安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ケニー・クラーク「KLOOK'S CLIQUE」と雑誌「ホームシアターファイルPLUS」の話題

2020-10-08 20:01:13 | ベース・ドラムス

オペラをいい音で観たいので、もっている小型のスピーカーとアンプを組み合わせて、テレビの音質向上を考えています。その参考に「ホームシアターファイルPLUS」(音元出版)という雑誌を購入しました。AVアンプの紹介やテレビが観やすい照明の話などは役に立ちそうです。スポットライトを浴びることはなかったものの素晴らしいドラマー。

KENNY CLARKE (ケニー・クラーク)
KLOOK'S CLIQUE (SAVOY 1956年録音)

   

ケニー・クラーク(ds, 1914~85年)は、長きにわたりヨーロッパで活動したために、アメリカで作ったアルバムはあまり注目されない気がします。サヴォイレーベルのハウスリズムセクションを務めていたころに録音したこのアルバムは、リーダーの出番は少ないですが、穏やかなモダンジャズで、結構楽しめます。

メンバーは、ケニー・クラーク(ds)、ジョン・ラポータ(as)、ドナルド・バード(tp)、ロニー・ボール(p)、ウェンデル・マーシャル(b)。「KLOOK'S CLIQUE」は、ケニー・クラークの仲間という意味ですが、レニー・トリスターノに師事したジョン・ラポータとロニー・ボールが入っているところが不思議。

曲は次のとおり。

1  Volcano (Kenny Clarke)
2  La Porta-Thority (John La Porta)
3  I Hear A Rhapsody (George Fragos)
4  Will Wail (John La Porta)
5  Yesterdays (Jerome Kern)
6  Play, Fiddle, Play (Arthur Altman, Jack Lawrence,Emery Deutsch)
ケニー・クラークとジョン・ラポータのオリジナル曲とスタンダード3曲が選曲されています。「Play, Fiddle, Play」は、1932年に作られた曲で、Emery Deutsch(ジプシー・ヴァイオリン奏者)が自分のラジオ番組のテーマソングとして使い、有名になったもの。原曲は、ショパンのピアノ協奏曲第1番。

ケニー・クラークは、バップ勃興期から活躍した名ドラマーですが、控えめな性格なのか、このアルバムのジャケット写真に大きく写っているのはジョン・ラポータ(as)で、本人は上のほうに小さく写っています。ラポータやドナルド・バード(tp)は、バラードの「I Hear A Rhapsody」や「Yesterdays」で旋律をストレートに吹いていて、曲の美しさを引き出しています。「Play, Fiddle, Play」では、ショパンのピアコン1番のテーマが流れてきて驚きますが、しっとりとして哀愁味あるラポータの演奏は一聴の価値があります。

【参考に聴いてみたショパンのピアノ協奏曲第1番】

    

アルトゥール・ルービンシュタイン(p)。

【ホームシアターファイルPLUS【音元出版)】

   

表紙

   

目次

   

インストーラーというのは、AV機器ノ販売店で、機器の設置まで行うところのようです。オーディオショップが兼ねているところも多いようです。

   

このへんの記事は参考になります。

   

   

北欧風テレビシアターというこの記事はよかった。経費はかかりますが。

   

最新のAVアンプも紹介されています。普通のプリメインアンプでもいいのかどうか、そのへんがよくわかっていないので、詳しい人に訊いてみようと思います。

   

ソフトの紹介もありました。アルフレッド・ヒチコック監督「裏窓」。これは僕も観たことがあります。グレース・ケリーが出演。

   

新しいソフトも紹介されています。「地獄の黙示録」。

   

僕がいい環境で観たいオペラ「カルメン」(DVD)。カルロス・クライバー指揮バイエルン国立歌劇場管弦楽団・合唱団。プラシド・ドミンゴなど出演。