書店で音楽雑誌のコーナーを見ていたら、「MOSTLY CLASSIC(モーストリー・クラシック)」の特集が「オーケストラ・ファンのためのオペラ」というもので、興味を惹いたので購入しました。
表紙。
最初は、ワーグナーの管弦楽に関する記事です。ワーグナーの先進性などについて触れていましたが、いかに画期的だったかということが述べられています。
カール・シューリヒト指揮バイエルン放送交響楽団の演奏で、「リエンチ序曲」、「ジークフリート牧歌」、「ニュルンベルグのマイスタージンガーより第3幕への前奏曲」などを聴きました。1961年録音のコンサートホール音源をリマスターし、SACD化したものです。
ニュルンベルグのマイスタージンガー(DVD、1984年録画)を観ました。ホルスト・シュタイン指揮バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団、ジークフリート・イェルザレム(T)、ベルント・ヴァイクル(B)、ヘルマン・プライ(B)、マリ・アンネ・へガンダー(S)など。長いけれど、面白くて飽きません。
モーツァルトの序曲について、初期のものから解説が載っていました。
序曲集はもっていないので、アリア集を聴いてみました。
群馬交響楽団の9月定期(9月12日、13日、高崎芸術劇場)では、当初と曲目を変更して、モーツァルトのオペラから重唱などが演奏される予定です。チケットをとってあるので、今から楽しみです。
出演予定の、山下一史(指揮)さんと歌手の皆さん。
ヴェルディの序曲についても取り上げられています。ヴェルディの序曲は、劇の内容を凝縮しているようで、聴いていて面白い。
ヴェルディ・オペラ序曲集第1集、第2集(NAXOS)を聴きました。演奏はピエール・ジョルジ・モランディ指揮ハンガリー国立歌劇場管弦楽団。
指揮のモランディは、ミラノ生まれでスカラ座のオーケストラで首席オーボエ奏者になり、同時にR・ムーティやG・パターネのアシスタントを務めた後、指揮に転向。2015年、新国立劇場で《マノン・レスコー》を指揮、メトロポリタン歌劇場に17年《リゴレット》でデビューなど活躍している。
ロッシーニの序曲も取り上げられています。
ロッシーニ序曲集。クラウデォ・アバド指揮ロンドン交響楽団。ロッシーニの音楽は明るくて陽気で、威勢がいいように思えます。
オペラ・アリア集を残した名歌手というページもありました。マリア・カラスのものなどが紹介されています。
ネトレプコのアリア集を聴いてみました。
オペラは、実演やDVDで観るのがいいと思いますが、好きな指揮者や歌手で管弦楽集やアリア集を聴いてもよく、いろいろな楽しみ方ができます。