Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

カルぺ・ディエム

2006年11月04日 17時01分33秒 | Weblog
 前掲の「ギリシア・ローマ格言集」より。
 「(今日という)日を摘み取れ」と訳されている。ノーベル賞作家ソール・ベローの小説「その日をつかめ」でも有名である。
 さて、司法修習生の連休の過ごし方も、それぞれの生活状況を反映して興味深い。既に就職の決まった人も、そうでない人も、「今日という日を楽しめ」とばかり、両親や恋人とテーマ・パークに出かける。やはり日本は平和である。ちなみに、就職活動で1か月分の給料を使い果たした私は、できる限り金を使わずに連休を乗り切ることを余儀なくされた。同僚がややうらやましくもある。
 ところで、万事に心配性で事物の両面を見る習性のあるバーディーは、迫り来る(修習生の)大量の就職難民の出現、はたまた、国際政治の危機などを予見し、「今日をつかむ」どころではない。
 だが、こんな余計な心配はしない方が良い。
 「そういうふうに考えてはいけない。そんなことを考え始めると、気が変になってしまう・・・」(フランソワーズ・サガン)
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古典の快楽

2006年11月04日 09時10分38秒 | Weblog
 バーディーはかなりの読書好きであるが、最近書かれた書物よりも、古典文学の方が好きである。
 1ヶ月くらい前、池袋のジュンク堂で買ったのが、
「ギリシア・ローマ名言集」(岩波書店)
「対訳 シェイクスピア詩集」(岩波文庫)
「租税国家の危機」(シュムペーター著、岩波文庫)
であり、すきま時間を利用してよく読んでいる。
 古典の格言は、いつ読んでも新しい。結局、人間は同じところをぐるぐる回っているものなのだ。
 シェイクスピアはやはり原語で読むべきだ。私は小田島雄志先生の訳も好きだが、これはこれで別の芸術作品である。
 シュムペーターの慧眼にも驚く。かつて、「中小企業経営革新支援法」が制定されたとき、「経営革新」の定義を、彼の説に則って規定したくらい、彼は古くて新しい。今回の発見は、
予算の読み方を知り、国際金融市場での諸過程を注意深く追及していたものならば、少なくとも10年前から世界大戦の到来を知ることができた。
という部分。
 東アジア各国の予算を見ても、軍事費に多額の予算をつぎ込んでいる国がある。しかも、長期的に見て大量の資源を必要とする国でもある・・・。
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