安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

小菅亭 (蕎麦 長野市東之門)

2018-04-20 20:07:56 | グルメ

小菅亭(こすげてい)は、善光寺近くの老舗の蕎麦屋さんで、長野市に古くから住んでいる人なら家族連れで行ったことのある人が多いのではないでしょうか。僕も何度か出かけていますが、今回はランチに一人で出かけてきました。善光寺参拝にみえた方など、平日でもお客様が多いので、やや早めに入店しました。

大きな座敷には、昔はなかったテーブルが設置され、どなたでも使いやすいようになっています。本日の一番乗りでもあってか、蕎麦は茹でたて、天ぷらは揚げたてが出てきました。蕎麦は細めで、みずみずしくて美味しく、さすがに長く続いているだけのことはあります。

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目立つ看板です。

外観。車も停められますが、すぐにいっぱいになります。

店内。入り口の方に向かって撮っています。

座敷席は、履物を脱いで上がります。奥まであって広いですが、現在はテーブルと椅子になっています。昔は床に座布団を敷いて座っていました。

壁には昔のポスターが飾られてあります。

招き猫コレクション。

天ざる蕎麦(並)を注文しました。

蕎麦は細めで、しゃきっとしていて、僕の好みです。量もあります。

天ぷら。海老や野菜ですが、ボリュームもあります。

蕎麦ようかん。ほんのりと甘いところがよいです。

初めから蕎麦湯を持ってきてくれました。さらさらしています。

平日限定のサービス。セルフですが珈琲がいただけます。

【小菅亭】

住所:長野県長野市長野東之門町367番地
電話:026-232-2439
ホームページ:小菅亭(和食) (ホットペッパーのページです)


大井貴司(vib)カルテットライブ (4月12日 安曇野市いさつ歯科医院)

2018-04-19 20:05:48 | 演奏会・ライブ

大井貴司(vib)カルテットのライブがいさつ歯科医院であったので、聴きにいってきました。大井さんのヴィブラフォンは初めてですし、サイドメントして田窪寛之(p)さんが加わっているので、彼の演奏も聴きたくて出かけたものです。

   

(出 演)

大井貴司(vib)
田窪寛之(p)
山下弘治(b)
橋詰大地(ds)

(曲 目)

(前 半)
1  Four On Six
2  In A Mellow Tone
3  Wings of Love (大井貴司作)
4  These Foolish Things
5  Invitation
6  ルパン三世のテーマ (大野雄二作)

(後 半)

1  Sweet Love of Mine 【この曲だけ、伊佐津和郎(院長)さんがVibをプレイ】
2  Daahoud
3  Tears (大井貴司作)
4  Triste
5  After You've Gone
6  Jingles
  Cherokee (アンコール曲)

(感 想)

大井(vib)さんの演奏は、ヴィヴラートをそれほどかけず、明瞭な音でスピード感が豊かなので、ウェス・モンゴメリー作曲の2曲「Four On Six」や「Jingles」といった軽快な曲がとりわけ鮮やでした。また、本人作のサンバリズムの楽しい「Wings of Love」とバラードの「Tears」は、なかなかの佳曲で、有名曲の間に入っても遜色なく聴けました。

本公演はドラム抜きのトリオによるツアーの一環ですが、本日だけ長野県出身の若手ドラマー橋詰大地が加わりました。「Jingles」などドラムスがあったほうがさまになりそうな曲があったり、ドラムソロなども随所で聴くことができました。今後、期待できそうな若手ドラマーです。

田窪寛之さんは、注目しているピアニストですが、本日もきれいなタッチで多彩な演奏をしてくれました。自身のトリオでは、ビル・エヴァンスの曲を取り上げていましたが、ハードバップや古い曲をやっても素晴らしく、「In A Mellow Tone」や「Triste」におけるソロなどよかった。

ベースは山下弘治さんでしたが、「After You've Gone」におけるソロは歌っていて心地よく聴けました。伊佐津和郎(vib)さんが大井さんに代わり、演奏したウディ・ショウ作「Sweet Love of Mine」は、ジャッキー・マクリーン(as)の演奏でよく知られていますが、ヴァイブの音色もこの曲にあっていました。本日は、約20人のお客様でしたが、僕と同様皆さん楽しまれたと思います。

大井貴司(vib)

田窪寛之(p)

山下弘治(b)

橋詰大地(ds)

【大井貴司のCD「Time Stream」】

   

会場で販売していたCDを購入しました。メンバーは、大井貴司(vib)、Junior Mance(p)、Bob Cranshow(b)、Grady Tate(ds)。


アリーチェ・リチャルディ COMES LOVE

2018-04-18 20:06:22 | ヴォーカル(A~D)

 4月15日(日)に開催された長野マラソンのボランティアとして、給水所の運営に当たりました。今回は20回目の記念大会ということもあり過去最高の9,812人のランナーが参加しました。給水に必要なコップの数も半端ではなく、薬缶で水を注ぎ入れては、どんどんテーブルの上に置いていきます。高校生にもお手伝いいただき、片付けまで無事に終了しました。いい想い出になりますが、CDも「I'll Remember April」(四月の思い出)が入っているものを聴いてみます。

ALICE RICCIARDI (アリーチェ・リチャルディ)
COMES LOVE (BLUE NOTE 2007年録音)

   

イタリア出身の歌手、アリーチェ・リチャルディのファースト・アルバムです。彼女は1975年ミラノに生まれて、ジェゼッペ・ヴェルディ音楽院でピアノとヴァイオリンを学び、95年からミラノ国際音楽アカデミーで、ロバータ・ガンバリーニやティツィアーナ・ギリオーニらについて勉強しました。その後、ヴォーカルの先生や歌手として活動し、2005年にはモントレー・ジャズフェス・ヴォーカル・コンペで第2位に入賞しています。

リチャルディは影響を受けた歌手として、ビリー・ホリデイ、カーメン・マクレエ、シャーリー・ホーンなどを挙げていて、伝統を踏まえた歌唱をしています。伴奏メンバーは、イタリアとアメリカの若手メンバーで、ロベルト・タレンツィ(P,編曲)、マルコ・ボヴィ(g)、パオロ・ベネディティーニ(b)、ウィル・テリル(ds)、その他管楽器とヴァイブが加わります。2曲にゲストとして、ファブリッツィオ・ボッソ(tp)が加わっています。

曲はほぼスタンダードです。「Comes Love」、「Summer Song」、「Give Me The Simple Life」、「I Was Doing Allright」、「I'm Gonna Laugh You Right Out Of My Life」、「Who Cares」、「If I Should Lose You」、「The Boy Next Door」、「I'll Remember April」、「Ghost Of Yesterday」、「Here Lies Love」、「By Myself」、「Le Tue Mani」、「Where Are You」の全14曲。「Summer Song」は、デイブ・ブルーベック作曲、奥さんのアイオラが作詞。「Le Tue Mani」は、あなたの手という意味のイタリアの曲だそうです。

イタリアはオペラの国なので、歌手には、美声が求められると想像しますが、リチャルディは、声の質感の良さが際立ち、しっとりと潤いを帯びたいい声をしています。また、伴奏も含めジャジーですが、リチャルディは、フェイクくらいにとどめ、そう崩して歌っていないのも好感がもてます。とりわけ「If I Should Lose You」や「Here Lies Love」では、哀愁が感じられて、彼女の歌に惹かれます。タイトル曲の「Comes Love」や「I'll Remember April」、そして、ファブリッツィオ・ボッソ(tp)のソロも入る「By Myself」あたりも快唱だと思われます。

【2018年長野マラソンの様子】

準備が終了したところです。給水車がきて、水をポリバケツにいれて用意し、薬缶や紙コップの用意も整えました。当日は雨だったので、用意した紙コップにビニールをかけるなど、雨対策も行いました。

トップ集団で速いです。

トップ集団の後ろ姿。手前に写っているのはゴミ箱で、使用済みの紙コップ用です。

合間に応援も。

集団の終わりの方です。このへんになると市民ランナーばかりで、和やかです。


CAFE INCUS (ジャズ喫茶 東京都台東区上野)

2018-04-17 20:18:18 | ジャズ喫茶

先月訪れた札幌のジャズ喫茶「Groovy」のマスターから、「東京上野のカフェ・インカスというお店が面白そうだから行ってみたら」と教えてもらったので、先日寄ってみました。JR御徒町の駅から比較的近くてわかりやすい立地です。店内は縦に長い形で、音量は比較的大きいですが、聴き疲れのしない音質で落ち着いて過ごせました。

サイフォンを使って珈琲を淹れていますが、ジャズ喫茶でサイフォンは見たのは初めてです。平日は午前7時からの営業で、珈琲やトーストも美味しく使い勝手もよさそうです。店名からするとフリージャズが多く流れていそうですが、僕が店内にいる間は、メインストリーム系がかかっていました。また寄りたいお店です。

   

歩道に出ていた案内。お店の近くで工事中で、通行止めの箇所があり、この案内は助かりました。

外観。後で駐輪場所を移したので、自転車はマスターのもののようでした。

店内。奥に4人用のテーブル席もあります。

カウンターは、高いものを使用しています。

ジャズ喫茶ではありますが、本格的な純喫茶という感じです。マスターの中野さんは、20年間バリスタとして働いていたそうなので、いわば珈琲の専門家です。自家焙煎の豆を使い、サイフォンを用いて珈琲を淹れているので、特にジャズに関係なく珈琲好きな方にもよさそうなお店です。

サイフォン。

音源はレコードとCDを使用しています。

   

オーディオ機器。アンプはマッキントッシュ、CDプレイヤーはLINNです。

スピーカー:JBLC50SM。JBLのモニタースピーカーのファーストモデルだそうです。

モーニングのセットを注文。ブレンドコーヒー。

トーストが厚くていいものでした。

二杯目の珈琲。器が目にも鮮やかで、珈琲の味が引き立ちました。

かかったCD。佐々木秀人(tp)「Stop Over」。マイルスの影響がみてとれますが、日本にも重量級のハードバップがあったのだと思わせてくれる好アルバム。

次はレコードで、チャールス・マクファーソン(as)の「Today's man」。Cafe Incusの「Incus」とは前衛(フリー)ジャズのレーベル名だったので、マスターはそのへんがお好きだと思います。前衛がかかることが多いかもしれませんが、今日の2枚はハードバップ寄りのメインストリームでした。

【CAFE INCUS】

2018年2月26日オープン。

住所:東京都台東区上野5-5-2  松原ビル 1階
電話:03-6803-2715
営業:平日7:00~21:00 土日祝日9:00~18:00
ホームページ:CAFE INCUS (ツイッターです)


陸郷の山桜と菜の花 (4月14日 長野県北安曇郡池田町)

2018-04-16 20:20:35 | お出かけ・その他

14日の土曜日、長野市から安曇野市へ国道19号線を向かう途中、陸郷の山桜を観てきました。夢農場周辺を散策しましたが、今年は例年より10日も早く開花したので、散り気味のものもありました。代わりに、ゴールデンウィークくらいに咲く菜の花が咲いていて、花桃もあったり、例年になく色彩は豊かでした。

県外を含めて大勢の方が見えていて、陸郷の山桜の認知度も上がっているようでした。本来なら、遠くの山にもたくさん桜が見えるのですが、今年は咲き終わってしまったらしいので、来年はもう少し早く寄るつもりです。 

夢農場の上の方を撮影。

東の方に向って撮影。曇りの天気で、ちょっとぼやけています。

上の方に位置する駐車場から撮影

アップ

一本独立していたので撮ってみました

上記の花のアップ

菜の花畑。陽当たりがよい場所のせいか、桜の花は終わりのようです。

菜の花を入れて遠くの方を撮影。

菜の花のアップ

夢農場が営業を開始していました。

奥の方に喫茶店やお土産売り場などがあります。

【夢農場】

住所:長野県北安曇郡池田町大字陸郷7454-6
電話:0261-62-5510
ホームページ:yume-farm.com.jp