安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ケント・ミラー「THE TNEK JAZZ QUINTET PLAYS THE MUSIC OF SAM JONES」とシャインマスカットの話題

2020-09-20 20:06:09 | ベース・ドラムス

本日付けの信濃毎日新聞朝刊は、ぶどうのシャインマスカットがブームになっているという記事を一面トップにもってきていました。皮ごと食べられ、種もないし、味、香りともよいのがアピールしているようです。そこで、僕も食べたくなったので、安曇野市のデニーズでサンデーをいただいてきました。新作の中でもアピールしたアルバム。

KENT MILLER (ケント・ミラー)
THE TNEK JAZZ QUINTET PLAYS THE MUSIC OF SAM JONES (TNEK Jazz LLC 2020年録音)

   

ジャズアルバムの新録音はほとんど購入していませんが、キャノンボール・アダレイグループなどで活躍したサム・ジョーンズ(b)の作曲集というところに惹かれて本作を購入しました。マイナーレーベルからの発売なので、情報が乏しいのですが、ベーシストのKent Millerがリーダーです。

メンバーは、Kent Miller(b)、Darius Scott(p)、Greg Holloway(ds)、Antonio Parker(as)、Benny Russell(ts)。本作の企画はKent Millerによるものですが、メンバーの人選はプロデューサーのRon Kearnsによるものです。ケント・ミラーは、ロン・カーターから教えを受けていて、カール・アレン(p)やジョージ・コールマン(ts)らとの共演歴があるようです。

曲目は次のとおり。

1  Unit 7
2  Bittersuite
3  Some More of Dat
4  Lillie
5  O. P.
6  Del Sasser
7  Tragic Magic
「Tragic Magic」は、ケニー・バロンの作曲ですが、1から6までは、サム・ジョーンズの作曲です。「Unit 7」や「Del Sasser」は、名曲としてよく知られていると思います。

現代のハードバップアルバムとしてかなり楽しめました。Antonio Parker(as)、Benny Russell(ts)という二人のサックス奏者がソウルフルかつスピード感があってなかなかよく、とりわけ遅いテンポのバラード「LIllie」におけるAntonio Parkerの美しいプレイには息を飲みました。ピアノのDarius Scott(p)はウィントン・ケリーなどを髣髴とさせ、「O.P.」におけるプレイなどよくスイングしています。佳作として手元に置いておきたい作品。

メンバーのポートレート写真。CDのライナーノートからです。

【信濃毎日新聞の記事とデニーズのデザート】

「魅惑の果実 ブーム拍車」と見出しにありました。須坂市では盗難も起きているようです。

デニーズ安曇野店入口

シャインマスカットのデザートの商品一覧。「ぶどう新時代の女王」と記載しています。

シャインマスカットのサンデーです。ボリュームがあり、あまり甘すぎないのもよかった。

葡萄がよくみえる方向から撮りました。

【デニーズ安曇野店】

住所:長野県安曇野市穂高801-1
電話:0263-82-0281
ホームページ:デニーズ安曇野店