朝から冷たい雨が降っています。昨日のぽかぽか陽気から一転。特にすることもなく(しなければならない仕事があるのに、する気にはなれずに)朝起きてから少し遅い食事を済ませて、また、ぬくぬくとした布団の中で、昨晩からの小説を読んでいます。最近は、まとめ読みが好きで、一人の作家(それも女性の作家)の作品を同時並行で読んでいます(その他にも、堀江敏幸さんのとか、高橋源一郎さんのもあわせ読みしていますが)。誰もいない家の中です。
今、携帯電話があって、「3月末の温泉。南伊豆とか行くの面倒なので、伊東にしました。いくつかネットで探しておいたので、気に入ったところがあったら連絡下さい」そういえば、朝方、メール着信の音がしていた。「ああ、そう」生返事でメールにも目を通さず、また小説を読んでいます。
小池昌代さん。育った世界・下町独特の人間臭い土壌が醸し出す雰囲気のある方のようです。
直感で作風を強引に言い切ってしまうと「人恋しき故に」という感じですか、いずれの作品も。たしかに小説的世界の原点でしょうが、特に「ことば汁」なんて表題は、あまりにも肉感的です。「ほとばしる」にも通じる?詩人的感性そのものなのでしょう。発した(表現した)言の葉が、思いがけなく人(自他共)の心に作用する。その驚きの新鮮さと怖さを心身で感じ取っている人のようです。
先日、井の頭公園にて。サクラの古木。
今、携帯電話があって、「3月末の温泉。南伊豆とか行くの面倒なので、伊東にしました。いくつかネットで探しておいたので、気に入ったところがあったら連絡下さい」そういえば、朝方、メール着信の音がしていた。「ああ、そう」生返事でメールにも目を通さず、また小説を読んでいます。
小池昌代さん。育った世界・下町独特の人間臭い土壌が醸し出す雰囲気のある方のようです。
直感で作風を強引に言い切ってしまうと「人恋しき故に」という感じですか、いずれの作品も。たしかに小説的世界の原点でしょうが、特に「ことば汁」なんて表題は、あまりにも肉感的です。「ほとばしる」にも通じる?詩人的感性そのものなのでしょう。発した(表現した)言の葉が、思いがけなく人(自他共)の心に作用する。その驚きの新鮮さと怖さを心身で感じ取っている人のようです。
