今回は、「旧江戸川」右岸(西側)歩き。右岸河口の「葛西臨海公園」まで。途中は省略して、東京メトロ・東西線「葛西」から「旧江戸川」に向かいます。
旧江戸川は、以前、「舞浜大橋」から「今井橋」経て新中川まで、自転車で遡ったことがあります。
今回。ところが、この付近の堤防は護岸工事のため、立入禁止。堤防下を歩くことに。
「雷(いかずち)公園」を過ぎ、「島忠」や「イトーヨーカドー アリオ」の脇を通り、「左近川親水緑道」のところへ。
※「雷公園」
旧江戸川の土手に隣接している公園。「いかずちこうえん」と読む。自然の高低差をそのまま活かして整備されており、園内にあるローラー滑り台は、少し高くなっている南東から勢いよく滑り降りる、子ども達に人気の遊具。園内に植樹されている桜の木のうち、1本は薄緑色の花を咲かせる「御衣黄(ぎょいこう)」という桜。ソメイヨシノの花が終わった5月頃に、その珍しい花を咲かせる。
(HPより)
この付近は、かつては水田。周囲には自然堤防が連なり(「江戸川」の氾濫原)、上記のような高低差があったようです。
1880年代のようす。 2010年代のようす。中央に「雷公園」。
左近川親水緑道。
※「左近川」は、かつては東京湾(袖ケ浦)に注いでいた。
1880年代のようす。
2010年代のようす。周囲はすっかり都市化。
※「左近川親水緑道」
川のせせらぎと緑が豊かな親水公園。
「なぎさ公園」の北側から南西の方角に流れ、「海岸水門」を経てからはさまざまなレクリエーション施設のある大きな水上公園風になる。
(「今昔マップ」より)明治中・後期のようす。
赤い線が「左近川」、黄色い線が海岸線。
2013年(平成25)に歩いた時には、「海岸水門」が残っていました。かつての「左近川」河口。東京湾最奥、「海岸堤防」のおへそのような位置? その時の掲載記事を。
旧堤防(現・都道450号線)からの「海岸水門」。
「海岸水門」。右方向が「新左近川親水公園」。
「海岸水門」。往時を偲ぶ遺構。
コンクリート製の頑丈なつくり。ゼロメートル地帯の高潮・水害を防ぐ機能を持っていた。
道路をはさんだ「左近川」側に残る「海岸水門橋」の遺構の一部。
水門越しには埋め立て地に建てられた建物群。
※「海岸水門」は、2020年3月、再整備されて遺構として残されています。
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なぎさ公園。
ここで、やっと土手の道に上がることが出来ました。
対岸は、千葉県浦安市。
河川敷は工事中。
なぎさポニーランド。
なぎさ公園。
水上ステーション(船着場)。
上流・対岸遠くに「堀江ドック」。
江戸川区側・この付近にも「堀江町」があります。
河口に向かって歩き始めます。
眼下の草原にオオバンの群れ。
※オオバン
頭をフリフリ泳ぐ真っ黒い鳥 白い額がトレードマーク
全長39cm。全体は灰黒色で額とくちばしは白色です。足は緑青色。「キュイッ」と聞こえる声を出します。陸上を歩くこともありますが、水上生活が多く、すばやく水上へ逃げていきます。「水鶏(にわとり)」と書いてクイナと読みますが、名の通り、その種類の多くは水辺の草やアシの中にすんでいます。このオオバンも、クイナの仲間ではいちばん大きく、太っています。黒いからだに白いおでこ、というモノトーンのしゃれた配色で、西洋では、その色彩やら身のこなしから美や雅(みやび)のシンボルとなるいっぽうで、白い頭部の連想から、英語で「額がハゲあがっている」ことをas bald as a coot(オオバン)といいます。池沼に生息していて、40年前は関東より北で繁殖していましたが、近年増加の傾向にあり、日本中で見られています。「|日本の鳥百科|サントリーの愛鳥活動」HPより)
(「Wikipedia」より)
※千葉県我孫子市の「市の鳥」となっています。