Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

格差社会を考える(その5)

2006年11月22日 23時01分06秒 | Weblog
景気の拡大、戦後最長=「いざなぎ」超える
 大田弘子経済財政担当相は22日、11月の月例経済報告を関係閣僚会議に提出した。景気の基調判断は「消費に弱さがみられるものの、回復している」として、低調な個人消費を背景に1年11カ月ぶりに下方修正したが、回復は続いているとの認識を維持。2002年2月に始まった現在の景気拡大は58カ月に伸び、高度成長期の「いざなぎ景気」(1965年10月から70年7月)を抜いて、戦後最長を更新した。5年近い今回の景気拡大は、輸出や設備投資の増加により企業部門がけん引した。しかし、一般家庭への恩恵の波及は遅れ、個人消費が低迷。年平均の実質成長率も2.4%といざなぎの5分の1にとどまったため、「実感がない」と指摘されているのが特徴だ。
 企業収益の向上とは、例えばトヨタや(中国向け特需で潤う)鉄鋼・造船大手についてのものである。その社会一般への波及効果を考えるに、前者はたっぷりと納税するので、国家財政の改善に寄与してくれるが、後者はちょっと厄介で、社会一般への寄与は大きくない上、北京オリンピック後の失速は必至である。いずれにせよ、総じて労働分配率は上昇していないし、正社員比率の低下にも歯止めがかからない。
 バーディーが個人的に関心があるのが、世帯あたり所得と出生率との関係である。個人的には、豊かな家庭は子供を少なく持ち、貧しい家庭は子沢山で、いわゆる「負のスパイラル」が進行しているように思える。「格差」はますます拡大するかのようである。
コメント
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