米景気、緩やかに減速続く
【ニューヨーク=発田真人】米景気の緩やかな減速が続いている。10月の住宅着工件数は住宅市場の冷え込みが続いていることを示したが、個人消費は底堅さを保ち、企業の設備投資も堅調だ。米エコノミストの大勢は景気の緩やかな減速がインフレを抑制し、持続可能な安定成長につながるとみている。ただ、住宅減速の消費への波及や原油価格など波乱要因もあり、米連邦準備理事会(FRB)は景気、物価両面から注視を続ける構えだ。米景気は7―9月期の実質国内総生産(GDP)成長率(速報値)が1.6%と2%を下回り、下振れリスクを意識する水準まで低下した。住宅投資が前期比年率で17.4%減少、成長率を1.12ポイント押し下げたのが響いた。 (07:00)
やや心配なニュースである。だが、バーディーがもっと懸念しているのは、一部の識者が予想しているオリンピック後の中国景気の後退であり、これは世界経済に甚大な影響を与えずにはいないだろう。
【ニューヨーク=発田真人】米景気の緩やかな減速が続いている。10月の住宅着工件数は住宅市場の冷え込みが続いていることを示したが、個人消費は底堅さを保ち、企業の設備投資も堅調だ。米エコノミストの大勢は景気の緩やかな減速がインフレを抑制し、持続可能な安定成長につながるとみている。ただ、住宅減速の消費への波及や原油価格など波乱要因もあり、米連邦準備理事会(FRB)は景気、物価両面から注視を続ける構えだ。米景気は7―9月期の実質国内総生産(GDP)成長率(速報値)が1.6%と2%を下回り、下振れリスクを意識する水準まで低下した。住宅投資が前期比年率で17.4%減少、成長率を1.12ポイント押し下げたのが響いた。 (07:00)
やや心配なニュースである。だが、バーディーがもっと懸念しているのは、一部の識者が予想しているオリンピック後の中国景気の後退であり、これは世界経済に甚大な影響を与えずにはいないだろう。