ウディ・アレン監督が2017年に撮った映画「A Rainy Day in New York」が、長野市でも上映されたので、観に行ってきました。
パンフレットの表紙
(ストーリー)
大学生のカップル、ギャツビーとアシュレーは、ニューヨークでロマンチックな週末を過ごそうとしていた。そのきっかけは、アシュレーが学校の課題で有名な映画監督ローランド・ポラードにマンハッタンでインタビューをするチャンスに恵まれたことだった。生粋のニューヨーカーのギャッツビーは、アリゾナ生まれのアシュレーにニューヨークの街を案内するためのさまざまな計画を立てる。しかし、その計画は狂い出し、思いもよらないさまざまな出来事が巻き起こってしまう。
(出 演)
ティモシー・シャラメ(ギャツビー)、エル・ファニング(アシュレー)、セレーナ・ゴメス(チャン)らトップクラスの若手を起用しています。
(感 想)
コメディタッチもあるロマンティックな恋愛物語で、ギャツビーとアシュレーのカップルを中心に、もう一人の女性チャンが絡んでいく展開です。流れが自然でうまく物語ができていて、最後まで目が離せません。ティモシー・シャラメがナイーヴで、うだうだとした大学生をうまく演じているのが印象的です。
ウディ・アレン監督は、『ニューヨークという街には、常にロマンスの可能性があって、雨が降るとより美しくなる。だからいつか、雨の降るロマンチックなニューヨークの映画を撮りたいと思っていたんだ。』とインタビューで話していて、雨の降るニューヨークの街も見どころです。撮影監督のヴィットリオ・ストラーロの貢献も大だと思います。
流れる音楽が、スタンダードジャズというのも嬉しいところです。ギャツビー(ティモシー・シャラメ)が、老舗ホテル「カーライル」のバーで「Everything Happnes to Me」を弾き語りする場面は、特に女性ファンはほれぼれとするのではないでしょうか。マット・デニス作の名曲ですが、こういう場面で歌われるのだと、場面設定のうまさに感激しました。
「ミスティ」など他にも名曲が流れ、美しい映像とともに、映画という媒体の素晴らしさにも思い至らせてくれました。いい映画です。
雨の降るニューヨーク。
弾き語りをするギャツビー(ティモシー・シャラメ)
ニューヨークを舞台にしたウディ・アレン作品から14本が紹介されています。「アニー・ホール」、「マンハッタン」、「ハンナとその姉妹」といった有名作もあります。DVDでいくつか見てみたい作品がありました。
ニューヨークのロケマップ。
映画の場面から。
【映画「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」公式ホームページ】