毎週、日曜日の朝は宗教関連の記事を書いてからカトリックのミサに行きます。
広く宗教に関する記事なので仏教のことやキリスト教のこと、そして神道や道教のことなどについて書きます。
そうするとその後で出席するミサが一段と味わい深くなります。
さて今朝は8月14日から18日まで韓国を訪問しているフランシスコ教皇が大歓迎を受けている様子を示します。
韓国は人口が5000万人でその2割がプロテスタン信者で、カトリック信者は約1割の544万人です。日本は約3%がキリスト教信者で、0.3%がカトリックの信者です。それはさておき、下の写真をご覧下さい。
この写真の法王の後ろに写っている人々の表情をご覧下さい。皆が楽しげに歓迎しています。フランシスコさんの嬉しそうな笑顔をご覧ください。
大型客船沈没の遺族に会い慰めました。そのときある遺族が遺品を法王に手渡したそうです。すると彼はそれを随員に渡さないでポケットにしまいこんだのです。その人間らしさに韓国人が感動しています。
下の写真はソウルで行わられた 124人の殉教者の列福式に集まった大群衆の写真です。
100万人が集まったそうです。しかし群衆は整然としています。
下は124人の殉教者を福者に列すると宣言する儀式を司っているフランシスコ教皇の様子です。
そして下の写真はフランシスコ教皇のパレードの様子です。白い車の上で手を上げているのがフランシスコさんです。
韓国人が整然と礼儀正しく歓迎している様子です。
写真の出典は、http://blog.livedoor.jp/kiriritto/archives/1007749538.htmlです。
日本のマスコミは韓国のニュースとなると従軍慰安婦関連のことばかりです。
もっと、もっと広い視野で韓国人の喜びや悲しみをニュースとして報じるべきではないでしょうか。彼らは我々と同じような普通の人間なのです。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)
===参考資料===================
(1)今日の写真に付いていた記事:http://blog.livedoor.jp/kiriritto/archives/1007749538.html
フランシスコ法王がソウル・光化門広場で、尹持忠(ユン・ジチュン)パウロなど殉教者124位の 列福ミサを執典した。フランチスコ法王を見るために、ソウル・光化門には百万人近い市民が集まった。
警察は今日の列福式が執行される光化門広場一帯に、招待された天主教の信者17万人を含む、 最大百万人が殺到したと集計した。光化門にこのように多くの人が集まったのは、2002年ワールドカップの50万人が集まった以降は初めてだ。
人波によって周辺が多少混雑したが、大きな騒乱や摩擦もなく、比較的秩序が守られた。
電光掲示板に法王の姿が見えると、信者の大部分が立ち上がって両手を挙げて法王を
歓待する様子が目についた。また子供たちを撫でて祝福したり、セウォル号の遺族に会う時は歓呼の声が溢れた。 フランシスコ法王は殉教者124位の列福ミサで、今日はすべての韓国人にとって大きな喜びの日とし、殉教者の遺志は平和と人間の価値を守るだろうと強調した。
列福宣言が終わると同時に、参席者の歓呼とともに124位が描かれた大型の垂れ幕が
公開された。
福者宣言はカトリック教会が、この殉教者らを尊敬の対象として公式宣言するもので、 法王が殉教の地で直接施福ミサを挙行するのは、非常にまれなことだ。
ミサを含む列福式の行事は少し前の12時20分頃に全て終わった。照りつける陽射しにもかかわらず、ミサの最初から最後まで人々は両手を合わせて、殉教者の列福と法王の訪韓に感謝してミサに参加した。
一方、フランシスコ法王は今日の列福式に先立ち、セウォル号沈没事故の遺族に会って慰めた。法王は遺族が渡した手紙を、異例にも随行員に渡さないでポケットに入れて注目を集めた。
(2)韓国のキリスト教の趨勢:
韓国のキリスト教(かんこくのキリストきょう)は大韓民国におけるキリスト教の歴史と現状について述べる。2005年統計庁の発表によると人口の約3割がキリスト教徒で、キリスト教が最大勢力の宗教である。内訳は、プロテスタントの信者が2に対して、カトリック信者が1になっている。・・・・・中略・・・・
1937年の盧溝橋事件以降皇国臣民ノ誓詞が発せられ、総督府は公然とキリスト教会への神社参拝を強要した。この同化政策のためにとった参拝強要はキリスト教にとっては偶像崇拝の強要にあたり、朝鮮の長老派の一部の篤実な信徒は神社参拝を拒んでいたため、1938年6月末、日本政府は同じ長老派系統の日本基督教会大会議長富田満を派遣し、朱基徹牧師ら朝鮮の長老派を説得させた。・・・・・中略・・・・
プロテスタントは諸教派に分かれるので、単一の宗派としては信者数476万人(2006年)のカトリックが最大で、組織的にも最も強固なものがある。韓国のカトリック教会は枢機卿2人、大司教(朝鮮語は大主教)5人、司教(朝鮮語では主教)28人、神父3,719人を擁し、ソウル大司教区(春川、大田、仁川、水原、原州、議政府の司教区が所属)、大邱大司教区(釜山、清州、馬山、安東の各司教区が所属)、光州大司教区(全州、済州の各司教区が所属)に分かれる。最大の教区はソウルで信者数140万人、次に水原62万人である。北朝鮮にも沈黙の教会と称する秘密組織が平壌、咸興などにあるとされる。詳しくは、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%81%AE%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E6%95%99をご覧下さい。