安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

フレイザー・マクファーソン「LIVE AT PUCCINI'S」と通勤途中で寄ったスタバ上田中央店の話題

2021-12-26 19:30:00 | テナー・サックス

最近、上田市内のアルバイト先に車で通勤することが多くなっていて、スターバックスコーヒー上田中央店に朝寄っています。珈琲以外にキッシュやドーナツを食べましたが、いろいろな具が入っているキッシュは朝食代わりにもいけます。古い曲などいろいろな曲が聴けます。

FRASER MACPHERSON (フレイザー・マクファーソン)
LIVE AT PUCCINI'S 1977 (CELLER LIVE 1977年録音)

   

カナダのフレイザー・マクファーソン(ts, 1928~1993年)は、日本での知名度は低いものの、コンコードレーベルにも作品を残しているので、ご存じの方も多いと思います。これは、彼を尊敬するセラーライブレコード主宰のコリー・ウィーズが、ライブ録音をCD化して2007年に発売したものです。

メンバーは、フレイザー・マクファーソン(ts)、オリヴァー・ガノン(g)、ワイアット・ルーサー(b)。マクファーソンは、1948年からバンクーバーで活躍していましたが、1975年に、この3人でトリオを結成し、ジャズに焦点を当てた活動を行いました。

曲目は次のとおり。

I Got Rhythm
All The Things You Are
Body and Soul
Goose Pimples
Someday You'll Be Sorry
Sweet Georgia Brown
Struttin' with Some BBQ
Drop Me Off In Harlem
Sophisticated Lady
10  Honeysuckle Rose
11  Young and Foolish
12  Back Home Again in Indiana

フレイザー・マクファーソン(ts)のスタイルは、ズート・シムズからの影響を強く感じさせるものですが、豪快さは、アル・コーンに似てもいると思っています。このCDでは、よくスイングして、ぐいぐいとひっぱっていく演奏が楽しめ、フレージングの多彩さも出ています。さらに、ギター奏者のオリヴァー・ギャノンのバッキング、ソロも達者なもので、なかなかよいライブ作品です。冒頭の「I Got Rhythm」、「Sweet Georgia Brown」や「Honeysuckle Rose」など総じてテンポが速いものの出来がいいように思いました。

【スターバックコーヒー上田中央店】

住所:長野県上田市中央北1-6-34
電話:0268-75-5091
ホームページ:Starbucks Coffee Japan - スターバックス コーヒー ジャパン

コーヒーとバタースコッチドーナツを注文

この日のコーヒーは、ブラジルブレンドでした。

バタースコッチドーナツ。『しっとりもっちりとした生地にバターや生クリームなどを混ぜ込んだバタースコッチクリームを入れました。』そうですが、予想以上に美味しい。

別の日です。

朝食をほとんど食べてこなかったので、ベーコンとほうれん草のキッシュとコーヒーを注文。

『パイ生地にポテトを敷き、クリームチーズや卵などを混ぜた生地を流し込み、ベーコンとほうれん草をトッピング。』したものだそうです。温めてもらいましたが、柔らかくて消化が良さそうで、ボリュームもあり、朝食代わりによい品物でした。

コーヒー。クリスマスブレンドです。

店内。

店内。朝の早い時間なので、お客様は数えるほどです。ゆっくりとパソコン開いていられました。


松本・安曇野イタリアンなど洋食のお店(3)松本市深志の「ポンヌフ」

2021-12-25 19:30:00 | グルメ

長野県の松本市には、洋食のお店が多く、JR松本駅前にもいくつかあります。その中の「ポンヌフ」に夕食に寄りました。店内はカウンター8席と四人がけテーブル席一つの小さなお店です。

前菜三品とミニ野菜カレー、珈琲のAコースを注文。前菜は、ワインなどお酒に合うものだったので、ノンアルコールビールを飲みました。カレーもよかったのですが、牛タンシチューを食べたいので、また行きます。

外観

看板。「Pont Neu」(ポンヌフ)は、「新しい橋」という意味で、一般にはパリのセーヌ川にかかっているものを指します。ルノワールやピサロが絵にも描いています。しかし、ご主人にうかがったところ、松本市新橋に住んでいるので、新しい橋という名前にしたそうです。お洒落な名前に、思わぬ由来で、親近感湧きます。

店内。カウンター8席。

テーブルはこの四人がけのものが一つだけあります。

   

Aコースにしたのですが、Bでも良かったのかもしれません。

ランチもやっていて、カレーやオムライスも人気のようです。ランチメニューは別にあります。

鰺のマリネ。ソースはマヨネーズベースでしたが、意外にあっさり。つけあわせにザワークラウト。鰺のマリネかなり美味しかったです。

前菜の二品目。パンに鳥レバーのペーストが乗っています。すごく美味しい。久しぶりにいい料理を味わっている気分になってきました。

アップ。

飲み物がほしくなってきて、車で行っているので、ノンアルコールビールを注文。

前菜三品目。チキンとオレンジのサラダ。さっぽりとしていて、爽やか感も。

チキンとオレンジのサラダのアップ。

ミニカレー野菜付け合わせのサラダ。

ミニ野菜カレー。野菜は柔らかく、食べやすい。どちらかというとあっさり系ですが、良い味です。

薬味。刻みタマゴ、刻み野菜。

珈琲。デミタスカップで供されたエスプレッソです。

ミルクと砂糖を入れて飲みました。ランチには入ったことがありますが、今回いただいた前菜もよく、次回は是非タンシチューを食べてみたいと思いながらお店を後にしました。

【ポンヌフ(PONT-NEUF)】

住所:長野県松本市深志1-2-3
電話:0263-35-3995
ホームページ:ポンヌフ (pont-neuf) - 松本/西洋各国料理(その他) | 食べログ (tabelog.com)


BSテレ東エンター・ザ・ミュージック出演の指揮者、藤岡幸夫著「[続]音楽はお好きですか?」(敬文舎)を読みました。

2021-12-24 19:30:00 | 読書

藤岡幸夫著「音楽はお好きですか?」の続編が12月10日に発売になったので、購入して読みました。前作の「音楽はお好きですか?」に関する記事へのリンクは次のとおり。藤岡幸夫著「音楽はお好きですか?」(敬文舎)

   

表紙

   

裏面にある本書の紹介

(著者略歴)

1962年東京生まれ、慶應義塾大学文学部卒業。1993年英国王立ノーザン音楽大学指揮科卒業。1993年英国でデビュー、翌94年、BBCフィルを指揮して「BBCプロムス」に初登場以降多くの海外オーケストラに客演。2000年、関西フィルハーモニーの正指揮者、07年に同フィル首席指揮者、2019年4月から東京シティ・フィル首席客演指揮者。詳しくは、下記のプロフィールをご覧ください。

(感 想)

第1作が好評で、その続編にあたるエッセイ集です。本作は内容が多岐に渡っていますが、語り口も変わらず、面白い本でした。第1作では、教えを受けた先生について語っていましたが、本作でも、サー・ゲオルグ・ショルティのレッスンの様子が出てきて、ショルティの凄さに僕も感銘を受けました。

あまり知られていない曲の紹介もあり、シューベルトのミサ曲第6番変ホ長調、ヴォーン・ウィリアムスの交響曲第5番「田園」など、指揮者ならではの視点から記してあります。また、音楽面で最も面白かったのは、作曲家によるメトロノーム指定は、早すぎるものもあって、参考程度だという話でした。

藤岡幸夫さんは、日本人作曲家の新作を演奏会で多く取り上げています。渡邊暁雄先生の教えを守っているのと同時に、クラシックの聴衆を増やそうという観点からだそうです、本書でも、吉松隆、富田勲、田中カレン、菅野祐悟さんらの名前が出てきます。この取り組みは注目すべきもので、今後もテレビなどで追っていくつもりです。

(本書にある藤岡幸夫さんプロフィール)

   

(参考 目次)

   

   

   


カトリーヌ・マッドセン「CLOSE TO YOU」と浜松駅ビルで鰻の夕食と買物の話題

2021-12-23 19:30:00 | ヴォーカル(E~K)

浜松市のジャズ喫茶「トゥルネラパージュ」に寄った後は、JR浜松駅のビルに行って、鰻で夕食、お土産を買い、岐阜県経由で安曇野市に戻りました。浜松のお土産は、鰻の関係が多いようでしたが、いろいろありました。バラエティに富んだ選曲のアルバム。

KATRINE MADSEN (カトリーヌ ・マッドセン)
CLOSE TO YOU (STUNT 2003年、2004年録音)

   

デンマークのカトリーヌ・マッドセン(vo, 1972年生)は、既に10作以上のアルバムを発表しているベテランヴォーカリストです。アン・バートンに似た落ち着きのある雰囲気を持っている歌、特にバラードは、気に入っています。これもそういったアルバムで、冬のこの時期に似合います。

メンバーは、カトリーヌ・マッドセン(vo)、ステファノ・ボラーニ(p)、イェスパー・ボディルセン(b)、モーテン・ルンド(ds)、Hans Urik(ts, alto flute, Harmonica)、Morten Lundgren(tp)。ボラーニ以下伴奏陣も充実していますが、基本的にマッドセンの伴奏に徹していて、歌を邪魔することがありません。

曲目は次のとおり。

The Look Of Love (Burt Bacharach) 
Just Close Your Eyes (Katrine Madsen)
And I Love Her (John Lennon)
Close To You (Burt Bacharach)
Save Your Love For Me(Buddy Johnson)
In A Sentimental Mood (Duke Ellington)
Angel Eyes (Matt Dennis)
The Very Thought Of You (Ray Noble)
Be Still My Heart (Katrine Madsen)
10  Once Upon A Summertine (Eddie Barclay)
11  Go Now (Katrine Madsen)
カトリーヌ・マッドセンの自作が3曲で、あとはよく知られた曲ばかりです。バート・バカラック、ビートルズ、デューク・エリントン、マット・デニスらのものが取り上げられています。

冬の静かな夜に、ワインやウィスキーを傾けながら、しみじみと聴きたいアルバム。カトリーヌ・マッドセンのアルトヴォイスが魅力的で、語りかけるようにバラードを歌い、エレガントなムードが溢れています。「The Look  of  Love」、「And I Love Her」、「In A Sentimental  Mood」、「Angel Eyes」と、名曲のメロディを大事にしながらも、自分の個性も出していて好感が持てます。マッドセンのオリジナル3曲は、収録スタンダード曲と違和感なく聴けてしまい、彼女の才能の豊かさにも気づかされました。

   

ライナーノートにある別のポートレート写真。

【浜松駅ビル「メイワン」の鰻「うおかっちゃん」など】

MAY ONEと名付けられた駅ビルが見えます。

駅ビルから見た浜松市街地の様子

レストラン街で、鰻を食べようと「うおかっちゃん」というお店に入りました。

うな重です。

美味しくいただきました。浜松で鰻を食べているというシチュエーションだけで、特別感がありました。

1階の新幹線乗り場近くでお土産を購入。

おなじみの「うなぎパイ」です。

鰻だけでなく、いろいろありました。これは、抹茶&いちごのバウムクーヘンです。静岡と言えばお茶も有名なので、いいかと思って買いました。

製造は、静岡市でした。まあ、同じ県内なのでよいでしょう。

【浜松駅ビル メイワン】

ホームページ:浜松駅ビル メイワン (may-one.co.jp)


静岡県浜松市のジャズ喫茶「トゥルネラパ―ジュ(Tournez La Page)」を初めて訪れました。

2021-12-22 19:30:00 | ジャズ喫茶

12月18日に出かけた静岡県のジャズ喫茶巡りの2軒目は、浜松市の「トゥルネラパ―ジュ」です。浜松駅から近い一等地に所在するビル内にお店があります。外観に驚いたのですが、内部はもっとすごいものでした。

クラシックを聴かせる名曲喫茶の現代版といった趣のある店内でした。飲食物が美味しくて、普通の喫茶店といってもよく、高い天井と高級なオーディオ装置で、ジャズも良く鳴っていました。浜松は車では遠いと思ったのですが、行って良かったお店です。

   

外観。

入口を入ったところです。左にテーブル席があります。普通に喫茶店として使えるスペースです。

右手にはカウンター席。ジャズ関連の漫画本が置いてありました。

奧に進んで、階段を下りる手前から撮影。リスニングルームといった趣でしょうか。

スピーカーに向かって左側の壁には、レコードジャケットが展示してあります。リクエストも受け付けてもらえます。

右側の壁。天井が高く、少なくとも2階分くらいの高さはありそうでした。

アヴァンギャルド製のスピーカー。上には、スクリーンがあって、バスター・キートンの無声映画が放映されていました。

スピーカー。Avantgarde Trio + Basshorn 6

  

レコードプレーヤー AVID Acutus 

   

CDプレーヤー Esoteric UX-1 プリアンプ  Accuphase C2800 パワーアンプ Accuphase A60

レコード棚

レイ・ブライアント(p)の「Alone at Montreux」がかかりました。

続いては、J. J. ジョンソンの「Dial J. J. 5」がかかりました。トロンボーンの再生音がまろやかで輝かしく、このシステムは、とりわけホーン楽器の再生ぶりが良いように思いました。それにしても、J. J. ジョンソンのプレイが素晴らしい。

バスクチーズケーキとブレンドコーヒーを注文

コーヒー。たっぷりでした。

 

バスクチーズケーキ。しっとりとしながら、味がしっかりとしていてかなり美味しい。

リスニング席。

帰りがけに入口を撮影。

帰りがけにビルを撮影。

【トゥルネラパ―ジュ(Tournez La Page)】

住所:静岡県浜松市中区板屋町628 
電話:053-455-7100
ホームページ:浜松市の喫茶店トゥルネラパージュ | トップ (tournezlapage.jp)