安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

リー・モーガン「LEE-WAY」とJR東日本新幹線車内誌「仙台の横丁」の話題

2020-02-09 20:03:13 | トランペット・トロンボーン

JR東日本の新幹線車内誌トランヴェールの2020年2月号の特集は「横丁を歩けば仙台が見えてくる」で、たいへん面白く読みました。「いろは横丁」や「文化横丁」が紹介されていて街歩きの参考になります。また、ジャズ喫茶の「Count」」も掲載されていて懐しい気持ちにもなりました。その昔「Count」で聴いたアルバム。

LEE MORGAN (リー・モーガン)
LEE-WAY (BLUE NOTE 1960年録音)

   

リー・モーガン(tp, 1938~72年)の人気作の一つで、いまさら取り上げる必要もないかもしれませんが、先日、吉祥寺のSOMETIMEで、松島啓之(tp)さんの演奏を聴いたら、リー・モーガンのプレイを聴きたくなり取り出したものです。国内盤のレコードで聴きました。

メンバーは、リー・モーガン(tp)、ジャッキー・マクリーン(as)、ボビー・ティモンズ(p)、ポール・チェンバース(b)、アート・ブレイキー(ds)。モーガン、ティモンズ、ブレイキーというジャズ・メッセンジャーズのメンバーに、マクリーンが加わった形ですが、顔ぶれを見ただけでソウルフルな音が聴こえてきそうです。

曲は、カル・マッセイ作曲の「These are Soulful Days」と「Nakatini Suite」、リー・モーガンの自作「The Lion and The Wolff」、ジャッキー・マクリーン作「Midtown Blues」の4曲。それぞれ10分近い演奏になっています。カル・マッセイの曲は、こういったハードバップセッションにピッタリの素材です。

これぞモダンジャズといった演奏が楽しめるアルバム。リー・モーガン(tp)は、派手なフレーズは控えめにして、抑制のきいたソロをとっていて、やんちゃ坊主のイメージがあるモーガンですが、ここでは落ち着きがみられます。対照的にマクリーンはここぞとばかり吹きまくっていて、それも聴き物です。他の3人も素晴らしく、特にポール・チェンバースのどっしりとしたビート感は唯一無二。どれか一曲なら僕は「These are Soulful Days」。

【JR東日本新幹線車内誌トランヴェール2020年2月号】

   

表紙

   

特集は「横丁を歩けば仙台が見えてくる」です。建築家の隈研吾さんが「都市の未来は路地にある」と話していました。

   

最も有名な「いろは横丁」。仙台駅から徒歩約10分です。

   

いろは横丁散策MAPが掲載されています。狭い路地に飲食店や物販店が並んでいます。

   

いろは横丁にある鰻の老舗「明ぼ乃」などが紹介されています。

   

牛たんや冷やし中華は、仙台が発祥の地のようです。牛たん焼きは、昭和23年ごろ、稲荷小路(一番町)の焼き鳥店「太助」で生まれたそうです。

   

文化横丁にある居酒屋「源氏」。

   

ジャズライブがメインの「KABO」の紹介。入ったことがあります。

   

ジャズ喫茶「Count」の紹介も。大好きなジャズスポットです。

  

仙台は戦災で焼け野原になりましたが、碁盤の目のような街路は戦前とほとんど変わっていないようです。図は、仙台城下絵図です。