カートリッジをシュアーM44Gに換えたのですが、セッティングが僕の適当なものになっていたので、オーディオに詳しい、Iさんにカートリッジの取り付け、調整をお願いしました。そもそもシェルにとりつけたカートリッジの位置がよくなくて、針先がかなり前の位置にきていたので、そこから直し、水平バランス、針圧の調整と慣れている人がやるとあっという間でした。
そのあとレコードを再生しましたが、1~2曲聴いては代えたので、結構な枚数を聴くことができました。このカートリッジは、中音域を中心としてガッツのある音がでるので、ジャズの器楽曲向きだと思いましたが、弦楽器などもまずまずです。スピーカーのJBL4425MKⅡからは、ジャンルを選ばず無理なく音楽が楽しめる音が出ていると、二人の感想は一致しました。
カートリッジをアームから外して、長さを調整しているところ。
全長で5cmになるようにシェルへの取り付け位置を調整しました。
水平バランスの調整をしているところ。真ん中へんにみえるつまみで、ねじをゆるめて、アーム全体を上げて高さの調整をしました。
後ろの重りで針圧を1.5gに調整しました。
あらためて調整したので、カートリッジの針がしっかりとしたトレースをしているようで、音が締まり低音も伸びが出てきました。
(Iさんと二人で聴いたレコード)
ズート・シムズなど「Jazz Mission To Moscow」(Colpix)。サックスやクラリネットなど管楽器の質感がよく出ていました。オリジナルのモノラル盤で、最近購入したものです。
ビル・エヴァンス「At Town Hall」(Verve)。オリジナルではないと思いますが、早いパッセージがきれいに聴こえ、タッチの強さもわかるようなレコードです。
センターレーベル。RVG(ルディ・ヴァン・ゲルダー)の録音で、刻印が入っています。
ザ・スリー・サウンズ「Moods」(Blue Note)。リバティ社製の音符レーベルで、値段は安かったです。でも、ベースの締まり方といい、ピアノの音といい、ルディ・ヴァン・ゲルダー録音のブルーノートレーベルのレコードは、迫力があります。
レコードのセンターレーベル。これもRVG STEREOのロゴが盤面に刻印されています。
ローズマリー・クルーニー「Blue Rose」(Columbia)。伴奏を受け持ったエリントン楽団の各奏者のサウンドが素晴らしい。
よく見かけるレコードですが、これはオリジナルモノラル盤のプロモーション用(Not For Sale)のもので、いくらか珍しいかもしれません。
ジョニー・ソマーズ「Johnny Get Angry」(Warner Bros.)。オールディーズのバラード「One Boy」など彼女のシュガー・ヴォイスが魅力的に聴こえました。
かなり昔購入したものです。
モーツァルト「フィガロの結婚」ハイライト。カール・ベーム指揮ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団。序曲からはじまり、主要な曲が網羅されています。「もう飛ぶまいぞ、このちょうちょう」、「愛の神よ、照覧あれ」、「恋とはどんなものかしら」など好きな歌ばかりです。特に、グンドゥラ・ヤノヴィッツ(伯爵夫人役)が歌う「愛の神よ、照覧あれ」などは何度聴いても素晴らしい。(1968年の録音。日本盤)
シュアのカートリッジとJBLのスピーカーで、弦楽四重奏を聴いてみました。ラサールカルテットの演奏する、ドビュッシーとラヴェルです。高音が若干きつめかなという感じはあるのですが、アンサンブルなども悪くなく、弦楽器もまずまずでした。