安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

黒斑山 (2,404m 長野県小諸市・群馬県嬬恋村)(3)(高峰温泉・ジャズ喫茶「だぁーちゃ」・花と蝶)

2016-08-19 21:03:27 | 登山・ハイキング

黒斑山登山の続きです。 

登山の際の楽しみの一つが温泉です。今回は、高峰林道を少し走って、高峰温泉へ寄ってきました。

【高峰温泉】

住所:長野県小諸市高峰高原
電話:0267-25-2000
ホームページ:takamine

   

外観。

   

ランプの宿と称していて、ランプが外にも飾ってありました。

   

宿泊客は露天風呂に入れますが、外来では浴室だけになります。ゆっくりとすることができました。

    

お風呂から上がって、喫茶店(「木まぐれ喫茶」という名前です)へ。

   

リンゴのシャーベットを注文。クマザサのお茶は、備え付けの薬缶から汲んで飲むことができます。

   

珈琲を飲みたくなったので、ここから近い小諸市の「だんと珈琲」へ行こうとしましたが、お盆休みで本日は閉店しているので、軽井沢追分の「だぁーちゃ」へ行くことにしました。

【だぁーちゃ】

住所:長野県北佐久郡軽井沢町追分1441-7
電話:0267-45-3951

(参考:お気楽ジャズファンの雑記帳 だぁーちゃの記事へ

   

   

   

お客様は、別荘へおいでの方が多いようです。ジャズが流れていますが、大きな音量ではなく、普通の喫茶店として使われる方が大半だと思います。

   

ケーキセットを注文。ケーキのボリュームはたっぷりで、美味しかったけれど、カロリーはかなり高そうでした。

   

スピーカーはJBLパラゴン。大音量ではありませんが、スー・レイニーの「雨の日のジャズ」がいいムードでかかっていました。好きなアルバムを聴けたのと、珈琲に満足して、長野市の自宅へ向かいました。

【出会った花と蝶】

黒斑山や外輪山の登山道に沿ってばかりでなく、湯の平や草すべりにもたくさんの花が咲いていました。とりわけ、車坂峠から登り始めのあたりには様々な種類の花が集まっていました。蝶もいたのですが、動きが早くて3枚しか撮影できませんでした。

   

とりわけ表コースの歩き始めは、花がたくさん見られて、びっくりしました。

   

ツリガネニンジン。

   

マツムシソウ

   

ハクサンオミナエシ

   

ソバナ

   

キオン

   

オヤマリンドウ

   

アキノキリンソウ

   

   

イタドリ

   

ウメバチソウ

   

シモツケソウ

   

イブキジャコウソウ(ハーブの一種、タイムの仲間だそうです)

   

アキノキリンソウ

   

ベニヒカゲ?

   

   

湯の平口分岐で休憩したときにザックにとまったので撮りました。イチモンジセセリ?

花の名前や蝶の名前は不明だったり、不確かです。判明すれば追記します。→ 花の方は、山野草に詳しいWさんに教えていただきました。(8月23日追記)


黒斑山 (2,404m 長野県小諸市・群馬県嬬恋村)(車坂峠からJバンド周回)(2)

2016-08-18 20:17:55 | 登山・ハイキング

黒斑山登山の続きです。

 (復 路)Jバンド~湯の平~トーミの頭~車坂峠

   

高度感があるので、ゆっくりと進んでいきました。

   

本来なら手前で右に折れて下っていくべきところを真っすぐ進んでしまい。写真で見える最も奥まで行ってしまいました。その写真が次です。

   

まだ行けるかと思いながら進んだのですが、いきどまりのようでしたので引き返しました。ちょうど浅間山の写真が撮れて、その点はよかったです。

   

Jバンド分岐から下りてきて、賽の河原には右手に折れて下っていきます。誤って真っすぐ進まないように標識がほしい場所です。トーミの頭で一緒になった神戸から来た登山者も同じことを言っていました。

   

下りてきた方向を写してみました。

   

賽の河原です。道がわかりやすい。

   

賽の河原から見た浅間山(前掛山)。溶岩の流れた跡が見えます。

   

賽の河原から外輪山方面。

   

   

途中から灌木が左右にあるところに入っていきます。

   

前掛け山の登山口。賽の河原分岐です。火山活動のために立ち入り禁止になっています。Jバンドの下りるところで、誤って真っすぐ進みコースがずれたことと、下りはかなり慎重に歩いたので、時間がかかりました。Jバンド~賽の河原分岐(前掛け山登山口)は、小諸市発行のパンフレットでは30分とされてますが、僕は45分かかりました。

   

賽の河原分岐をやや右におれて湯ノ平を目指します。このへんからは緩い下りでほぼ平らです。

   

樹木が生い茂る湯の平に入ってきました。

   

湯の平口分岐。右に折れて、草すべりを上りトーミの頭を目指します。急な上りなので、このへんで休憩をとりました。

   

はじめは平らですが、少しアップダウンがあって、急な上りになります。

   

トーミの頭が見えます。

   

登山道は草の間をぬっていきます。「草すべり」とは、わかりやすいネーミングで、上ってみるとその意味がよくわかります。

   

すれ違った二人連れ。急な角度がわかるかと思います。かなりの人数が下りてきました。

   

真ん中あたりから下方向を撮りました。

   

大分登ってきました。

   

途中には、岩の表面が登山道にになっているところがあります。写真の中央に見えますが、上りはともかく、下りは気を使う場所だと思いました。

   

湯の平分岐に出て、やれやれでした(笑)。

   

11時48分に着いたトーミの頭は賑わっていました。ここで、神戸から来た登山者の方としばし歓談。

   

トーミの頭から下ってきて、車坂峠への復路は中コースをとりました。

   

中コースは樹林の中を行くので、展望があまりありませんが、コースが短いので早く着くことができます。

   

途中、車坂峠方面が見えました。

   

登山道が掘れているところもありますが、概ね歩きやすい道です。

   

標識もありますが、一本道なので、天気がよければ迷うことはなさそうです。

   

車坂峠近くまできました。

   

登山口の手前を右に曲がり、駐車場への近道を歩きました。

   

駐車場へ到着。朝6時40分に登山を開始して、到着は12時45分でした。続く(3)では、温泉、ジャズ喫茶、出会った花、蝶について記事にします。


ソニー・クラーク DIAL S FOR SONNY

2016-08-17 20:50:10 | ピアノ

夏休みに書店で雑誌の棚を見ていたら、「POPEYE」の9月号の特集が「ジャズと落語」だったので、思わず買いました。中身を読んだら、なかなか真面目な編集で、落語家へのインタビューやジャズの聴けるお店の紹介などもあり、ジャズに関心を持つ人が出てくるかもしれないと思わせる嬉しい内容でした。夏休みをもらったので、愛聴盤をレコードで聴いています。

SONNY CLARK (ソニー・クラーク)
DIAL S FOR SONNY (BLUE NOTE 1957年録音)

   

ソニー・クラークのリーダーアルバムを、このブログで記事にするのは初めてで、書いていて実は驚いています。サイドメンとして時々名前が挙がるので、リーダー作も取り上げたつもりでいました。ソニー・クラークは、ちょっと後乗りのリズム、やや重いタッチ、歌心に満ちたブルージーなフレーズ、オリジナル曲のよさなど、特長をたくさんもった大好きなピアニストの一人です。

これは、クラークの初リーダー作ですが、メンバーが充実しています。アート・ファーマーtp)、カーティス・フラー(tb)、ハンク・モブレー(ts)、ソニー・クラーク(p)、ウィルバー・ウェアー(b)、ルイ・ヘイズ(ds)。いずれもハードバップを代表する演奏者ばかりです。クラークは、1963年に亡くなっているので、リーダー作はもちろんサイドメンとして参加した録音の全てが貴重です。

曲はクラークのオリジナルとスタンダード。ソニー・クラークのオリジナルが「Dial S For Sonny」、「Bootin' It」、「Sonny's Mood」、「Shouin' On A Riff」、スタンダードが2曲で「It Could Happne To You」と「Love Walked In」の全6曲。オリジナルはいづれもブルージーなもので、モダンジャズ黄金期の珠玉の作品です。「Love Walked In」は、ピアノトリオで演じられます。

メンバーよし、演奏よしの僕にとって永遠の名盤です。メンバーそれぞれが絶好調で、素晴らしいプレイを繰り広げています。例えば、「Bootin' It」におけるクラーク、フラー、モブレー、ファーマーと続くソロや「Dial S For Sonny」におけるクラーク、「It Could Happen to You」におけるファーマーの演奏は、中でも聴きもの。ピアノトリオで演じられる「Love Walked In」は、はじめスローで出て、リズムが入り小気味よくスイングし、柔らかなサウンドのブロックコードも登場するなど、クラークのスタンダード演奏のよさが存分に味わえます。

【POPEYE 2016年9月号】

   

「立川志の輔さん」へのインタビュー、「ジャズと落語の街に行こう」、「僕の好きなジャズと落語」など話題が満載です。僕の使っているスキャナーは小さいので、雑誌(大判です)の表紙の左右が少し切れています。


黒斑山 (2,404m 長野県小諸市・群馬県嬬恋村)(車坂峠からJバンド周回)(1)

2016-08-16 21:00:02 | 登山・ハイキング

山の日の翌日、8月12日(金)に黒斑山へ登りました。湯の丸山、烏帽子岳、篭ノ登山、水の塔山、高峰山へは登ったので、今回の登山で、湯の丸、高峰高原周辺はだいたい一度は登ったことになります。黒斑山を代表にしましたが、蛇骨岳、仙人岳、Jバンドから賽の河原を経て、湯の平からトーミの頭に戻るコースをとりました。歩行時間は、5時間でした。

天気がよく、浅間山の雄大な山容を間近で仰ぎ見ることができ、念願がかないました。花もたくさん咲いていて写真に収めることもでき、最高の登山でした。山のあとは、ランプの宿「高峰温泉」のお風呂で寛ぎ、続いて軽井沢まで足を延ばして喫茶店「だぁーちゃ」でジャズを聴きながらコーヒーを飲んできました。極上の一日でした(笑)。

(行 程)

長野市自宅(5:10)~高峰高原ビジターセンター駐車場(6:20) 上信越道小諸インター経由、途中買い物 

車坂峠(6:40)~トーミの頭(7:54)~黒斑山(8:10ー8:20 小休止)~蛇骨岳(8:44)~仙人岳(8:58)~Jバンド(9:15ー9:45 昼食休憩)~前掛山登山口(10:29)~湯ノ平口分岐(10:45ー11:00 小休止)~トーミの頭(11:48)~車坂峠(12:45)

高峰温泉(13:00ー14:00)~ジャズ喫茶「だーちゃ」(15:00ー15:40)~長野市自宅(17:10)

(往 路)車坂峠~黒斑山山頂~Jバンド分岐まで

   

車坂峠の登山口。ポストに登山届けを出し、左手にある上り口から出発しました。

   

右へ行くと表コース。左だと中コースです。表コースの方が眺めが良いということなので、往路は表コースを辿ることにしました。

   

はじめはクマザサが左右にある歩きやすい道を行きます。花もたくさん咲いていました。

   

岩も顔を出して上りになってきます。

   

コースの中間くらいで、山の斜面全体が岩のごろごろしたところに出ます。歩きやすいので苦にはなりません。ここからは展望がききます。

   

岩の斜面を登りきると、右手に折れて行きます。表札があって、ここで7時13分。歩き出してほぼ33分です。

   

樹林帯の中を再び進みます。

   

階段が整備されています。結構長く階段は続きますが、段差がさほどなく、石にも足を乗せられるので、比較的歩きやすい階段です。

   

鉄製の避難小屋(シェルター)の前に出ました。写真の中央右にかまぼこ型の建物が見えます。ここで、7時38分。

   

避難小屋を過ぎても、まだ階段が続いています。

   

道が狭まり、ちょっと藪っぽい中を行きます。

   

槍ヶ鞘(やりがさや)に到着。ここも展望がきき、小休止によい場所です。

   

槍ヶ鞘から篭ヶ登山、水の塔山が見えました。

   

これから進む登山道とトーミの頭方向。

   

雲海に顔を出している浅間山。

   

しばらく樹林帯の中を行くと右手が開けた道になります。

   

表コースと中コースの分岐。トーミの頭の手前ですが、しばらくいくと岩がゴロゴロした道になり、帰りは気を付けました。

   

トーミの頭に到着。ここから眺望がすばらしいので、シャッターを何回も押しました。7時54分に着いたので、ここまで1時間5分くらいです。

   

浅間山。正確には前掛山というのでしょうか。山が迫ってくるようでした。

   

これから向かう外輪山の方向です。見とれてしまいました。

   

湯の平への分岐。ここを右に曲がり草すべりを下りていく人も多いですが、僕は復路で上るコースをとりました。この分岐から黒斑山山頂まで400mです。

   

黒斑山山頂直下には、浅間山の監視用カメラ、サイレンがあります。その横を通り過ぎます。

   

黒斑山頂上へ到着し、ザックを下して休憩。8時10分に着いたので、山頂まではほぼ1時間30分でした

   

蛇骨岳に進みます。

   

少し林の中を行きますが、すぐに展望がよい尾根道に出ます。

   

蛇骨岳(2,366m)山頂。

   

仙人岳への登山道。アップダウンがあります。

   

仙人岳山頂が近くなってきました。

   

仙人岳(2,319m)山頂。

   

三角点がありました。

   

Jバンドへ向かい、いったん下がり鞍部を行きます。

   

最も奥が鋸岳で、その手前にJバンドへの分岐があります。その前の小ピークが見えています。Jバンド分岐で休憩しましたが、小ピークの方が休むにはいいように思います。

   

見えるのは鋸岳(2,254m)だと思いますが、Jバンドから右手に下りていきます。

   

Jバンドへの標識。朝早かったのでお腹が空いたので、ここでおにぎりを2個食べ休憩をしました。


JAZZ RUG (群馬県前橋市)

2016-08-15 20:55:04 | ジャズ喫茶

群馬県の高崎市や前橋市には、ずっと以前から、ライブを主催したり、自店でライブを開催したりするジャズ喫茶があって、ジャズを楽しむには東京ほどではないにしてもいい環境がありました。そこに、2015年11月にジャズ・ライブ喫茶「JAZZ RUG」(ジャズ・ラグ)がオープンし、ネット上では知っていましたが、前橋まで行く機会をなかなか作れずようやく先週の土曜日に寄ることができました。

僕が入ったのは、ランチタイムだったので、いろいろなお客さんが入ってきていて、普通の喫茶店という感じでもありました。小音量でライブ用の小さなスピーカーからジャズヴォーカルが流れていました。ライブも熱心に開催しているようで、9月4日(日)の山本剛(p)公演のチラシをいただきました。

   

お店の場所はわかりやすいです。看板も出ています。

   

駐車場の入り口にある看板。

   

駐車場の広いのにはびっくりしました。群馬県では必須のものだと思いますが、余裕で停められます。

   

玄関の入り口。入って右手にドアがあります。ソニー・ロリンズのジャケット写真が迎えてくれます。

   

店内。広いです。ヴォーカルのLPのジャケットやCDのジャケットが飾ってあって圧巻です。

   

奥の方から入り口に向かって撮りました。

   

カウンター。僕はそこに腰かけました。続いて、3組くらいお客様が入ってきました。

   

奥の方には、ピアノとドラムスが置いてあります。

   

ジャズヴォーカルのCDのディスプレイ。新しいものが多く、聴いてみたいものがいくつかありました。

   

スピーカー:ALTEC A7 プリアンプ:マッキントッシュC22 パワーアンプ:マッキントッシュM240 プレーヤー:トーレンス126MKⅢ SMEアーム

   

スピーカーの上に人形が乗っていました。

   

ランチ。塩麹で食べるポークソテー。

   

ランチには、シャーベットと珈琲がつきます。

ジャズヴォーカルのCDがたくさんあったので、ランチタイム以外の余裕のありそうな時間にお邪魔して、新しいCDを聴かせてもらいたいと思いながら帰途につきました。ライブの方も、山本剛や福井ともみなど都内で活躍しているミュージシャンが出演することがあります。

【JAZZ RUG(ジャズラグ)】

住所:群馬県前橋市西片貝町1-295-12
電話:027-289-8821
営業時間11:30~21:00 (ランチ:11:30~14:00)
定休:月曜日 第4日曜日 ※月曜祝日の場合は営業。翌日火曜日休み。
お店のブログ:jazzrug