Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

バッハ狂時代(その2)

2006年03月22日 08時12分22秒 | Weblog
 バッハに傾倒することは、バーディーにとっては、グレン・グールドに傾倒することとイコールである。というわけで私は、グールド全集(CD)の大半を持っているのである。
 コンサートをやらず、練習もほとんどせず、夜も余り寝ないこの変人について知るには、自著もたくさんあるが、ミシェル・シュネデールの「グレン・グールド孤独のアリア」を読むのが一番良いと思う。
 …ところで私は、ニューヨークに行くときに必ず訪れることにしている場所がある。それは、ジュリアード音楽院である(リンカーン・センターの敷地内にある)。そこでは、未来の世界的芸術家(音楽家、俳優、ダンサーなど)の卵、要するに才能ある子供たちが、日夜レッスンに励んでいるのを垣間見ることができるのである。その光景をみることによって、自分のだらけた日常がリセットされ、改めて「オレもがんばらなきゃ」という気分になるのだ。
 グールドも若い頃、ジュリアード音楽院で研鑽に励んだ時期があった。ところが、彼は、この音楽院を忌み嫌っていたらしい。これは意外な事実である。ふーむ、今日はその理由について調べてみるとするか。

「言葉が尽きたところから、音楽がはじまる」(フランツ・リスト)

                                             (つづく)
 
コメント
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