右岸の河原。
「瓦曽根堰(かわらぞねせき)スポット広場」。
正面は、「しらこばと橋」。
解説板。
「葛西用水」の成立
享保(1719年)すでに開削されていた幸手領用水(万治3年1660年)の利根川の川俣圦樋が増設され、琵琶溜井・松伏溜井・瓦曽根溜井・亀有溜井を連結させた十ヶ領、三百村、領石高13万3千石(年貢米)の大用水が成立し、葛西用水と呼ばれた。
「葛西用水」流路図。
「利根川」から取水された「葛西用水」は、「大落古利根川」、「逆川」を経て、ここまで流れ、この後は、「元荒川」から離れ、八潮市、足立区、葛飾区、墨田区まで続くことになります。
※「溜井」は河川を堰き止めて洪水対策や農業用水とした施設。近世初頭に瓦曽根溜井が建設され、中期以降に石堰が設けられた。中土手(元荒川と溜井を分ける土手)には竹を植えたり畑があった。また港の役割をする河岸場もあり、高瀬舟などによる物資流通の拠点でもあった。この堰は今のしらこばと橋の辺りにあり、石堰は大正期まで使われていた。
※「中土手(元荒川と溜井を分ける土手)」=「瀬割堤」
2つの河川が合流したり、隣あって流れるために、流れの異なる2河川の合流をなめらかにしたり、一方の川の影響が他の河川におよばないように2つの川の間に設ける堤防 。
この付近は、「旧赤水門スポット広場」として整備されています。
「瓦曽根堰」遺構。
「赤水門」。
元荒川に架かる人道橋。
「赤水門橋」。
元荒川と溜井の間の土手(瀬割堤)を歩きます。
瓦曽根堰(旧名堰枠)。
「しらこばと橋」。
斜張橋。橋は県および市の鳥である向かい合った2羽のシラコバトが、大空に向かって飛び立つ様子をモチーフとしている。主塔から放射状に延びるケーブルを鳥の羽に見立てている。市のランドマークのひとつであり、夜間は橋のライトアップも実施されている。(「Wikipedia」より)
※「しらこばと」
ハト科に属し、シラバト、ノバトなどとも呼ばれ、山鳩(キジバト)の仲間ですが、やや小型で尾だけが長く、ほっそりしています。首に黒い横線が走っているのが特徴で、国内では、主に本県の東部地域を中心に生息しています。
昭和31年(1956年)に「越ヶ谷のシラコバト」として国の天然記念物に指定されており、昭和40年11月3日に「県民の鳥」に指定されました。
県のシンボルであり、コバトンやさいたまっちのモデルにもなっています。