Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

秘島めぐり(その4)

2006年03月23日 07時18分51秒 | Weblog
 今日は通訳アルバイトの最終日。
 さて、昨日、トラックバックに気付いたのだが、そういえば「秘島めぐり(その2)」のところで、テンペストの中の有名なくだりを引用し忘れていたのを思い出した。

Like the baseless fabric of this vision,
The cloud-capped towers, the gorgeous palaces,
The solemn temples, the great globe itself,
Yea, all which it inherit, shall dissolve,
And like this insubstantial pageant faded,
Leave not a rack behind. We are such stuff
As dreams are made on; and our little life
Is rounded with a sleep.

大地に礎を持たぬこの幻の世界と同様、
雲を貫く摩天楼も、豪奢を誇る宮殿も、
荘厳極まる大寺院も、巨大な地球そのものも、
そう、この地上にある一切のものは、結局は溶け去って、
いま失せた幻影と同様、
あとには一片の浮雲も残しはしない。われわれ人間は
夢と同じ糸で織り成されている。そして、はかない一生の
仕上げをするものは、眠りなのだ。


 この部分が最も有名であろう。シェイクスピア明言集などには必ず入っているはずである。
 さて、ほかにも、「(船が難破して)骨は海の珊瑚となる…」という表現もあった。そういえば、ビーチに散乱するサンゴの破片は、人骨に似ている。シェイクスピアの想像力には、今更ながら脱帽するばかりである。

コメント
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