安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

スパイク・ロビンソン「AT CHESTERS」とそば処「ぜんこう」でランチの話題

2020-10-04 19:39:05 | テナー・サックス

先日、長野駅の東口まで歩いてきて「ぜんこう」でランチをいただきました。蕎麦が本来のお店ですが、ランチセットでは親子丼が出てくるので、それを食べようと思ったからです。セットでいただく蕎麦屋さんの丼物も意外に当たりがあります。当たりのアルバム。

SPIKE ROBINSON (スパイク・ロビンソン)
AT CHESTERS (hep 1984年録音)

   

スパイク・ロビンソン(ts,1930~2001年)が、フルタイムのプロミュージシャンとして活動を始めたのは1981年からなので、既に50歳を過ぎていましたが、スタン・ゲッツやズート・シムズを彷彿とさせるスタイルは、モダンジャズファンに歓迎されました。

メンバーは、スパイク・ロビンソン(ts)、エディ・トンプソン(p)、Len Skeat(b)、Jim Hall(ds)。ロビンソンは英国でも活動しましたが、本作が初めての同地での録音です。エディ・トンプソンがピアノを担当しているのも嬉しいところです。

曲目は次のとおり。

1  S'Wonderful (George Gershwin)
2  Flamingo (Ted Grouya)
3  Emily (Johnny Mandel)
4  I'm Gettin' Sentimental Over You (George Bassman)
5  I Should Care(Alex Stordahl)
6  Everything Happens To Me (Matt Dennis)
7  Please Don't Talk About Me When I'm Gone (Sidney Clare)
ライブということもあってか、スタンダード曲揃いです。やや珍しいのは「Please Don't Talk About Me When I'm Gone」ですが、映画「The Breaking Point」からの曲で、ビリー・ホリデイが歌っています。

スイング~モダンジャズ初期の雰囲気の穏やかな演奏に癒されるアルバム。スパイク・ロビンソン(ts)はスタン・ゲッツを髣髴とさせる演奏を繰り広げ、エディ・トンプソン(p)はエレガントです。ロビンソンが美しい音色で吹くソロがよい「Emily」、流麗な「I'm Gettin' Sentimental Over You」やメンバー全員が乗っているミディアム・スイングの「Please Don't Talk About Me When I'm Gone」あたりが印象に残ります。レコードで聴いていますが、CDは2枚となっていて追加曲があります。

   

ジャケット裏面にあるスパイク・ロビンソンのポートレート。

【そば処 ぜんこう】

住所:長野市栗田1021-22 カーサ深沢1F (長野駅東口 徒歩5分)
電話:026-266-0134
ホームページ:zenkousoba.com/

外観

ランチセットのメニュー

豚シャブそばといった変わりそばもあります。

おしぼりそばは、長野県の東北信(上田市~長野市あたり)でポピュラーです。現在はあちこちでいただけます。

ランチの親子丼セット。

蕎麦

親子丼。食べがいもあり、結構好きです。

ミニサラダ

蕎麦湯はさらさら系です。