私は年金生活をしています。貯金も少しずつ使って生活をしています。
妻と2人暮らしで老境を比較的に平穏に暮らしています。
ところが最近、何故か次第、次第に生活が貧しくなってきました。貯金が減る以上の早さで貧しくなってきたような感じがするのです。
どうも日本全体がしだいしだいに貧しくなってきたような感じがします。しかしその一方でGDPは伸び、景気が良くなってきたと安倍総理が自慢しています。
不思議です。
そこで何時ものように少し調べてみました。そうしたら明快な答えを得ました。
日本のGDPは成長していますが、貧困層が急に増え続けているのです。その上、老人や母と子供だけのような弱者がすごい勢いで貧しくなってるのです。
ようするに日本がアメリカ型の格差社会になりつつあるのです。
下の2枚の図面を丁寧にご覧下さい。
上の図面は年間給与が300万円以下の貧困層(家族数にもよるが)が間違い無く急速に増えていることを示しています。
図面の出典は、http://it.2chblog.jp/archives/1005608997.html です。
上の図から分かることは、日本の相対的貧困率は先進国OECD中で第4位で、実質はアメリカの次ぐらいということです。
この傾向は、小泉内閣の規制緩和が、弱者に集中した結果であると言われています。この図面の出典は、http://blogs.yahoo.co.jp/yuuta24mikiko/34880346.html?from=relatedCatです。
(相対的貧困率の計算方法は、世帯収入 から子どもを含む国民 一人ひとりの所得を仮に計算し、順番に並べたとき、真ん中の人の額(中央値)の半分(貧困線)に満たない人の割合。子どもの貧困率 は、18歳未満でこの貧困線に届かない人の割合を指す。今回の調査では中央値は244万円、貧困線は122万円。( 2014-07-16 朝日新聞 朝刊 1総合 ) )
上の図面を見て、成程、老人の私の暮らしむきが最近貧しく感じる理由が分かりました。
働いていないで遊んでいる私が次第に貧しくなるのは当然なことで別に不満はありません。貧しいながら健康過ぎるような妻とともに毎日楽しく暮らしています。
しかし大変気になることがあります。
それは昨年の東京都知事選挙で右翼と言われている田母神しが65万票を獲得したのですが、投票者の若い年齢層の投票が多かったのです。以下に年齢別の投票者の%を示す表を掲載します。
この表の出典は、http://bylines.news.yahoo.co.jp/furuyatsunehira/20140211-00032569/です。
何を言いたいかというと、若者の貧困が進行すると右傾化がますます進むということです。そして日本の社会がアメリカのような残酷な格差社会になるということです。
「貧困」、「右傾化」、 「縦社会の完全崩壊によるアメリカ型社会の成立」。この三つの相互作用については別の記事で書きたいと思います。
毎日、暑いので今年の2月15日の大雪の後の小生の山小屋への道の写真を示します。涼しい気分になって頂けたら嬉しく思います。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)
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