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いつもいつもお世話をかけます。OTSUKAREさま。
さて、何か食べたいものある?
お蕎麦はどう?
ちょっと歩くけれどって来てみたけど。お気に召すかしら。
けっこうおいしいのよね、ここのお蕎麦。
でも少し柔らかすぎるかしら? 人によっては。
駅前を出て広い道を行くと、遠回りで時間もかかるのよね。意外と分かりにくいし。
地元の人はさっきのお寺の小道を通るのね。線路向こうに行く道につながっているみたい。
線路沿いで歩ける、知る人ぞ知る道って感じ。でも、お寺さんの境内の木戸口みたいで、つい遠慮しちゃうのよね。
すれ違うのも大変な道だけど、ちょっと危険だわ。二人だけだと。
また、変なこと想像しているんでしょ。まったく懲りないんだから。
あのお寺は「光明院」という古いお寺で、「荻寺」とも呼ばれていて、「荻窪」という地名もその名に由来するといわれているようよ。
昔はもっと南西側にあったようだけど、明治になって、鉄道建設のため、今のところに移されたんだって。
ところで、「荻」と「萩」って紛らわしいわよね。名前でも「ハギワラ」さんなのか「オギワラ」さんのか、間違えて失礼になったりして。
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イネ科ススキ属の植物の一種。草丈は1~2.5m程で、河川敷などの湿地に群落を作る多年草。日本全国や朝鮮半島、中国大陸に分布している。葉は40~80㎝と長く、幅は1~3cm程度であり、中央脈がはっきりしている。花期は9~10月、穂は25~40cm程であり、小穂が多数互生している。茎は硬くて節を持ち、つやがある。ススキ(薄)によく似ているが、ススキと違い、オギには芒がない。また、ススキが生えることのできる乾燥した場所には生育しないが、ヨシ(葦)よりは乾燥した場所を好む。穂はススキよりも毛が長くて白く、柔らかい。かつては茅葺の屋根の材料として広く用いられていた。
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マメ科ハギ属の総称。落葉低木。秋の七草のひとつで、花期は7月から10月。
「秋の七草」は、奈良時代の歌人、山上憶良(やまのうえのおくら)が詠んだ以下の2首の歌がその由来とされている。
・秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花(万葉集・巻八 1537)
・萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(をみなへし) また藤袴 朝貌の花(万葉集・巻八 1538)
注:「朝貌の花」が何を指すかについては、桔梗とする説が最も有力である。
(以上、写真も含め、「Wikipedia」より)
地元じゃ、そのいわれにちなんで「荻」を育てているみたい。「荻窪税務署」のところにもあるって。
さっきのお寺にもあるはずだけど、よく分からなかったわね。
そうそう、このお店の前にもあったわね。
さて、何にする? まずはビールですか? あそこはさすが酒蔵だけあって、ビールは置いてなかったようよね。
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おつまみもいろいろ揃っていて、おいしいはずよ。お酒も。
コースターに紋があるわ。へぇ~、「鷹の羽」かな、この紋は? 矢羽ですって。なるほど。「鷹の羽」とはたしかに違うわね。
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弓矢の歴史は古い。狩猟に戦場の武器として世界各民族が利用してきた。日本では、”弓矢取り”は武士を意味し、神事の破魔矢、流鏑馬から相撲の弓取り式にいたるまで、さまざまなかたちで弓矢が使われている。これが家紋として用いられた一番の理由は、なんといっても尚武の精神からだろう。弓・矢紋は、ふつう弓紋と矢紋に分かれるが、弓矢でひとつになった紋もある。さらに、矢。矢羽、矢筈の種類がある。服部氏の一族が多く使用している。(丸に違い矢)
ここのは、縦に矢が並んでいるのね。
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けっこうおいしいでしょ。出汁もしっかりして、素材の味も生かされているしね。
これつまんでいいわよ。ちょっと。箸の向きが違うでしょ。
お蕎麦もおいしいと思うけど。好みがあるかも。
そう、満足してくれてよかったわ。なんたって手打ちにこだわっているようね。
美味しくそばを食べる条件を「三たて」と言います。つまり、「挽きたて」「打ちたて」「茹でたて」のこと。
ふつう、手打ちそばを自称するお店なら、「打ちたて」「茹でたて」は実践しているはずです。
でも、そばの命はとても短いもの。
だから「挽きたて」を満たしていなければ同じように手でそばを打っても、香りも喉ごしも、満足のいくそばにはなりません。
そこで、本むら庵は「挽きたて」の原点である石臼挽き自家製粉にこだわりました。
そのために、石の質や目立てなどをいろいろと変え、長い時間をかけて、試行錯誤を重ねながら、試作した石臼はいつのまにか100個にも上りました。
こうして生み出した独自の石臼で、玄そばを粗く挽 くのが本むら庵のそばの特徴です。
粗く挽けばそば本来の味や香りが出ますが、そばはつながりにくくなりますから、11~12月の新そばの季節なら9割そば、それ以外の時期は1.5~ 2割ほどのつなぎを使います。本むら庵の、こだわりの石臼挽き自家製粉そば。
そばが本来持っている香りと味を、お一人でも多くの方にお召し上がりいただければと心より願っております。
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(以上、「本むら庵」HPより)
このお店はこだわりがあって、春・夏・秋・冬とそれぞれの季節に応じて、お蕎麦もお酒のおつまみも工夫して用意しているそうよ。
けっこう常連客が多いみたい。あなた、気に入ったら、また来てみたらいいわ。
オームの処刑って、彼らのやり口も劇場型だったけれど、7人の処刑も何だかマスコミが大騒ぎ。
実況中継みたいになっていて、処刑になった顔にペッたと貼り付けたりして。
こんなときでも、広島や岡山、それから愛媛と西日本では大変な騒ぎになっているのよね、集中豪雨で。
このあいだ、愛媛と岡山に行ってきたの。何だか他人事じゃないわよ、心配だわ。
オームといい、集中豪雨といい、平成ももうじき終わりというときになって、話題が多いわね。
アベさんは酔っ払ったような顔で記者会見してたんですって。まったく!
海外、国内、・・・。仕事の関係で、結婚してからは転勤族だった。
いろんなところに住んだけれど、どこもみんなすてきで、いい人たち、いい町だったわ。
私? いい人生だった、と思う。
さて、そろそろ出ますか。皆さん楽しそうでよかったじゃない。お世話になりました。
いつも時間ばかり気にしていて悪いけど。
気に入ってくれたようで、また来てみましょうか。
これから蒸し暑い日が続きそうね。お互い、体に気を付けて。では、また。