久保利先生が南の島が大好きという話をしたが、バーディーの最大の趣味は、熱帯の島でのダイビング・シュノーケリングである。実際、私は、先月末から1週間、タイのナン・ユアン島で過ごしてきた。ナン・ユアン島は、3つの小島が砂洲で繋がった、珊瑚礁から成る美しい島で、タイでも1,2を争う美しい海を誇る(写真はhttp://www.w-t.jp/index.htmから引用)。サラリーマン時代に日帰り旅行で出かけ、一度泊まってみたいと思っていた島である。
島はタイ財務省の所有で、ナン・ユアン島ダイビング・リゾートが島で唯一の宿泊施設である。島の環境保護のため、一切のプラスチック類は持ち込み禁止、ゴミは持ち帰り、シュノーケリングの際もフィンの着用が禁止される。
タイへの旅行は実に5年ぶりである。この5年間、何をしていたかというと、最初の1年間は、留学資金をためるため、旅行をはじめとする一切の金のかかる趣味を断っていた。当時の私は、朝5時に起きて出勤までの間、英語の勉強を行うという生活。当時鹿児島にいたのだが、今でも「鹿児島」という言葉を聞いただけで当時のことを心と体が思い出し、ほとんど泣きそうになる。
会社を辞めた次の1年間はアメリカで暮らし、その後の1年間は(再)就職活動や大学院の受験等、その後の2年間はロースクールに通いながら現行司法試験の受験。要するにこの間、最初の1年間を除いて収入はない。そもそも、貯金の大半も、学資や生活費に費やしている。残り少ないたくわえの中から、今回の旅行資金を捻出したのである。このような無茶ができるのは、来月からは司法修習生として、給与を支給されることになっているからである。もうこれ以上貯金が減ることはないはず、ないかも、ないよね……。
…5年ぶりのナン・ユアン島は、昔と変わらない竜宮城のままだった。
(つづく)
島はタイ財務省の所有で、ナン・ユアン島ダイビング・リゾートが島で唯一の宿泊施設である。島の環境保護のため、一切のプラスチック類は持ち込み禁止、ゴミは持ち帰り、シュノーケリングの際もフィンの着用が禁止される。
タイへの旅行は実に5年ぶりである。この5年間、何をしていたかというと、最初の1年間は、留学資金をためるため、旅行をはじめとする一切の金のかかる趣味を断っていた。当時の私は、朝5時に起きて出勤までの間、英語の勉強を行うという生活。当時鹿児島にいたのだが、今でも「鹿児島」という言葉を聞いただけで当時のことを心と体が思い出し、ほとんど泣きそうになる。
会社を辞めた次の1年間はアメリカで暮らし、その後の1年間は(再)就職活動や大学院の受験等、その後の2年間はロースクールに通いながら現行司法試験の受験。要するにこの間、最初の1年間を除いて収入はない。そもそも、貯金の大半も、学資や生活費に費やしている。残り少ないたくわえの中から、今回の旅行資金を捻出したのである。このような無茶ができるのは、来月からは司法修習生として、給与を支給されることになっているからである。もうこれ以上貯金が減ることはないはず、ないかも、ないよね……。
…5年ぶりのナン・ユアン島は、昔と変わらない竜宮城のままだった。
(つづく)