NHK交響楽団の高崎公演があったので、聴きに行ってきました。マチネーで午後2時からの開演だったので、早めに高崎へ。
(出 演)
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
ヴァイオリン:レティシア・モレノ
管弦楽:NHK交響楽団
(曲 目)
プロコフィエフ / ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 Op.19
〈休 憩〉
ラフマニノフ / 交響曲第2番 ホ短調 Op.27
(感 想)
今回、特に近現代の管弦楽曲はコンサートを聴かなければ、その良さがわからないことを痛感させられました。プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番については、CDはもっていたものの初めてでしたが、非常にカラフルなよい曲だということが、N響の木管陣やハープの演奏で実感できました。
ヴァイオリン独奏は、スペイン生まれの若手レティシア・モレノでした。美音ではあるものの音が小さく第3楽章などはたどたどしい感じでちょっと残念でした。音程の正確性に加えて叙情や迫力がほしくなり、独奏よりも背後のN響の演奏に耳がいっていました。
ラフマニノフの交響曲第2番では、N響の低弦の鳴りがすごくて素晴らしく、クラリネットのソロも特筆ものでした。パーヴィ・ヤルヴィさんの指揮は、旋律を綺麗に出しつつ、全体には抑制された知的なもののように思いました。
アンコールはヴァイオリン、オーケストラともにありませんでした。クラリネット、フルートなど木管楽器が印象に残った演奏会でした。
【あらかじめ自宅で聴いたCD】