Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

混雑、混雑

2006年11月27日 22時54分52秒 | Weblog
 本日、日本で始めてロースクールを卒業して新司法試験に合格した司法修習生の入所式が執り行われた。その数は約1000人!われわれ旧60期修習生とあわせれば、その数は約2500人となる。

新司法試験組どっと、現場悲鳴 法廷に座る場所もなく
 今年初実施された新司法試験に通った約1000人が27日、司法研修所(埼玉県)で司法修習を始める。まもなく裁判、検察、弁護の実務修習のため全国に散るが、旧試験組がすでに修習中で、受け入れる司法の現場はかつてない混雑に。法廷や庁内の修習生のスペース確保が難しく、準備を迫られている。

 今次の司法制度改革に共通しているのは、「とりあえず新制度をスタートさせよう」ということであった。日本における従来の改革は、いつも遅々として進まないものであったが、法曹界だけは例外のようだ。現場の人間としては、応急処置的な対応を余儀なくされるが、こうしたショック療法にもよいところがあるかもしれない。
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民法基本書考

2006年11月27日 22時48分46秒 | Weblog
 最近の日課は、民法の基本書を精読することである。「精読」であるから、あまりたくさんのページを読むことはできない。目下、我妻先生の「債権総論」に取り組んでいるが、改めて、その奥の深さに驚かされる。
 その傍らに置くのは、平井宜雄先生の「債権総論」と原田慶吉先生の「ローマ法」である。これらと読み比べることにより、我妻先生の偉大さとその限界を思い知るのである。
 ここで、我妻先生の「限界」とは、知る人ぞ知る、日本民法を「テキスト(沿革)に即して解釈するのではなく、ドイツ民法学の通説に拠って解釈する」ことを意味する。これは、久しく平井先生らが指摘してきたことである。例えば、イギリス民法に倣った416条を、ドイツ民法流に、相当因果関係理論で説明する、などなど。
 それにしても、我妻先生は、あの時代に、要件事実論についてかなりの知識を持っていたと思われる。ローゼンベルクの「証明責任論」くらいは読んでおられたであろう。
 あー、超人だよ、我妻先生!
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ミニ核兵器:ポロニウム210(その2)

2006年11月27日 07時52分30秒 | Weblog
A Rare Material and a Surprising Weapon (ニューヨーク・タイムズ)
 Burial should be safe, Dr. Cantrell said, because the ground would contain the alpha particles; but cremation might theoretically be dangerous because it could disperse the polonium back into the air.
(カントレル医師は言う。土葬は安全になしうる。なぜなら、土壌はアルファ分子を吸収できるからである。だが、火葬は理論的には危険かもしれない。ポロニウムを空中に飛散させてしまいかねないからである。)

 ちなみに、リトビネンコ氏の検視は、検視官が放射能を被爆しかねないという理由で、いまだになされていない。
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