おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

何でもありの日本

2006-01-17 23:07:59 | 世間世界
 小島社長の証人喚問。政治家以上の見事な政治感覚。証言拒否を繰り返し、相談すること35回。かつて、証人喚問の時に「宣誓書」に手ががくがくふるえて、満足に署名できなかったシーンが懐かしい。
 成果はもどきは、唯一、アベ官房長官秘書に面会し、陳情したことくらい。これとても利益誘導につながったか? アベさんは秘書が会ったことは認めたが、その他は否定している。
 勿論、自分の不利になるような、まして刑事訴追を受けてしまうような証言は、拒否できるのは当然の権利。小島社長はそれを行使したまで。証人喚問の限界は、始まる前からすでに見え見え。政治家との関係などまったく取り上げられず、これで、一件落着。
何でもありの政治に、何でもありの企業。ごまかし・詭弁・不誠実・・・。どこまでこれが通用するか。企業倫理も何も、あったものではない。小島社長の、舌をぺろりと出して誇らしげな表情が想像できる。
 と、夕方、今度は、ホリエモン。株価操作の疑い。企業買収を株のつり上げによって、時価財産(実は株式市場の上での名目財産)をかたに行っていた企業買収のやり方にメスが入りそうだ。
 だいたい、「ライブドア」という社名も、もとは別の人物が創立した会社名。それを買収して、自分のメイン企業名にしたもの。法すれすれか、脱法まがいのやり方で成長してきたのだ。
 「国民はバカだから」が口癖の人物。ちょろい日本の株式市場を見事に手玉にかけた。さて、今後、どう展開するのか。
 この人をニッポン放送の時にはくさし、選挙では持ち上げて、「改革」のキャンペーンの一方の旗頭にした自民党。これまた何でもありの人物を、選挙には何でもあり、と刺客まがいにしたてあげた。これもいったいどうなることやら。
 世にいう「勝ち組」が何でもありの戦法でのし上がってきたのなら、「負け組」は何でもありはまずいぞ、おかしいぞと歯ぎしりするのみ。
コメント
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