安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

北横岳・縞枯山 (2,480m・2,403m 長野県茅野市)(2)

2016-08-25 20:47:54 | 登山・ハイキング

北横岳・縞枯山登山の続きです。行程も再度掲げてみました。

(登山、ロープウェイ含む)
北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅 8:00~8:10 山頂駅 8:25~8:58 北横岳ヒュッテ 9:01~9:15 北横岳南峰 9:19~9:21 北横岳北峰 (小休止) 9:40~9:53 七つ池 9:58~10:36 縞枯山荘(昼食休憩) 11:08~11:12 雨池峠~11:32 縞枯山山頂 11:35~ 11:44 縞枯山展望台 (小休止) 12:00~12:05 展望台分岐~12:14 鞍部分岐(五辻・ロープウェー方面へ)~12:36 五辻~ 12:59 山頂駅 ~ 13:10 山麓駅駐車場

(帰宅)
ロープウェイ山麓駅 13:30~14:45 安曇野市自宅 

(縞枯山荘~縞枯山~山頂駅)

   

縞枯山荘には10時36分に到着しました。3人ともお腹が空いたので、早めの昼食休憩にしました。山荘手前のテーブルとイスに腰かけて、「りんごジュース」を注文。最高の味に3人とも大満足。

   

山荘の前の景色。

   

縞枯山荘から5分ほどあるいて雨池峠に到着。ここから右に折れて、縞枯山への上りになります。

   

苔が美しい中をゆっくりと登って行きました。

   

登りきるとすぐに山頂で、もう一息のところです。

   

縞枯山山頂に到着。11時32分でした。ここは展望もないので、写真を撮って、展望台に向けて歩き出しました。

   

尾根道を行きます。途中展望の開けているとこもありますが、ガスで見えませんでした。

   

分岐へ到着。展望台まではすぐです。

   

   

縞枯山展望台。誰もいなくてびっくりしました。3人でしばし寛ぎました。

   

ガスであまり見えません。向こうは茶臼山でしょうか。

   

展望台を下り縞枯山から茶臼山方面へ向かいます。降りきった鞍部に五辻に向かう道標があるので、そこを右に折れて五辻に向かいます。

   

道は比較的平坦です。はじめ開けていますが、途中で樹林帯に入ります。

   

   

   

ルリビタキの幼鳥を撮ることができました。(名前は、Kさんにご教示いただきました。)

   

五辻に出ました。写真左の道を下りてきました。

   

山頂駅のそばです。大勢の方がお弁当などを広げていました。13時発のロープウェイで下りました。


スー・レイニー SONGS FOR A RANEY DAY

2016-08-24 19:55:49 | ヴォーカル(S~Z他)

Coffee Windsさんのブログで「YOKOHAMA JAZZ SPOT MAP」が出来たことを知り、ほしいと思っていたのですが、ありがたいことに、横浜のジャズ喫茶「マシュマロ」のオーナー、上不さんが送ってくださいました。横浜市内にある27のお店(ジャズスポット)が紹介されていて、横浜の街に出かけたくなる優れたパンフレットです。優れたヴォーカルの代名詞のようなヴォーカリスト。

SUE RANEY (スー・レイニー)
SONGS FOR A RANEY DAY (Capitol 1959年録音)

   

先日、軽井沢町のジャズ喫茶「だぁーちゃ」に寄ったら、このアルバム(CD)がJBLパラゴンから流れていました。スー・レイニーの歌声だとすぐにわかりましたが、正確で安定感抜群の歌声は、聴いていて気持ちのいいものです。お店のマスターが、「雨降りのこの時期しかかけられないアルバムだけど」と言っていたのには、微笑んでしまいました。

メンバーは、スー・レイニー(vo)、編曲はビリー・メイで、彼の指揮するビリー・メイ楽団が伴奏に当たっています。ビリー・メイというと、豪快にスイングする伴奏が多いように思いますが、雨がテーマのこのアルバムでは、木管楽器をうまく使い、ストリングスを用いるなど、アルバムのイメージを大事にした編曲を行っていて、好感が持てます。

曲はスタンダード中心で、雨に」因む歌が4曲入っています。「I Get The Blues Whne It Rains」(雨のブルース)、「Impossible」、「A Blossom Fell」、「Wrap Your Trobles in Dreams」、「The Whipoorwill Song」、「Rain」、「Rain On The Roof」、「Blue Tears」、「Exactly Like You」、「Wanna Laugh?」、「My Prayer」、「September In The Rain」(九月の雨)の12曲。「Blue Tears」は、スー・レイニーのオリジナルです。

冒頭には、雷鳴の音が収録されるとともに、選曲にも特徴のある面白いアルバムです。こういう遊びが入ったアルバムは、キャピトルレーベルならではの趣向で、豊かさを感じさせます。LPで聴いてみましたが、「Impossible」や「A Blossom Fell」といった優し気なメロディがさらっと歌われています。サラ・ヴォーンの歌をすぐ想い起こす、おなじみの「September In The Rain」(九月の雨)は、ミディアム・テンポでしっかりと歌われなかなかいいのですが、最後に雷雨の音が被さっていて、その音がなければもっとよかったのにと、その点だけちょっと残念。

【YOKOHAMA JAZZ SPOT MAP】

   


北横岳・縞枯山 (2,480m・2,403m 長野県茅野市)(1)

2016-08-23 22:30:09 | 登山・ハイキング

8月21日(日)に元の職場の同僚2人(男性Iさんと女性Mさん)と北八ヶ岳ロープウェイを利用して、北横岳と縞枯山に登ってきました。今回はのんびりと登れて、危険のないところということで、これらの山を選びました。天候がはっきりせず眺望は今一つでしたが、ところどころで話をしながらの登山も楽しく、たまにはよいものです。

夕方安曇野市で用事があったために、縞枯山を下りたところで右折し五辻へ出て山頂駅に向かいました。北横岳は、子供から中高年まで登山者が鈴なりでしたが、縞枯山の展望台には僕ら以外誰もいなくて、静かでした。歩行時間は、3時間15分でした。

(行 程)

(自宅~登山口)
安曇野市自宅 6:10~7:40 北八ヶ岳ロープウェイ駐車場 途中、長野道松本SAで朝食と買物。

(登山、ロープウェイ含む)
北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅 8:00~8:10 山頂駅 8:25~8:58 北横岳ヒュッテ 9:01~9:15 北横岳南峰 9:19~9:21 北横岳北峰 (小休止) 9:40~9:53 七つ池 9:58~10:36 縞枯山荘(昼食休憩) 11:08~11:12 雨池峠~11:32 縞枯山山頂 11:35~ 11:44 縞枯山展望台 (小休止) 12:00~12:05分岐~12:14 鞍部分岐五辻・ロープウェー方面へ~12:36 五辻~ 12:59 山頂駅 ~ 13:10 山麓駅駐車場

(帰宅)
ロープウェイ山麓駅 13:30~14:45 安曇野市自宅 

(山頂駅~北横岳~縞枯山荘)

   

3人が8時前に到着したので、午前8時のロープウェイ始発に間に合いました。山頂駅では、登山計画書を提出したり、トイレ休憩など15分以上施設を使わせてもらいました。

   

朝の坪庭入口。左手を歩いていきます。出発は8時25分。

   

坪庭を歩き左に折れて登山道に入っていきます。登山道は段差の少ないよく整備された優しい道です。

   

途中から北横岳南峰。

   

北横岳ヒュッテに到着。ちょうど宿泊客が出てきて、宿のおかみさん(多分)から見送りの挨拶を受けているところでした。8時58分について3~4分小休止しました。

   

北横岳ヒュッテから北横岳山頂へ。

   

樹林の中を進んでいくと、北横岳南峰手前の展望がきく場所に出ます。雲海をカメラに収めました。

   

北横岳南峰に到着。9時15分で早いせいか南峰は静かでした。前方に蓼科山が見えています。

   

お祈りをしているのではなくて、携帯電話のメールをチェックしています。左端の方は、たまたまいた方です。そんなわけで、いつもと同様、お気楽登山になっています。

   

南峰から北嶺への平坦な尾根道。雨がたまっていました。

   

北峰に到着。9時21分なので、歩きだして約1時間でした。

   

北峰では、チョコレートやビスケットをいただいて、20分近く休みました。写っていませんが、数人の登山者がいて、おのおのコーヒーを飲むなど楽しんでいました。

   

北横岳北峰から蓼科山。雲がかかっていてよく見えませんでした。

   

(参考)当日、上りのロープウェイ乗車中に撮影した蓼科山の写真です。

   

北峰からは一気に下りてきて、北横岳ヒュッテの横を左に入り、七ッ池に寄りました。いい場所なのですが、訪れる人があまりいません。

   

静かな七ッ池。ガスが出てきていて、かえって幻想的になりました。

   

七ッ池から戻り、坪庭目指して下りました。途中、上ってくる多数の登山者とすれ違ったので、ところどころで立ち止まりました。花はあまり見られないのですが、日当たりのよいところに咲いていたので撮りました。

   

坪庭に到着。

   

観光で見えて、散策している人も多く、それに合わせて、ゆっくりと坪庭を楽しみました。、

   

坪庭を一周して左に折れて、縞枯山荘を目指します。

   

このあたりの草地の景色も大好きです。


さくら咲く (長野県松本市)

2016-08-22 21:54:05 | グルメ

このたび、グルメというカテゴリーを設けました。長野市や松本市、安曇野市など長野県内を中心として、気になった飲食店についてたまに記事をアップしたいと考えています。

はじめは、松本市の「さくら咲く」という信州の食材にこだわった和食のお店です。中町の近くに3年ほど前にできたそうです。お店や器に清潔感があって好感がもて、コースで頼んだ料理もおいしく、ことに「天然岩魚の塩焼き」は、ぱさぱさせずに絶品でした。ジビエ(店主は狩猟免許を持っているようです)や季節により地元産のキノコや山菜が供されます。

   

お店の入り口。

以下「葉月の献立」です。携帯による撮影なのでぼけているものもあります。御造り(鮪、かつお)と洋皿(夏野菜サラダ)は写真とるのを忘れていました。飲み放題の5千円でしたが、お酒もいいものが提供されていて、リーズナブルだと思いました。

   

前菜 鹿の竜田揚げ、アボカド和え、帆立酢味噌

   

焼き物 天然岩魚塩焼き

   

揚げ物 天麩羅 

   

お食事 初物秋刀魚御飯

   

水菓子 桃の甲州煮。(3つ入っていました。一ついただいた後の写真です)

【さくら咲く】

住所:松本市中央2-9-11電話:0263-33-6730
営業:ランチ 11:30~14:00  夜 17:30~22:00
定休日:日曜日 土曜日はランチ休み。 食材調達の時期に臨時休業あり。 
ホームページ:saku-sakura


ハンニバル・マーヴィン・ピーターソン ONE WITH THE WIND

2016-08-21 09:23:34 | トランペット・トロンボーン

ジャズ批評誌の2016年7月号は、特集として「ベスト・オブ・トランペット 50」として50人のトランぺッターとそのアルバムを紹介しています。「50人と肩を並べる20人のトランぺッター」という記事もあって、後藤誠一さんが20人を選んで、作品を挙げています。チャールス・トリヴァー、ウディ・ショー、マーヴィン・ピーターソンが、この20人の中に入っていますが、ウディ・ショーが50人に入らないのはよくわかりませんでした。マーヴィン・ピーターソンを聴いてみます。

HANNIBAL MARVIN PETERSON (ハンニバル・マーヴィン・ピーターソン)
ONE WITH THE WIND (MUSE 1993年録音)

   

マーヴィン・ピーターソン(tp)については、ポストバップというよりも、アバンギャルドがかったトランぺッターとしてジャズ・ファンには捉えられているのではないでしょうか。僕は、彼が70年代に登場して以来、馴染めないだろうと思い込んで敬遠気味だったのですが、93年録音のこのアルバムは、意外とオーソドックスで、ハードバップに傾斜したmuseレーベルが録音しているのもわかる気がします。

メンバーは、マーヴィン・ピーターソン(tp)、ジョー・フォード(as, ss)、マイケル・コクラン(p)、ロニー・プラキシコ(b)、セシル・ブルックス3世(ds)、Jeff Haynes(Percussion)。マーヴィン・ピーターソンは、1970年代はともかく現在の日本ではほとんど話題に上りませんし、マイケル・コクランの名前を聞くこともありません。今となっては懐かしい名前かもしれませんが、たまにはいいものです。

曲は、メンバーのオリジナルが主です。マーヴィン・ピーターソン作「Nile's Song」、セシル・ブルックス作「One With The Wind」と「Echos」、マイケル・コクラン作「Revelation」、ロニー・プラキシコ作「Since She Went Away」、サム・クック作「A Change is Going to Come」、A.S.Colsonという人の書いた「Glow」、スタンダードの「God Bless The Child」と「Misty」の全9曲。サム・クックの名曲「A Chnage is Going to Come」は、ジャズで取り上げられるのは珍しいと思います。

1970年代の激烈なリーダー作と比べると、ずいぶんと落ち着いたプレイを行っているのですが、その中にも熱さが残っています。全体はモーダル的なサウンドで、そこにブルージーな響きもうかがわれます。ピーターソン(tp)の優しげなソロがいい「Nile's Song」、ゴスペルという雰囲気が強く漂う「A Cange is Going to Come」、スローテンポで哀愁を帯びたメロディとともに、ロニー・プラキシコ(b)の弓弾きソロ、ジョー・フォードのソプラノサックスが美しい「Glow」が印象に残りました。

【ジャズ批評 2016年7月号】