ以来5年になりますが相変わらずお元気に、東京から通って美しい庭を作っていらっしゃいます。
写真をお楽しみ頂ければ嬉しくおもいます。(終わり)
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ターシャとは:
ターシャ・テューダー(Tasha Tudor、1915年 - 2008年)はアメリカの絵本画家・挿絵画家・園芸家・人形作家である。
彼女の描く絵は「アメリカ人の心を表現する」絵と言われ、クリスマスカードや感謝祭、ホワイトハウスのポスターによく使われている。50歳代半ばよりバーモント州の小さな町のはずれで自給自足の一人暮らしを始め1800年代の農村の生活に学び、彼女の住む広大な庭で季節の花々を育て続けるライフ・スタイルは、日本でも注目を集めた。・・・以下省略
詳しくは、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BB%E3%83%86%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC をご覧下さい。下にその庭のイメージ写真を示します。