JAFの会員誌JAFMateの11月号は、群馬県へのドライブ特集で、沼田市や片品村の施設や見どころスポットが紹介されています。スポットが地図上に示されていて便利で、出かけたくなりました。昔、前橋でも公演があったそうですが、当時知っていれば聴きに行きたかった歌手。
NANCY KELLY (ナンシー・ケリー)
BORN TO SWING (amherst records 2005年録音)
ナンシー・ケリー(vo, 1950年生)は、ベニー・グッドマンやネルソン・リドルとの共演歴があり、来日もしているのですが、日本では知られていない歌手だと思われます。僕は、前橋市のジャズ喫茶「木馬」のマスターから、この歌手を教えてもらったのですが、前橋における公演ではスイングしていて良かったと話されていました。
メンバーは、ナンシー・ケリー(vo)、ヒューストン・パーソン(ts)、Dino Losito(p, Fender Rhodes)、Neal Miner(b)、Mark Taylor(ds)。ピアノトリオは、彼女の当時のレギュラーメンバーです。ヒューストン・パーソン(ts)が参加しているので、かなりソウルフルな歌やソロが期待できそうです。
曲目は次のとおり。
1 I've Got The World On a String (Harold Arlen)
2 Like Somone In Love (Jimmy Van Heusen)
3 You'd Be So Nice To Come Home To (Cole Porter)
4 More Than You Know (Vincent Youmans)
5 Falling In Love With Love (Richard Rodgers)
6 Let Me Off Uptown (Redd Evens)
7 Didn't We (Jimmy L.Webb)
8 Come Rain or Come Shine (Harold Arlen)
9 I'll Be Seeing You (Sammy Fain)
10 Watch What Happens (Michel Legrand)
11 New York State Of Mind (William M. Joel)
12 Let's Talk Business (Dee Daniels)
スタンダード中心の選曲ですが、6、7、12あたりは珍しい。ビリー・ジョエルの「New York State of Mind」が聴けるのも嬉しい。
「Born to Swing」のタイトルどおり、ビートに乗ってフェイクしスイングするナンシー・ケリーの歌が楽しめます。「Like Someone In Love」や「I'll Be Seeing You」はボッサで軽く歌い、「You'd Be So Nice to Come Home To」は結構崩していて、高音部に個性が感じられます。バラード系もよくて、「More Than You Know」は、ピアノ伴奏とも相まって美しく情感が感じられました。「Come Rain or Come Shine」など随所に入るヒューストン・パーソン(ts)のソロも味わい深い。
ブックレットの内側には、ナンシー・ケリーとヒューストン・パーソンの写真が載っています。
【ナンシー・ケリーホームページ】
nancykelly.com
【JAF(日本自動車連盟)の機関誌JAFMate2020年11月号】
表紙。動物写真家の岩合光昭さんによる八ヶ岳での撮影。カモシカの表情がよく捉えられています。
「高原に恋して」と題した群馬県の嬬恋村、長野原町、みなかみ町、沼田市、片品村の観光スポットなどの紹介。
長野原町北軽井沢の紹介。左上の建物は築100年で、「ルオムの森」と名付けられています。はちみつや雑貨販売、本屋、ギャラリーが併設されています。
上の写真は、みなかみ町にある宝川温泉の露天風呂。これは行ってみたい。汪泉閣という旅館もあるそうです。
右上にある写真は、沼田市にある吹割の滝。ここも観てみたい。
片品村は尾瀬の入口。上記左側の写真は、尾瀬国立公園の上田代。
このドライブガイドのMAPは、位置関係がよくわかります。前橋市まではよく行くのですが、その先が知らないので、これは使えそうです。
立ち寄りスポットの紹介。中段の左端に掲載されている片品村の「菅沼」は、本州一の透明度を誇る湖だそうです。エメラルドグリーンの湖面が美しく、一度行ってみたい。